冷たいもの・酸っぱいもので歯がしみる症状、2日の附子湯で治った

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こんにちは、李哲です。
中国河北省石家荘市の女医(中医師)、張静先生1の症例、又冷又酸的牙齿(2022-10-28発表)を翻訳しました。参考になると幸いです。


最近なぜか歯が辛くなりました。冷たいもの、酸っぱいものが食べられません。深呼吸もできません。なぜなら、歯がしみて寒くなるからです。

私は原因はどこにあるのか探しました。キッカケは、おそらく歯科医院での治療です。歯医者さんに歯周病だと言われ、毎週1回の治療で、5回必要だと言われました。

治療は基本的に歯のクリーニングで、スースーっという音で私は耐えられなくて、4回治療してからもう行かなくなりました。その後から歯の調子がどんどん悪くなり、寒くなったのです。歯医者さんが言うのは歯の過敏かもしれない。他の歯磨き粉を使うことを勧めました。

私は思ったのは、頻繁な歯のクリーニングで傷ついたのではないか?

李哲の説明:
張静先生は歯科医院にやられましたね(笑)
ほかの漢方医ははっきり言ってますが、アメリカの歯科医院は詐欺である(中国も日本も似たようなもの)。なぜなら、歯のトラブルは漢方ですぐ治るし、長期間の歯の治療が必要ないのです。詳細は以下をご覧ください。

歯が痛いのが治らない?漢方薬治療は百発百中!

ある日、仲良い友達と話をした時、彼女は言うのは「冷たい水で歯を磨くことはできない。もうすでに長い間経っている」。

その時私が思ったのは、「これは時間が経っても治らない。悪くなるだけ。中医学の治療をしないといけないんだ。」

他の症状は特になくて、ただ単に歯が寒くなって酸っぱくなるだけでした。そして私は2日分の附子湯ぶしとうを作りました。

李哲の説明:
附子湯ぶしとうは体内を温める代表的な処方箋。もちろん歯の不調を治すだけではなくて、ほかの冷えが原因の不調も治せます。以下はもう一つ、附子湯ぶしとうで治した例。参考にして下さい。

心臓が痛い帯状疱疹は「附子湯」3日で完治し、何年も再発してない

二袋しかないので、診療所で煮詰めることができなくて、私は家に持って帰ってお父さんにお願いしました。ところで、お父さんは居眠りをして、本来だったら茶碗4杯になるはずの漢方が3杯になりました。

幸いに、飲んでからもう治りました。歯磨きしても冷たいもの酸っぱいものを食べても、歯は大丈夫になりました

歯が寒いのは、腎臓が寒くなったのが原因だったのです。

李哲の説明:
歯がしみる、歯が寒くなるのは腎臓の冷えも関連しているし、ほかの経絡の問題かも知れません。これは臨床で患者さんの症状で判断するしかないです。以下は一つの鍼治療例、参考にして下さい。

息を吸うと歯がしみるのを、その場で治した例

数日経ってからある患者さんが、オンライン診察を行いました。彼は前歯とその付近の歯茎が重だるい感じ。診察を行った後、彼の症状は八味地黄丸はちみじおうがんであることを確認し、市販薬を買って飲むことを勧めました。

中国には[冷酸霊]という歯磨き粉があるけど、とてもわかりやすい名前だと思います。

李哲の説明:
八味地黄丸はちみじおうがんで歯の治療ができるのは、腎臓を強化して温める効果があるからです。この八味地黄丸はちみじおうがんは優れもので、様々な症状を治せます。1番有名なのは頻尿・尿漏れを治すことでしょう。以下の記事で、アメリカの漢方医、鄭智城先生2の説明があるので参考になると幸いです。

尿もれ、頻尿など前立腺肥大、前立腺炎を治す「八味地黄丸」

(おわり)

  1. 張静先生は中国・河北省石家庄市の中医師です。『傷寒雑病論』の処方箋で様々な病気を治す若者実力派。本ブログでは彼女の症例を数多く翻訳しました。張静先生の診療所住所・電話番号などは以下の記事をご覧ください。オススメの漢方医・鍼灸医(海外)

  2. 鄭智城先生はアメリカで開業している漢方医。様々な面白い症例があったので、翻訳させていただきました。人物紹介と診療所情報は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外)をご覧ください。

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