こんにちは。李哲です。
2番めのおばさんの追跡記録です。
2017年8月4日。
おばさんが言うのは、前回の鍼したあと、2~3日はすごくよく寝れた。
昨日は長時間の立ちっぱなしの仕事で疲れている。たくさん寝たけど、まだまだ眠い感じ。
前回のひどい歯の痛みは、だいぶ良い感じ。
でも、この前また旦那さんが良かれと思って、扇風機を回してくれた。扇風機の風に当たってから、おばさんはまた体調がちょっと悪くなったそうです。
おばさんが言うのは、「扇風機の風とか嫌だね。皮膚が嫌がる。
背中も冷たい風に当たると、すぐゾクゾクして風邪を引いちゃうんだ。」
私は話を聞いてすぐ分かりました。
これはいわゆる『衛気』が足りないからです。
『衛気』とは、皮膚の表面と血管の外側を回る気で、皮膚の穴を開けたり閉めたりする。
これで自動的に体温調節をして、老廃物を皮膚から汗として出します。
『衛気』が足りないと、動いてなくても汗をかく。若しくは動いても汗をかかない。どちらも病的です。
おばさんの身体は本当に問題だらけ。
万年の冷えに生理痛、偏頭痛、頭がぼっとする、肩コリ、目の奥が痛い、老眼、腰痛、坐骨神経痛、身体がだるい、体重が増える一方、子宮がん…
膝裏の筋の痛みが良くなったら、今度は中耳炎。中耳炎がまだ治ってないのに、今度は水虫で夜は痒くて寝れない.歯の痛みで顔半分が痛い。
不調のオンパレード。
修復には時間がかかりそうです。
前回、お尻が痛い(坐骨神経痛)というので、環跳穴を刺したらほぼ消失。少しだけまだ残っている感じ。
今日も同じように、環跳から刺し始め。
うつ伏せでは、腎兪、京門、大チュウ、天柱、陰谷、委中、委楊。
陰谷、委中、委陽を刺したのは、おばさんがこの一直線に並んだ3つを刺した時、膝裏の痛みが消えるのが一番著しかったと言うので。
ただし、この3つはめちゃくちゃ響くから、おばさんは嫌だなーと言ってました。
特に委中は、踵からお尻の方まで全部しびれるそうです。
仰向けでは前回とほぼ同じツボ。
陰陵泉穴がかなり響いて、うめいてました。
私はおばさんに説明したけど、これは尿をよく出すツボ。
そしたら、おばさんが言うのは、最近は尿がすごくよく出るよ。
尿が出れば、あとはむくみと体重も下がるでしょう。
おばさんはストレスが溜まると、大食いに走るというので、今日は中脘.内廷などを刺しました。内廷はある程度胃の活発を抑える事ができるので。
でも、いくら刺しても本人がストレスを何とか解消しないと、鍼だけでは間に合わないですね…
足と手のかゆみは、行間.太衝.二間.三間などを刺しました。
終わるゴロには家の近くのスーパーで買った焼きミョウバンを上げて、水虫を自分で治すようにしました。
次回来た時、もしかゆみがまだあったら、行間.労宮などで解決するつもりです。
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