「マッサージに行っても『肩こりがひどくて指が入らない』と言われる」「慢性的な肩こりで頭痛や指のしびれまで感じる」——そんなつらい症状に悩んでいませんか?
お灸を使えば、マッサージに通わずとも自宅で肩こりを即効で解消できます。この記事では、肩こりに効果抜群のツボ「肩井(けんせい)」の探し方やお灸のやり方を詳しく解説。石のように硬いコリもケアできる方法をお届けします。
1. 肩こりの原因とは?
肩こりの原因は人によって異なりますが、臨床でよく見られるパターンを以下にまとめました。
- 運動不足: 筋肉が硬くなり血行が悪化。
- 事故の後遺症: 過去のケガがコリの原因に。
- 冷え: 首や肩が冷たい風にさらされると血流が滞る。首肩の保温が必須です。
- 負担の大きい姿勢: 長時間のパソコン作業や重い荷物運び。
- 食事の影響: コーヒー、乳製品、白砂糖、人工甘味料などが体内を冷やし、筋肉を縮ませる。
特に「運動もしてるし重い物も持たないのに肩こりがひどい」という方は、食生活を見直してください。冷える食べ物が血行不良を引き起こし、コリを悪化させます。
詳細はこちら: コーヒーや乳製品を避ける理由
ポイント: 肩こりの根本原因は「血の巡りの悪さ」。温めるケアが効果的です。
2. 肩こりを即効で解消するツボ「肩井」の探し方
肩こりを即効で解消するなら、ツボ「肩井」が最適。場所は肩峰と第七頸椎を結ぶ線の真ん中です。

探し方のコツ:
- 左肩が辛い場合、右手を左肩に自然に置く。
- 筋肉が盛り上がっていて「痛気持ちいい」と感じる場所を探す。
- そこがほぼ「肩井」です。正確に測る必要はありません。
このツボにお灸をすれば、硬いコリがほぐれ、頭痛やしびれも軽減します。
3. お灸のオススメ:せんねん灸と生姜灸
自宅で肩こりを解消するには、お灸が手軽で効果的。オススメは以下の2つ:
- せんねん灸: 貼るだけでOK。火を使うタイプがベスト。
- 生姜灸: もぐさを使った伝統的な方法。やり方はこちら: もぐさのお灸のやり方
注意: 火が出ないせんねん灸もありますが、効果は火を使うタイプが上。外出時はホッカイロでも代用可能です。
4. ホッカイロでもいい?お灸との違い
「ホッカイロでも温まるならお灸は不要?」と思うかもしれませんが、効果の深さが違います。
- ホッカイロ: 表面を温めるだけ。深部まで届かない。
- お灸: 体内に浸透し、硬いコリを溶かす力がある。
肩こりを即効で解消したいなら、お灸が断然オススメです。
5. お灸を使う時の5つの注意点
お灸を安全かつ効果的に使うために、次の点に注意してください:
- やけど・火災防止: 周囲に燃えやすい物を置かない。
- 個数を重ねる: 1個では効果薄。5~9個連続で、肩が温まるまで続ける。
- お茶を避ける: お灸後3日以内はお茶を控えて。
- 適度な間隔: 毎日でもOKだが、肌の様子を見ながら。
- 異常があれば中止: 痛みや違和感が出たら中断し、鍼灸師に相談。
6. 肩こり予防に効果的な運動と食事
肩こりを繰り返さないためには、生活習慣の見直しが重要です。
- 運動: 長時間同じ姿勢を避け、軽いストレッチを。
- 食事: 冷える食品(コーヒー、乳製品など)を控え、温かいものを摂る。
お灸と併用すれば、石のような肩こりも2~3週間で柔らかくなり、頭痛も解消します。ただし、お灸後にアイスを食べるなど冷える行動はNG。食事→運動→お灸の順が理想です。
食事の変えるのが第一位!
当院の禁止物を再び食べ始めて、また同じ痛みに襲われた方はたくさんいます。関連症例は以下をご覧下さい。体調不良は食べ物・飲み物の間違いで起きる。アイス、コーヒー、乳製品、チョコレートで病気が再発or治りにくい女性たち。
お灸で改善しない場合の選択肢
お灸を続けても効果が薄い場合は、鍼灸治療を検討してください。肩こりは鍼治療で簡単に改善できます。ただし、中国鍼は痛くて響きが強いので、ある程度の覚悟が必要です。美容鍼みたいに痛気持ちいいものだと思ったら大間違い。
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