腎不全、1週間の漢方薬でクレアチニン値が下がり、尿意が回復してむくみが全部消えた例

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こんにちは、李哲です。

ニハイシャ先生1の弟子:顔北辰先生の漢方薬症例、腎臟衰竭案例を翻訳しました。

わずか1週間の漢方薬で、腎臓のクレアチニン値が3.9から3.4になり、なくなった尿意が回復し、下半身のむくみが全部消え…様々な変化を起こした漢方薬治療例です。

腎不全の原因は、西洋薬の飲み過ぎ

患者さんは男性、インド人、63歳。
初診は2008年10月30日。

彼は2004年、突然脳卒中で左半身麻痺と言語不利になり、病院に行って検査したら高血圧症だと診断されました。当時の血圧は210/92。その後から、高血圧を下げる薬と利尿剤など飲み続けて、同時にリハビリ。徐々に回復して、左半身の動きと言語はだいぶ良くなりました。

6ヶ月前、急に尿意が減少し下半身のむくみが始まって、血液検査したら腎不全だと診断されました。甲状腺の数値も高いので、また西洋薬を飲み続けました。半年治療しても腎不全にのまま、尿意がまったくない状態。

下半身のむくみは取れないので、西洋医学は人工透析を勧めました。しかし、患者さんは人工透析がいやで、友人の紹介でこちらに来院。

初診の時、患者さんの症状は

  • 顔色は黒ずんでいる
  • 疲労感が強い
  • 睡眠の質が悪くて寝つけられない
  • 起床後も体がだるい
  • 食欲は良好
  • 喉は渇かない
  • 大便は2日に1回、おならが多い
  • 小便は利尿剤を飲まないと、1回しかなく量が少ない。利尿剤飲むと1日3~4回はあり、量は中くらい。小便の色は濃い黄色で混濁
  • 手と額は温かい、足は氷みたいに冷たい
  • 汗はかかない
  • 脈診では、洪大有力(秋で夏の脈が見える)

眼診:肝臓の区域は平たい、瞳孔の収縮は弱い。

西洋医学の検査では、腎機能のクレアチニン値は3.9(正常は1.6以下)

患者さんは「過度な西洋薬で腎不全になった」と、私は判断しました。

李哲の説明:
西洋薬の副作用で腎臓がダメになり、最終的に腎不全になった患者さんは少なくないです。以下はニハイシャ先生のもう一つの症例、運良く救えてこられた腎不全患者がいれば、西洋薬の副作用にやられて、救えなかった患者もいます。西洋薬がなかったら、死ぬ人もいないはずですが。

腎不全の吐き気が治り尿意が増えて、漢方薬1ヶ月半で腎臓が治った例。西洋薬の毒素で救えられなかった腎不全患者

ニハイシャ先生は話しましたが、西洋薬はみんな性質が寒い。
過度の西洋薬で、体内が冷えて身体の陽気が壊れます。

腎臓の陽気が壊されるケースが多いのは、西洋薬の毒素は肝臓で代謝されたあと、必ず腎臓から尿として排出されるから。日にちが経つと腎臓が壊れるわけです。ある程度壊れたら、腎臓の陰まで影響して、この時は腎機能低下だけではなくて、実質的な腎不全になります。

五行説では水は火に勝つ。だから、たくさんの腎不全の患者さんは不眠症、便秘、寒がりなど、心臓の陽気が壊れた症状が出ます。この時すぐ治さないと、最後は腎不全と心不全で死にます。

中医学治療では腎機能低下を治す以外に、心不全も予防しないといけません。

私は患者さんに、先にすべての西洋薬を止める事を要求しました。あとは☓☓湯で心臓の調子を戻し、睡眠の質を改善。☓☓湯では体内の冷えを取り、☓☓湯では陽気を増やして下半身のむくみを治し、小承気湯しょうじょうきとうで便通を良くして、毒素が外に出れるようにしました。他には補骨脂、巴戟天、陽起石などで腎臓を強化。沢瀉、猪苓で利尿。同時に漢唐68番で、肝臓の毒素を出しました。

李哲の説明:
小承気湯しょうじょうきとうは主に便秘を治す時に使われます。以下は一つの症例、参考になると幸いです。

六十年の頭痛は鍼と柴胡桂枝湯で治り、便秘は小承気湯ですぐ治った。

注意すべき点は、小承気湯しょうじょうきとうは便秘の唯一の処方箋ではない。ほかにもたくさんあるので、乱用が禁物です。

1週間後:諸症状がだいぶ改善して、患者は大喜び

1週間後、患者さんが再診察に来て、とても喜んで話しました。

「こんなに効果があると思ってなかった!たくさんの友達にも中医学を紹介したい!」

クレアチニンは3.4まで下がり、尿意が回復して1日の小便は6~7回。尿量は中、色は薄い黄色。顔色は黄色で潤いが出ました。睡眠は少し良くなり、起床後のだるさはまだあるけど、全体的に精神状態はとても良い。下半身のむくみはほとんど消えて、大便は1日3回、少し柔らかい方です。身体はまだ寒がり、足は冷たい、手と額は温かい。

