朝起きると背中が痛い(真ん中)89歳の女性、鍼1回で治った

こんにちは、李哲です。
急に背中の真ん中が痛くなったのを治した例を紹介します。症状がシンプルで、治療方法も簡単だったので、短めに書きます。

2025-12-26。
1人の常連さん、89歳の女性。

ベッドに仰向けになった時、彼女は突然話しました。
「朝起きると背中の真ん中がすごく痛くなってますが、寝違えたでしょうか?」

1週間前まではなかった症状だから、急にどこかで冷えたかも知れません。

彼女は呻きながら体を横にして、背中の痛い場所を教えてくれました。私が見たら、背中の真ん中、だいたい膈兪穴あたり。

背中の真ん中にある膈兪穴の位置を図示したイラスト。赤丸で膈腧(かくゆ)と表記。
患者さんが痛みを訴えた場所は、背中の真ん中・膈兪穴(かくゆけつ)付近です。

ただし、彼女が指したのは骨なのか、骨の隣なのか、よくわからない状態でした。でも関係ないです。鍼が数本増えるだけで、包括的にまんべんなく治療ができます。

最初に鍼をしたのは、後渓。瀉法を行いました。回したとき、彼女は思わず悲鳴。その後、「背中を動かしてみてください。」と伝え、 彼女は動かした後に話したのは「痛みが減りました!すごく痛いのは治ったけど、まだ少し痛いです。

今回は後渓で補法を行いました。これで痛みはさらに軽減。

ところで、彼女に動かしてもらったら痛みはまだある。
やっぱり痛めたのは督脈だけではない、と私は判断。

続けて刺したのは、両足の足三里、足臨泣、束骨。以下は当時の施術画像。

足三里に鍼を刺した実際の施術写真。赤文字で足三里と表記。背中の真ん中の痛み治療に使用。
督脈隣の夾脊穴の痛みを軽減するため、両側の足三里に鍼を刺しました。
足臨泣、束骨、太衝に鍼を刺した実際の施術画像。赤文字で各ツボ名を表記。急な背中の痛み(真ん中)を治療。
背中の膀胱経の痛みを取るため、足臨泣・束骨・太衝を使用。治療後、痛みはほぼ消失しました。

その後、彼女に確認してもらったら残りの痛みはほとんど消えて、気にならないレベル。

私は彼女を慰めました。
「鍼を置いてる間に全部消えるので安心して寝てください。」

30分後、全ての鍼を取って、彼女はお茶を飲み終わったあと、何もなかったように帰りました。

上記のツボを刺した理由を簡単に表にしたので、参考になると幸いです。

ツボデメリット
後渓督脈を調整する
足三里+足臨泣督脈隣の夾脊穴の痛みを治す
束骨背中の膀胱経の痛みを治す

夾脊穴の痛みに関しては、腰のサイドが痛い「夾脊痛」は鍼2回で治った症例が参考になります。


さっきまで痛くて寝返りもできてなかったのに、数本の鍼で補瀉を行ったあと、一瞬で痛みがゼロ。魔法使いだと言われるかも知れませんが、これは鍼本来の効果で、ちゃんとツボを刺せば誰でも実現できます。

胃が痛い、頭が痛い、腰が痛い、肩が痛い…
あなたのどこが痛いか関係なしで、鍼は即効性に優れています。

痛みが取れなくて困っている方、ぜひ中国鍼を試してください。鍼を回したときは「キャーキャー」叫ぶけど、帰るときは全身が軽くなります。

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