こんにちは、李哲です。
施術記録を続けます。前回の治療内容は以下をご覧ください。
2019.8.31
彼女は旅行で階段を登りすぎて、右の腰と尾てい骨を痛めたのです。
今日刺した後谿+束骨の効果は微力。うつ伏せで痛い腰に鍼をして、陰谷+委中でも改善が薄い!
今度は仰向けで京骨。先に瀉法、あとで補法をしてやっと腰と尾てい骨の痛みがだいぶ改善。ただし、立つときに腰がまだ重いそうです。
前は委中だけでも腰痛が緩和したのに、今回はやはりツボを選んだのが間違ったのか…と反省しました。
2019.9.7
彼女の報告:
前回の鍼をしたあと、腰は徐々に良くなってきた。右膝の外側が重い、痛いような感じ。
今日刺したのは足三里、陰陵泉(右)、陽陵泉(右)、束骨(左)、京骨(右)、四満、関元、中渚(補法)。
2019.9.14
彼女の報告:
右膝は良くなったり悪くなったり不安定。今日は新しく症状が増えて、風邪を引きました。症状は喉が痛くて微熱がある。
風邪を治すために外関一つを追加。ほかのは変更なし。
鍼を取るとき、彼女が言うのは「手足と身体が熱くなって、背中に汗をかいた!」
汗が出れば、風邪はほとんど治りですね。
ちなみに、1回で風邪の諸症状を治したのはほかにも症例があります。以下の記事、どうぞご参考に。
2019.9.21
彼女の報告:
腰と尾てい骨はもう痛くないけど、再発するのが怖くて少し心配。
前回の風邪はほとんど治り、今日は少しだけ喉がイガイガする。
喉のために、今日は尺沢を刺しました。
2019.10.5
彼女の報告:
膝も腰も痛くなくて、調子がよい。
脈診をしてみたら、まあまあOKでした。
2019.10.19
彼女の報告:
腰も膝も全然OK。
「会社がすごい忙しくて、みんな風邪を引いているのに、あなただけ元気だね!」と会社の人たちに言われたそうです(笑)
以前、80代のおじいちゃんからも言われた事があります。
「鍼を続けてから、自分1人だけ元気。周りの親友・親族はみんな病気で死ぬ、もしくは寝たきり。。。」
諸症状を治す以外に、体力が増えて元気になる。これが鍼灸の良いところです。
彼女の治療回数は計5回。
腰と尾てい骨、膝の痛みまで一緒に治しました。体力が増えて、風邪もひかなくなったのは「副効能」ですね。
最初の鍼がうまくいかなかったのが遺憾なところ。もう少し腕がうまくなれば、回数が減るかも知れません。
(終わり)
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