脈診では、滑有力、前回の洪大有力ではないです。
眼診:肝臓の区域はまだ平たい。瞳孔の収縮はだいぶ良くなった、心臓の区域はピンク色になった。

以上の事で分かりますが、腎機能は回復し始めています。でも、まだ体内の冷えが強いので、もとの処方箋に生のトリカブトを入れて強化しました。言い換えると、体内の冷えが完全になくなったら、彼の腎機能も完全に回復した時です。

まとめ

患者さんの回復は、私の予想以上に早かったです。ニハイシャ先生が言ったように、経方は本当に「一剤知、二剤已」。

この治療例で私たちはニハイシャ先生が「西洋薬=悪魔」だと言う理由が分かります。あなたが飲む西洋薬が多ければ多いほど内臓の疾患が増えて、死ぬのが早まる。死ぬ時はなぜ死んだかも知らない。

李哲の説明:
病院の薬は飲めば飲むほど病気が増える。任意の薬、その説明書をよく見て下さい。副作用のほうが治療項目よりも多いです。こんなものを長期的に飲んで大丈夫でしょうか?以下、ニハイシャ先生の小論文を見ても疑うなら仕方ないです。

薬漬けの人生で苦しみながら短命に!様々な病院の薬の副作用を、臨床現場の中医師が暴露します。

もし、ニハイシャ先生の教えがなかったら、この患者さんは人工透析に行って最後は心不全と腎不全で死ぬ。

ニハイシャ先生が教えるのは仏様の医学で、人を救う医学なのは、まさにそうだと思いました。

ニハイシャ先生の評価

北辰医師は私の優秀な生徒さんの一人です。

彼は私の診療所で働いて、善良で慈悲で忍耐強い。彼は西洋医学の手術、抗がん剤などを受けて無効だと言われた患者さんを専門に診ています。

このような患者さんは、私は外国人しか診ません。何故かと言うと、私は性格が悪くて短気でよくボロクソを言うから。

中国人が私のボロクソを浴びないように、このような患者さんは最初から北辰医師に任せます。

上の治療例は彼の臨床治療の一部分。 ほかにはたくさん書いてない治療例があります。彼は診察で精いっぱいだから。今後もし時間と体力に余裕があったら、彼はきっとたくさん書いて中医学の治療効果を証明するはず。

一人の中国人婦人。乳がんで手術し抗がん剤をしてから、がん細胞が肺と骨に転移したのを見つけました。彼女は西洋医学の無能に失望し、改めて中医学の治療を求めて来ました。紹介でこちらに来たけど、私が彼女みたいな患者さんを受付しないのを知って、北辰医師に治療してもらいました。

漢方薬を1週間飲んだだけで病状はだいぶ良くなり、いろんな所で回復しています。彼女の為に嬉しかったです。彼女は良い先生に出会えたから。

上の治療記事に書いた生のトリカブト、台湾の衛生省は2006年11月10日、あるバカ官僚:林宜信という人で輸入禁止になりました。権力者は彼がバカであることを知らないで、彼を中医薬委員会の委員長にしたのです。彼は病気を治したことがない。生のトリカブトが良薬であることが分からない、そして輸入禁止にしたのです。

この決定で台湾の漢方医は、誰でも腎不全を治すことができません。

我々が腎不全の患者さんを人工透析の悪夢から救おうとしているのに、台湾にはバカ官僚が現れて、今後の台湾人は人工透析の悪夢から逃げる事ができない。

現在、台湾は世界ナンバーワンの人工透析率で、世界で有名です。本当に国の恥。

恥の本当の原因は西洋薬だけど、この林宜信と言う人は間接的に中医学の発展を阻止しています。彼がまだ在職中なので、台湾の中医学は発展することができない。こいつを片付けしないと、台湾人は人工透析を続けるしかないです。

患者さんたちは、中医学の先生を責めないでください。

台湾の中医学の先生は、非常に良いです。しかし、この悪魔の阻止で、処方箋を知っていても治療できません。コイツが政策を変えない場合、彼を私の著作に書きます。

中医学の歴史で、1万年も悪名高くさせる。
もしコイツが反省したら、良い名声を残してあげます。

(おわり)

  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

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