
ホルモン補充療法の危険性と漢方薬の可能性
こんにちは、李哲です。
アメリカの著名な中医師、倪海夏(ニハイシャ)先生1の治療例、乳癌與骨質疏鬆(2008年8月10日発表)を基に、ホルモン補充療法の副作用と漢方薬の可能性を解説します。
更年期障害の緩和や骨粗しょう症の予防を謳うホルモン補充療法や低用量ピルは、医師が処方するから安全だと信じがちです。しかし、西洋医学は副作用を隠していることがあります。ホルモン補充療法の主な副作用は、乳がんや骨粗しょう症です。以下の症例を通じて、その危険性と中医学の有効性を詳しくお伝えします。
ホルモン補充療法の副作用:乳がん・骨粗しょう症の症例
2008年10月8日、長年の患者である80歳のアメリカ人女性がジョージア州から私の診療所を訪れました。彼女は1年前、乳がんと診断され、右乳房の全摘出手術を受けました。その後、抗がん剤治療を続けましたが、がん細胞の転移を抑えることはできませんでした。
さらに、骨粗しょう症が進行し、右股関節がもろくなり、人工関節置換手術を受けたため、まともに歩けません。毎回、娘さんが付き添って診察に来ていました。

今回の来院理由は、全摘出した右乳房の傷口が破裂し、鮮血と膿が漏れていたためです。彼女の顔は緊張と痛みで青ざめ、額には青筋が浮かんでいました。この状態を見て、私は深い悲しみを覚えました。
彼女の病気の原因は、30年前に始めたホルモン補充療法です。更年期が近づいた頃、西洋医学の医師に「ホルモン補充療法は肌の艶を保ち、骨粗しょう症を予防し、更年期障害を緩和する」と勧められ、彼女はそれを信じて長年飲み続けました。
しかし、結果は真逆でした。全身の骨がもろくなり、人工関節が必要になり、乳がんを発症。さらに、がんは再発を繰り返しています。
私は彼女の状態を診て、余命は約3ヶ月と推測しました。彼女は骨粗しょう症で日常の動作も難しく、乳がんの再発で極度の恐怖に苛まれています。それでも、私は彼女の最後の希望として、中医学の知識を総動員し、延命治療に全力を尽くします。
可能性は低いものの、漢方薬で少しでも生活の質を向上させたいと考えています。
李哲の解説:医療の選択は生死を分ける重要な決断です。患者さんは医師の言葉を鵜呑みにせず、慎重に考える必要があります。以下の記事で、病気治療の重要な考え方を解説しています。 最高の病院は自宅。最良の薬は家族の愛…病気治療で大事な考え方
ホルモン補充療法は骨粗しょう症予防にならない
「ホルモン補充療法は骨粗しょう症を予防する」という西洋医学の主張は、臨床経験から見ると誤りです。多くの患者がホルモン補充療法を受けた結果、骨粗しょう症を発症し、一部は乳がんにも罹患しています。この情報は事実上、詐欺的と言えるでしょう。

女性の皆さんに質問です。肌の艶を保ちたいなら、漢方薬や鍼灸が安全で効果的です。ホルモン補充療法は乳がんや骨粗しょう症のリスクを冒す価値がありません。なぜなら、漢方薬は副作用が少なく、自然に体を整え、美容効果も期待できるからです。ホルモン補充療法のハイリスクな選択は避けるべきです。
李哲の解説:漢方薬や鍼灸は美肌や美容に効果的です。副作用のリスクなく、健康的に美を保つ方法を以下の記事で解説しています。 顔のくすみが減り、小顔になった夫婦の感想から、美容鍼の仕組みを解釈
ホルモン補充療法の被害:乳がん・骨粗しょう症の実例
アメリカでの臨床経験から、ホルモン補充療法の被害者を数多く診てきました。多くの女性が長期間のホルモン補充療法により、骨粗しょう症で骨がボロボロになり、人工関節手術を受け、乳がんにも苦しんでいます。彼女たちは、若い頃に医師の「安全で効果的」という言葉を信じた結果、晩年に深刻な病気を抱えることになりました。
ある患者は涙ながらにこう訴えました。「ホルモン補充療法の危険性を全世界に伝えてほしい。私はボランティアに人生を捧げ、誰にも害を及ぼさなかったのに、晩年はこんな悪夢に苦しめられている。納得できない。」
彼女は、若い世代が同じ過ちを繰り返さないよう、私にこの事実を広めることを託しました。私はその願いに応え、ホルモン補充療法のリスクを伝え続けます。
西洋医学の医師は、ホルモン補充療法を「更年期障害の救世主」と宣伝しますが、実際には多くの患者がその副作用で苦しんでいます。この現実は、もっと広く知られるべきです。
李哲の解説:抗がん剤治療で苦しむ患者を見て、漢方薬を選ぶ女性もいます。以下の記事で、漢方薬がどのように改善に役立つかを解説しています。 腎不全、漢方薬治療が人工透析よりも良くて病院の先生が驚いた
漢方薬で乳がんの痛みを5年間ゼロに
私の患者である乳がんステージ4の女性は、西洋医学の治療を一切受けず、漢方薬だけで5年間痛みなく生活しています。彼女は生まれつき痛みに敏感で、筋肉注射すら避けてきました。漢方薬治療を始めてから、乳がんのしこりは徐々に縮小し、腐った傷口も回復しつつあります。
西洋医学の医師は「腐った肉を切り取る手術」を提案しましたが、彼女はこう拒否しました。「痛みがないのに、なぜ切り取る必要があるの?手術で痛みが出たら耐えられないから嫌だ!」彼女のこの決断は、漢方薬が彼女の生活の質を保つ鍵でした。

彼女は明るい性格で、診察中も冗談を飛ばし、乳がんでも暗い気持ちになりません。彼女がくれた巨大なレモンは、私の記憶に残っています。そのレモンは、漢方薬の煎じかすを肥料にした果樹園で育ったもので、近隣の人々もその大きさに驚いていました。彼女は笑いながらこう言いました。「抗がん剤を肥料にしたら、木はとっくに死んでいたわ!」
彼女のケースは、漢方薬が乳がん患者の痛みを抑え、生活の質を維持する可能性を示しています。西洋医学の抗がん剤治療では、患者はしばしば副作用で苦しみますが、漢方薬は自然に体を整え、穏やかな改善を促します。
李哲の解説:西洋医学のがん治療で「死んだほうがマシ」と感じる患者もいます。中医学が生活の質を保つ理由を以下の記事で解説しています。 乳がん・肝臓がん・すい臓がんの中医学治療は西洋医学より効果的 乳がんステージ4でも4年以上元気!漢方薬で肺・骨転移を改善
彼女の果樹園の話は、漢方薬の自然な力を象徴しています。抗がん剤のような強い化学物質は、果樹を枯らすように体を傷つけることがあります。一方、漢方薬は体に優しく、長期的な健康を支える可能性があります。
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倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

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