
こんにちは、李哲です。
胸焼けや胃もたれ、胃のムカムカといった不快な症状は、鍼治療で驚くほど早く改善できます。市販薬のガスター10に頼る前に、鍼の即効性を体験してみませんか?今回は、40代女性の逆流性食道炎の症例を通じて、鍼治療の効果を詳しくご紹介します。
患者さんの症状:胸焼け・胃もたれ・喉の不快感
40代の女性患者さんが来院されました。主な症状は以下の通りです:
・2日前から続く胸焼け
・胃から喉までのムカムカ感
・胃もたれによる不快感

これらの症状から、逆流性食道炎が疑われました。胃酸が食道や喉まで逆流することで、強い不快感を引き起こしていたのです。
使用したツボと鍼治療のポイント
今回の治療では、以下のツボを中心に鍼を施しました:
・中脘(ちゅうかん):胃の機能を整え、胸焼けを緩和
・足三里(あしさんり):消化機能を高め、胃もたれを改善
・公孫(こうそん):胃酸の逆流を抑える
本来は内関(ないかん)も使用したかったのですが、患者さんの姿勢の都合で今回は見送りました。軽度の症状なら中脘だけで十分な場合もありますが、患者さんが頻繁に来院できないため、効果を最大化する3つのツボを選びました。また、逆流性食道炎以外の自覚症状にも対応するため、補助的なツボも併用しています。
治療後の驚くべき効果
30分の鍼治療後、患者さんがお茶を飲みながら驚きの声を上げました。「鍼ってこんなに即効性があるんですか?さっきまで喉まで気持ち悪かったのに、今は胃の上部まで下がって、不思議な感じです。まるで魔法みたい!」
この患者さんは元々アトピー治療で鍼を受けていましたが、1回の治療でここまで劇的な変化を感じたのは初めてだったそうです。
鍼の即効性とその仕組み
患者さんの反応を受けて、私は次のように説明しました。「鍼は特に痛みや胃腸のトラブルに対して即効性があります。子宮筋腫やアトピー、腫瘍などは徐々に改善しますが、胸焼けや胃もたれのような症状は1回で大きく変わることが多いです。」
患者さんは鍼の効果に驚き、帰宅時も「本当に不思議!」と笑いながら話していました。
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逆流性食道炎は鍼で改善可能
胸焼けや胃もたれ、逆流性食道炎は鍼治療で十分改善可能です。中医学では、胃がんのような重い疾患にも対応できるため、逆流性食道炎は比較的軽い症状として扱われます。鍼治療を試してみる価値は大いにあります。
胸焼けや胃もたれでお悩みの方は、ぜひ鍼治療を検討してみてください。1回の施術で「魔法のような」変化を実感できるかもしれません!
(おわり)

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