【※本記事は2020-07-09更新しました】
こんにちは。李哲です。
台湾の有名な鍼灸医:孫培栄先生*1の鍼灸治療例を翻訳しました。参考になると幸いです。
口の中が苦くて、ベロが乾くのが鍼1回で治った
應さん、女性、59歳。
出身は河北。住まいは永和環河西路四巷。
口の中が苦い、舌が乾く症状は一ヶ月くらい続いています。
治療に来たのは1972年2月1日。
当時鍼をしたのは復溜、関衝、二間、計3つのツボ。
1回で治りました。
李哲の解釈と感想
『鍼灸大成』(明・楊継州 著作)に載せているのは、「復溜去舌乾口燥之悲」。
直訳すると、舌と口の中が乾くときは、復溜一つで治療できる。
口が苦くてベロが乾くのは、「三焦」の熱が主な原因です。
だから、関衝を刺す。
二間は上半身の熱に有効。
復溜穴は腎機能を強くする作用があるので、臨床で私もよく使います。私のオジサンに鍼をした時は、叫んで笑うしかなかったです。関連記事は以下をご覧ください。
舌が乾く人はまだ診たことがないですが、口の中が苦い患者は診たことあります。幸いにも、1回で治りました。病院では何回で治せるか知りませんが、鍼灸の場合は数回で治ります。
◆虫垂炎と胆嚢炎を手術しないで、鍼4回で治した例。虫垂炎と胆嚢炎の原因も分析。
◆舌癌の女性、口から黒い血を吐いて、不眠症が良くなり、食欲も戻ってきた。女性の声しか聞こえない男性、左耳の聴力は完全に回復
*1:孫培栄先生のご紹介は、眼瞼下垂は手術いらない!数回の鍼で眼瞼下垂を治した症例2つ【孫培栄先生の治療例】をご覧ください。
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