妊娠初期の食欲不振、食べ物の味がしない、お腹が張る症状を鍼2回で治した例

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こんにちは、李哲です。
今日は妊娠初期の味覚がおかしくて味がしない、食欲不振、便秘ぎみ、ガスがたまってお腹が張るなどの症状を2回で治した鍼治療例

2018-07-05。
一人の妊婦、妊娠5週目。

主な症状は

  • 食欲がない
  • 味覚が落ちて味がしない
  • 便秘ぎみ
  • お腹にガスと水がたまってポッコリ

典型的なつわりと違って吐き気・嘔吐はないけど、食欲不振として現れていました。

妊娠中のつわりの症状は人それぞれ

妊娠中のつわりの症状は人それぞれ

症状が簡単なので、本数を少なめにしてお腹だけにしました。

天枢、中脘、建里。計4本。
20~30分、針を刺したまま寝てもらいました。鍼を取った後、彼女が言うのは「針を置いている間、胃腸がグルグル鳴っていました。今はお腹空いてきて、なんか食べたいです!」

彼女は立って見て、また喜んでました。
「ポッコリしたお腹が今は凹んでいる。顔の赤みが気になったけど、赤いのも減りました」

私は彼女に説明しました。
「顔が赤いのは大腸の毒素(便秘ぎみ)が原因なので、明日便が出ればもっと良くなります。」

お腹の浮腫は、ほぼ1回の鍼治療で改善できます。臨床でも、しょっちゅう検証されていました。以下は一つの鍼治療例、参考になると幸いです。

2018-7-6
昨日と同じツボ。

鍼する前に彼女が言うのは、「午前中はイマイチだったけど、午後は食欲が出てきて、ご飯が美味しく感じました」

2018-7-7
今日は鍼治療なし。

彼女から報告:
「朝と夜はイマイチだけど、昼は胃がグルグル動いています。味覚が戻り、いつものご飯がめちゃくちゃ美味しくなりました」

鍼治療中にお腹がグルグル鳴り始め、お腹が空いてくるのはよく聞く感想です。以下は末期乳がんで食欲不振になった女性の記事、「鍼してからすごいお腹が空いてきた!」と騒いてました。

2018-7-8
今日は鍼治療なし。

彼女からの報告:
「軽く気持ち悪いのがまだあるけど、前よりはご飯が食べられます」

私は思いましたが、あと数回の鍼治療が必要。
次は内関、公孫など強力なツボを選ぼうと思います。

公孫と内関は、気持ち悪い・吐き気を治す時、効果バツグンのツボです。どれだけ吐き気がしても、改善・完治ができます。以下は一人男性の症例、参考になると幸いです。

妊娠中のすべての体調不良は、鍼で解決できます。

つわりで苦しんでいる女性が多いそうですが、漢方薬・鍼灸にとって難しい症状ではない。と言うか、つわりはもともと病気ではない。妊娠に伴う症状で自然に消えます。ただし、個人差があって長引く人がいる。あまり長引くと妊婦も辛いので、こういう時は漢方薬・鍼灸が役に立ちます。過去の治療例もあるのでご覧ください。

彼女のはあまりにも簡単な症状なので、数本の鍼だけで終わりました。もちろん、この2回で完治したことではないので、引き続きの鍼治療が必要。

ネットを見ると、「妊娠初期・妊娠中に鍼治療は大丈夫?」の質問があります。

このような質問は、私にしないでくださいね。
妊婦さんの症例をアップしているのに、「鍼は大丈夫?」を聞くんですか?

鍼は西洋薬と違って、薬物注入ではない。
妊娠中は安全かつ有効な治療法です。

どんなつらい症状でも相談できるので、近くの信頼できる鍼灸院に相談してみてください。

(おわり)

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