【※本記事は2019-10-11更新しました】
こんにちは、李哲です。
アメリカの著名な中医学先生:倪海厦(ニハイシャ)先生*1の治療例を翻訳しました。中国語本文のリンク先はこちら
西洋医学の癌治療でむちゃくちゃになってきた女性、頑張って漢方薬で治療した内容です。ニハイシャ先生は話しましたが、手術・抗がん剤を受けたので、治せないかも知れない。
漢方薬の癌治療効果はとても良いので、先に手術・抗がん剤しないで漢方薬を試すことをオススメします。台湾にはニハイシャ先生の弟子たちがいるので、日本の患者さんは行ってみてください。
翻訳文
2005年3月24日
今日、1人の患者が再診にきました。
前話した乳がんの日本人女性です。
彼女は手術と抗がん剤を続けたけど、今は乳がんが肝臓と大腸に転移し、肝臓には15cmの腫瘍が2つもあります。
先週来た時すでに腹水と便秘だったけど、漢方で腹水をすぐ解決され、便通も毎日あるようになりました。食欲もあるけど、ご飯を食べるとすぐ胃が痛みます。これは癌が大きすぎて、胃を圧迫しているからです。
現在、私は中国伝統的な食事療法と漢方で、がん細胞と競っています。
彼女を救える自信はまだありません。
誰かこの記事を見て、救える自信があるならぜひ連絡下さい。私はすぐ紹介します。
患者に有利なことは、何でもやります。
私は自分自身の名誉より、患者の命をもっと尊重しています。命はお金で買えないから。
アイ。。。
彼女の病気は、西洋医学の治療でここまでひどくなったのです。本来だったら簡単な病気なのに、治療してどんどん悪化。
西洋医学は乳がんの原因すら知りません。だから様々な無茶治療をして、ここまで悪化したのです。
乳がんの原因に関しては、以下の記事をご覧ください。
彼女は現在一番ひどい症状。
昔の医書には、死ぬしかないと書いてます。でも、一線の希望さえあれば、私は患者を見捨てません。
全然知らない人が、命まで預けてくれたのに、絶対勝たないとダメ!勝てるというのは、ほかの先生に勝つのではなくて、がん細胞に勝つことです。
私はほかの漢方医に勝てる実力はないです。今まで私はたくさん失敗してきました。毎回、西洋医学が私の治療に介入して失敗を招いたのです。
でも、もしかして、私が読んだ本が足りないかも知れません。もっと勉強しないと。
2005年3月30日。
彼女は再診にきました。
顔色は良いけど、腹水が戻ってきて便秘気味。
胃のあたりが苦しい。
脈は一息8至。(李哲の説明:脈診ではお医者さんの1回の呼吸で、患者の脈動を測る。8回の場合は重症であります。)
すごいお腹空くのに、ご飯が飲み込めない。
これは肝臓がんが、食道の近くまで来たからです。もし吐血したら、動脈破裂なのでさらに危険。
本当に困りました。
西洋医学の治療で、こんなめちゃくちゃになって。危篤な状況に追い込まれた乳がん女性は、彼女だけではありません。以下の記事に書いた患者さんも、悪化しただけでした。
一つの癌だったら治療しやすいけど、乳がん+肝臓がん+大腸がんになると、私は攻めながら守るしかないです。
もう既に、一番強い生薬を使いました。私には最後の処方があるけど、使うべきかどうか考えてます。この処方で、がん細胞と一決生死。
日本人女性からの哀願の目線。
私は見つめることができませんでした。
彼女には「自信を持ってください!」と励ましたけど、彼女のご主人には正直に「最後の準備をしている」と伝えています。
今回の治療法が失敗しても成功しても、将来には生徒に教えます。同じ乳がんの治療ができるように。
毎回こんな患者さんをみると、私はさらに西洋医学を憎む!
▼追記:この後の治療記録があるので、以下の記事どうぞご覧下さい。
◆ベタベタ汗は鍼して間もなく止まり、夜になると見えにくいのも治った:末期乳がんの鍼治療例(1/4)
◆乳がん患者、ひどい寝汗・不眠症と胸の灼熱感は治り、体力が回復し気持ちまで晴れてきた…などの中医学治療例
◆無治療で38年生きた乳癌の母VS手術・抗がん剤・放射線療法後、わずか20ヶ月で肺・骨に転移した乳がん患者
*1:倪海厦(ニハイシャ)先生の紹介文は、リンク先記事をご覧ください。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介します
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