
こんにちは、李哲です。
今日は簡単な鍼治療の結果を紹介します。
2025年4月22日。
60代の女性患者さん。
彼女から聞いたのは、「2年ぶりに病院で胃カメラをしたら、食道裂孔ヘルニアは前よりだいぶいい。」
彼女本人は食道裂孔ヘルニアは治らないと思って、ずっと心配してました。ところで病院の検査結果はだい良くて心配するほどでもない。
彼女が言うのは、「この1~ 2年で変わったのは鍼をしただけ。他には何も変わってない。だから、食道裂孔ヘルニアが治ったのは鍼のおかげです。」
針治療をするときに、私はずっと彼女に話しました。「食道裂孔ヘルニアは胃の周りを調整すれば治ります。だから心配しないで。」
彼女は半信半疑でずっと針を受けましたが、今回は病院の診断もあるので完全に安心したようです。
食道裂孔ヘルニアは何?
簡単に言うと、胃の一部が横隔膜の穴(食道裂孔)を通って胸部側に飛び出してしまう状態のことです。医学的には「ヘルニア=臓器が本来の位置から逸脱すること」を意味します。
🔍 主な症状
- 胸焼け(胃酸の逆流による)
- 胸部の違和感や痛み
- 食後のつかえ感
- 酸っぱいものがこみ上げる
逆流性食道炎も同じような症状があります。なぜ全然違う病名をつけているのか、私には理解できませんけど。西洋医学が自分の博識と専門性をアピールするためでしょうか。

鍼灸で食道裂孔ヘルニアを治すのには簡単です。お腹の中脘、上脘、巨闕。あとは足三里、公孫、手の内関など。治せるツボはたくさんあります。
西洋医学は制酸剤を投与するか、もしくは手術をします。
鍼灸は?
もちろん投薬もないし、手術もしない。お腹と手足のツボを刺すだけ。そして、食道裂孔にはみ出した組織が、自然に戻る。

「食道に出っ張った組織が自力で戻る?嘘でしょう?」とびっくりする方もいると思いますが、あなたがケガしたとき、体が自然に皮膚とか肉組織を治してくれるでしょう?食道裂孔ヘルニアも同じです。体は生きているシステムで、自分で自分を治す力があるのです。
薬で無理やり胃酸を制御したり、手術するのは根本解決にならない。大事なのは内部環境が変えて、自分で自分を治す力が発揮できる環境を与えることです。
皆さん、自分の体を信じてください。
あなたがサプリメントや西洋薬を飲まない、いろんな無理をしない、早寝早起きしてちゃんとご飯を食べれば、体は自然に自分を治せます。鍼灸、漢方薬が自然治癒力を助ける重要な手段。副作用なしで体をもとに戻せます。


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