こんにちは、李哲です。
食あたりの吐き気を治した私自身の例、参考になると幸いです。
2020-04-24
夕食に手作りのポテトサラダを数口食べてから気づきました。ニオイが怪しい、少し酸っぱかったです。
やばい!
食中毒になるかも?
案の定、無事には済まなかったです。激しい嘔吐・下痢にはなってないけど、食後に胃がムカムカしてきました。
胃酸が上がっているというか、吐きたいのに出ない、トイレに行っても便から出なくて、完全に毒素が胃袋の中に閉じこもっている状態でした。
中国人は説明すればすぐ分かると思います。にんにくをたくさん食べた時、なんとも言えない辛さです。
「大黄甘草湯」は食中毒・食あたりの時、有効な漢方薬だけど、あいにく自宅には常備してなかったです。「大黄甘草湯」の漢方薬症例は、以下、ニハイシャ先生1の記事を参考にしてください。
しばらく経ってれば治ると思ったけど、自信過剰でした。全然治らないので、自分で両側の公孫に鍼を刺しました。以下は当時の施術画像です。
鍼を刺した直後から、嵐が吹いたように動いた胃袋は落ち着き始め、20分後には半分くらい良くなったけど、たまに激しい気持ち悪い波が来ます。もう一度鍼の深さを調整して響かせたら、効果がもっと上がった感じでした。
40分後には辛い波が収まり、胃はOK。置鍼している途中で胃がギュルギュル鳴っていたので、おそらく毒素が分解されて胃が動いてくれたと思います。
鍼を取るゴロには、にんにくをたくさん食べた感じはなくなり、横になっても大丈夫でした。一晩寝たら翌日にはほとんど治り、もう一度鍼を刺す必要もなかったです。
今回の鍼治療例で、感銘したのは2つあります。
- 鍼を置く時間は、場合によって40分は必要。
- 気持ち悪い、吐き気がする症状に対して、公孫穴は著しい効果がある。
以前、日本の鍼灸専門学校に通ったとき、同級生の吐き気・気持ち悪いのは公孫+内関20分で治しました。以下の記事、参考になると幸いです。
この治療例を書くのは、腕を自慢するのが目的ではありません。どの鍼灸師でも公孫穴を刺せば治ります。肩こり、腰痛以外に、鍼灸はいろんな病気を治せる事を知ってもらえると嬉しいです。
(おわり)
倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。
コメント