たくさん食べているのに、去年より体重が3kg減った
こんにちは。李哲です。
手術しても生理痛が治らない女性の施術記録⑱になります。前回の治療内容は以下をご覧ください。
2018-1-5
彼女の報告:
正月に餅、おせち料理などたくさん食べたせいか、何日かは胃もたれ感があったけど、今はもう大丈夫。最近は足がよく冷える。特に足首下は足湯をしても、すぐ冷たくなる。
この前は風邪っぽくなったけど、自分で葛根湯を飲んだらすぐ治った。両側の偏頭痛はこの前にあったけど、自然にすぐ治った。去年の夏から、体重が3kg減っている。その後は食べ過ぎたりしているけど、一定の体重のままあがらない。(これは内臓が強化された事なので、良いことです。)
今日は相変わらず心臓と脾臓など強化する方針で、いつものツボを刺しました。
足三里で補法を9回やったけど、施術後に足を触ってみたらまた冷たかったです。
針を置いてる間に、寝てないのが主な原因。
寝ていれば、手足がだいぶ暖かくなります。
30分で効いた鎮痛剤、今は3時間経っても効き目が出ない
2018-1-16
彼女の報告:
10日前から生理が来て、5日で生理が終わった。でも、7日目から少しの出血があって、10日目にやっと終わった感じ。途中で生理痛で3日くらい西洋薬を飲んだ。以前は鎮痛剤を飲めば30分ですぐ効果があったけど、今回は飲んで3時間経っても痛みが減らない。
私は彼女に教えました。
「これは耐薬性。つまり、鎮痛剤は使えば使うほど、効かなくなります。」
彼女「生理痛で気持ち悪いのがなければ、鎮痛剤も飲まないですけどね。」
痛い場所を指してもらったら、おへその左下腹部。
夢はまだあるけど、はっきり覚えてない。
朝起きてダルいのは治り、夕方にだるくなるだけ。
歯が浮くのは脾臓と腎臓が弱っているから
彼女は一つ不思議な感想がありました。
「以前は歯ぐきが落ちて、歯が浮くような感じがしました。今回も歯が浮くようになっています。」
彼女の話を聞いて、私は分かりました。
これは脾臓が弱くなった時の症状です。
歯肉などの肉は、すべて脾臓の管理範囲。
だから、今日の鍼では脾臓と腎臓を強化するために、太谿・太白などを追加。
鎮痛剤で胃がやられ、逆流性食道炎の症状が出た
2018-2-7
彼女の報告:
先週から生理が来て、左下腹部とおへその真下がピンポイントで痛い。以前は広い面積で痛かった。 生理痛が起きる前に、左大腿部がすごく痛かった。そして、その夜は寒気がして生理が終わった頃には寒気が収まった。
土日にお灸をたくさんしたら、痛みが和らいでいる。西洋薬は2日飲んだせいで、胃酸が喉まで上がってきた感じ。
ここで分かりますが、お灸は生理痛には有効です。ただし、彼女の場合は特殊な手術後の癒着からくる痛みなので、お灸だけで痛みを根絶することはできなかった。
もう一つ、皆さん気をつけてほしいのは、鎮痛剤は使えば使うほど効かなくなること。一時的に痛みが減るかも知れませんが、長い目で見ると得より損のほうが大きい。

鎮痛剤は飲めば飲むほど効かなくなる
今回はまた鎮痛剤の副作用で起きた、胃酸逆流も治す必要がありました。これは足三里、中脘などのツボで治るので、特には気にしていない。
コメント