心臓が痛い、胸が苦しくて呼吸困難になるのを桂枝加芍薬湯で改善した例

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こんにちは、李哲です。

簡単な漢方薬で心臓が痛い、胸が苦しくて呼吸困難になるのを治した例です。中国・郝万山先生*1の漢方治療例。中国語本文のリンク先は、郝万山经方36首故事1 – 好大夫在线

胸が痛い、胸が苦しい、呼吸困難などの諸症状には、漢方薬がとても有効であることを知ってもらえると嬉しいです。

隣人のつらい症状:心臓が痛い、胸が苦しいのは、「桂枝加芍薬湯」で改善した

私たちの学校にいる一人の先生、彼女はちょうど私の隣に住んでいました。その時、彼女は50くらいだったと思います。彼女は毎晩心臓の痛みと、胸が苦しくて呼吸困難の症状がありました。

彼女は子供一人しかいないので、病気が発作すると非常に不安になって、よく私を呼びました。隣人なので仕方ないですね。

私も特に方法がなくて、酸素を吸わせたり人中・内関を刺したり、ニトログリセリンを使ったりして緩和しました。でも、毎回これじゃダメですね。毎晩私が寝れないから。

その時、私も若かったです。彼女は私より20再年上でしょうか。私は彼女に言いました。「劉渡舟先生に診てもらいましょう。」

劉渡舟先生が処方したのは、桂枝加芍薬湯けいしかしゃくやくとう。しばらく飲んでから、彼女の夜の発作する回数は明らかに減りました。私を呼ぶ回数がかなり減ったのです。

李哲の感想:鍼も漢方薬なみに効果が高い

心臓の痛み、呼吸困難には一般的に芍薬を使いません。劉渡舟先生の処方の根拠が良く分からないですね。良くなればその根拠があったと思いますが、本人に聞けないのは残念なところです。

郝万山先生は内関とか人中を刺したと書いてますが、効果がないというのが不思議です。公孫と内関は八会穴の一つのセットで、心臓病発作のときにとても有効なツボです。一般的な痛みにはこれだけで済みますが、重い場合は足りないかも知れません。ほかのツボで強化する必要があります。

以下は2年前の治療例ですが、呼吸困難・動悸は数回で治りました。当時刺したのは公孫+内関。

ほかに心臓が痛い、胸が痛い患者はたくさん治療してきました。効果がない人はいません。以下は一部の症例、参考になると幸いです。

漢方薬と鍼灸、両方できれば最強の治療になるけど、やはり漢方薬の勉強だけでも一生の時間がかかるから、針まで精通するのは難しいですね。

(おわり)

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