唇に突然できるヘルペスは、痛み・腫れ・見た目の不快感で日常生活に大きなストレスを与えます。
「早く治したい」
「薬を使ってもなかなか治らない」
そんな悩みを抱える方は少なくありません。
今回は、唇のヘルペスが鍼治療1回で劇的に改善した40代女性の症例をご紹介します。 中医学の経絡調整により、治療直後に痛みと腫れがほぼ消失した興味深いケースです。
症例概要: 40代女性の唇のヘルペス
日付: 2022年10月25日
患者: 40代女性(当院の常連)
この日、患者さんが訴えたのは「唇に突然ヘルペスができて、腫れて痛い」という症状。下唇の右側には白い水疱が2~3個あり、見た目にも不快感を伴っていました。
ヘルペスは私にとって初めての治療症例でしたが、中医学の理論を基にアプローチを試みました。
中医学に基づく診断と治療
中医学では、唇は脾臓が司る部位とされています。また、腫れや痛みは心臓の虚熱(エネルギーのバランスが崩れて生じる熱)が原因である場合が多いと考えます。そこで、以下の治療方針を立てました:
| ツボ名 | 所属経絡 | 目的・効果 | 使用法(瀉法など) |
|---|---|---|---|
| 公孫 | 脾経 | 脾の機能調整、湿の改善 | 瀉法 |
| 内関 | 心包経 | 心の火を鎮める、炎症を抑える | 瀉法 |
| 神門 | 心経 | 心の虚熱を下げる、精神安定 | 瀉法 |
| 曲池 | 大腸経 | 全身の炎症を鎮める | 瀉法 |
| 外関 | 三焦経 | 免疫調整、炎症軽減 | 瀉法 |
外関の消炎鎮痛作用がどれだけ強力かは、風邪で喉が熱くて痛い女性、外関を刺してすぐ治った症例を見れば分かります。
ヘルペスはなぜ繰り返すのか?中医学の考え方
- 心火:ストレスや睡眠不足で心の火が強くなると、口唇に熱が集まりやすくなる
- 脾の弱り:脾が弱ると湿が停滞し、ヘルペスの水疱ができやすくなる
- 免疫の乱れ(衛気):衛気が弱るとウイルスが活性化しやすくなる
- ストレス・疲労:体力が落ちると再発しやすい
治療後の驚くべき効果
鍼治療後、患者さんが漢方茶を飲む際に驚きの声を上げました。
「腫れが引いて、痛みがなくなった!本当にすごい!」
治療直後、唇の腫れと痛みが劇的に軽減し、患者さんは大変喜んでいました。触れるだけでも痛かった唇が、1回の治療で快適になったのです。
以下、治療前後のまとめです。
- 治療前:触れるだけで痛い、白い水疱2〜3個、腫れあり
- 治療後:腫れが引く、痛み消失、飲み物を飲んでも痛くない
唇の腫れ・痛みだけではなくて、ほかの部位の腫れ・痛みにも鍼は有効です。例えば中耳炎。
そうです。
また炎症を収めるナンバーワン隊員:外関穴が登場しました。
なぜ即効性があったのか?
今回のケースでは、ヘルペス発症からすぐに鍼治療を受けたことが、早期改善につながったと考えられます。発症直後の治療は、症状の進行を抑え、回復を早める可能性が高いです。
また、患者さんが以前から鍼治療に慣れていたことも、効果を高める要因だったかもしれません。
ヘルペスと鍼治療の可能性
唇のヘルペスは、病院の薬では数ヶ月かかっても改善しない場合があります。一方、鍼治療は副作用がなく、痛みや腫れを迅速に緩和できる可能性があります。
鍼治療のメリットは以下のとおり。
- 副作用がない:薬が使えない人でも安心
- 即効性がある:炎症が強い時ほど効果が出やすい
- 体質改善ができる:再発しやすい体質を根本から整える
- 再発予防につながる:心火・脾の弱りを改善することで再発を防ぐ
過去の関連記事
でも、漢方の有効性を紹介していますが、今回の症例はまさにそのタイミングで発生した興味深い例でした。
患者さんの声と鍼灸師としての喜び
この患者さんは、鍼の即効性を過去にも体験していましたが、今回の結果には特に驚きと喜びを感じていました。
唇の痛みは日常生活で非常にストレスになるため、1回で改善したことは患者さんにとっても私にとっても大きな喜びでした。
📗関連記事:唇の乾燥を改善した鍼治療例
ヘルペスでお悩みの方へ
ヘルペスは早期治療が改善の鍵です。 当院では中医学に基づく鍼治療で、痛み・腫れの根本改善を目指します。
再発を繰り返してお困りの方は、一度ご相談ください。
お問い合わせはこちらからどうぞ。

コメント