こんにちは。李哲です。
足の冷えを一晩で改善した鍼治療例を紹介します。
専門学校生の時に、クラスメートの男性に施術して報告をもらったものです。彼は両足が氷みたいに冷たくて、ずっと腰痛もち。
針を怖がらないので、3寸の針で刺したことがあります。承山から条口まで貫通(これだけ3寸の長い針)。
他には委中、腎兪などを1寸5分の針で刺す。刺して少し回したら、びびきはかなり強かったみたい。15分位置いて抜いた時は、特に変わった感じはなかった。
次の日に会って世間話をしていたら、急に「昨日の針を刺してから、今日は足がけっこう暖かいです!」と感謝されました。
嬉しかったです。
1回だけでは冷え症が治らないので、残念ながらその後は施術できてない。今はどうなったか、ちょっと分かりません。ただし、これで分かったのは、冷え性に対して鍼治療は効き目が強力であること。
今は勉強がもう少しできて、もっと早く冷え症を治せるツボを選べられますが。
冷え症を治す時は鍼も必要だし、お灸は更に必要です。鍼以外にお灸すれば、鬼に金棒という感じ。
ただし、現実的にお灸の煙.においと手間がかかる事で敬遠されがちが難点。気にしてない方は治りが速いけど、お灸が嫌だという人は仕方がないですね。
以下は余談話。
漢方薬を併用すれば、鬼に金棒のところではない。ニハイシャ先生1が話したのは、生のトリカブトを使えば、次の日から手足が暖かくなるそうです。私の経験上、鍼はトリカブトにかなわない感じです。1回の鍼で手足が暖かくなる患者さんはいるけど、極度な冷え性の方は何回か何十回の鍼治療が必要です。
漢方薬と鍼灸の併用が最高の治療ですが、日本の医療規制により、できないのが残念なところです。鍼灸で頑張るしかありません。本物の漢方薬治療を求める方は、台湾か海外の中医学診療所に問い合わせしてみて下さい。
倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。
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