首が痛い・硬くて曲がらないのを数回の鍼で治した症例2つ

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こんにちは、李哲です。

首が硬くて曲がらない・痛いのを治した孫培栄先生1の鍼治療例を翻訳しました。ストレートネックよ、頸椎捻挫よ、様々な病名があるけど、首の痛みであれば鍼で治せます。記事中のツボも参考になると幸いです。

症例1:首が硬くて曲がらない患者、3回で治した

李君、37歳。山東省平度出身。
住所は台北市松江路。

首が硬くて両目がまっすぐになり、頭は後ろにそれない。首は左右に曲がらなくて、痛くてつらいそうです。

治療に来たのは、1963年6月24日。

刺したツボは大チュウ、風池、絶骨、風門。
3回で治癒しました。

症例2:薬とマッサージで首の痛みがひどくなった患者、鍼で治った

彭君、55歳。湖北出身。
住所は台北市南京東路3段。

首が硬直して3ヶ月。
西洋薬の注射とマッサージをしたけど、逆にひどくなりました。

ほかにある症状は、

  • 息がたくさん吸えない
  • 咳してもスッキリ出ない
  • 安心して寝られなくて苦痛

治療に来たのは、1967年5月14日。
上に書いたツボは刺して、徐々に治癒。

李哲の感想

大チュウ、風池、絶骨、風門は首肩にあるツボで、唯一に絶骨穴が足にあるツボです。

首肩にあるから、首肩コリを治すのは理解できるでしょう。

絶骨穴は足にある胆経の絡穴。
胆経は首肩を通っているので使われています。実際に絶骨穴は、急性の寝違えとか首の痛みに良く効きます。絶骨穴だけで首肩の痛みを治した例は以下をご覧ください。あなたはきっと目からウロコです。

自分でお灸する場合は、首肩の痛いところにお灸を7個、9個くらい連続でやれば硬結が柔らかくなって、首肩コリが徐々になくなります。お灸の場合、日にちはかかると思いますが、副作用がないので、ぜひやってみて下さい。鍼が怖くなければ、鍼も同時に受けると良いですね。

  1. 孫培栄先生は台湾4大鍼灸名人の一人です。出身は山東省臨沂県。おじさんの銭曽文医師の門下で鍼灸を習い、最終的に台湾でもっとも有名な鍼灸医になりました。孫培栄先生は最期まで40人くらいの弟子を教えました。中で有名な弟子は周左宇、孫宝林、武仲瑛。

    著書としては、『孫培栄鍼灸験案』があります。私も勉強していて、中の治療例を翻訳してアップしたりもします。

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