産後出血が止まらないのは「芎帰膠艾湯 」を飲んで一晩で治り、子宮全摘手術も避けられた例

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産後の大量出血、貴方なら漢方薬と病院の治療、どちらを選ぶのか?

産後の大量出血、貴方なら漢方薬と病院の治療、どちらを選ぶのか?

こんにちは、李哲です。
倪海厦(ニハイシャ)先生1の弟子の治療例、新增網頁1を翻訳しました。

出産後、大量出血が止まらない。
西洋医学の治療法は子宮全摘手術、もしくは子宮への血管を締め付ける。止血できるけど、その副作用は二人目の妊娠ができない。このとき、あなたはどうしますか?

勇気がある女性は漢方薬を選びました。幸いにも一晩で血が止まり、体が暖かくなってきて、危険な状態から逃れたこと。どんな治療内容だったのかは、以下をご覧ください。

出産後の大出血が止まらない、子宮全摘手術を迫られる女性

12月のシリコンバレー、夜12時ごろ。
一台の車が高速道路で猛スピードで走っている。少し寒くなった空気の中からは、不安と緊急感が溢れていました。

迅速に進む車には、廖明煌医師と後輩の私が座って、あとは大きな缶に入っている漢方薬。急いでいる原因は、地元病院のICU病棟に入っている患者さんが待っているから。

患者さんは漢唐中医学院の生徒で、漢唐中医読書会の先輩でもあるお姉さん。彼女は産後の大出血が止まらない状態でした。病院の解決策は、今夜に子宮全摘手術。そうじゃなかったら大量出血で彼女は死ぬ。病院では、すでに5袋の輸血をしました。

李哲の説明:
1袋で250ccなので、5袋だと1250cc。ちなみに、女性の血液量の平均値は3000~4000ccくらい。血液量の30%を失うと、命に危険があります。上記の女性患者さんはすでに30%の出血量!だから病院の先生は死ぬと言ったわけ。

手術に関して、お姉さんは断固拒否。
頭がまだはっきりしているお姉さんは、病院の先生に質問しました。

お姉さん「出血する部位はどこですか?」
病院の先生「分かりません。だから、子宮全摘手術をするしかないです。」

子宮の血管を締め付けて止血すると、二人目の妊娠ができない!

病院の先生は、もう一つ提案がありました。
子宮に行く大きな血管を締め付けて止血する。しかし、この治療法の副作用は、永遠に2人目の子供ができない。あと、ほかの予想できないトラブルが起きる可能性がある。

最後、病院の先生は弁護士を現場に連れてきました。患者さんの反対で、病院側が手術できないのを証明するため。いったん、患者さんが死んだら責任を問わないように。現状の緊迫感は分かるでしょう。

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今は風船で止血しているけど、もし止血がダメだったら、手術を受けるしかないそうです。

一般人はここまで来たら、病院の先生を信じて手術を受けるでしょう。しかし、手術の副作用は永遠の不妊症になる!

李哲の説明:
西洋医学の手術で永遠の不妊症になるのは、子宮が傷つくからです。鍼灸でも似ているようなツボがあり、歴代から刺してはいけないと言われています。たとえばお腹のツボ、石門。以下の記事で詳しく説明したので、参考にして下さい。

石門穴は不妊症を招くので要注意!永遠に避妊したい女性にはオススメ。

危篤な状態でも漢方薬を信じるお姉さん

このお姉さんは智慧があって、冷静な女性でした。今年はもともとフロリダ州に来て、ニハイシャ先生のもとで研修する計画だったけど妊娠したので、ニハイシャ先生の同意を得て来年の3月に伸ばしたのです。

お姉さんは一番最初に漢唐中医の先輩たちに連絡しました。彼女は漢方薬を信じているから。

これは非常に難しい任務です。病院側は、中医学治療が入るのを同意するわけがない。患者さんは点滴で水分補給をして、水すら飲ませていません。漢方薬を飲むのは更にダメでしょう?

こんな状況で、世の中の人たち、何人くらい漢方薬治療を求めるでしょうか?

産後の出血が止まらないのを一晩で治した漢方薬症例

大量の「芎帰膠艾湯 」で止血する方針

お姉さんのご主人が、漢唐中医学院の先輩たちに連絡したあと、やはり研修歴が1番長い廖明煌医師に任せた方が良いと判断しました。

葉さんが私に、「廖明煌医師に電話してください」と言ったとき、廖明煌医師はすでに寝る準備をしてました。廖明煌医師は翌朝5時に起きて、車4時間距離のところに行ってボランティア医療活動を行う予定。しかし、廖明煌医師はすべてを置いといて、電話でICU病棟の患者さんの詳細を聞きました。そして、傷寒雑病論しょうかんざつびょうろん」にある大量の芎帰膠艾湯きゅうききょうがいとう で止血しようと決めました。

中の艾葉は、炒ったあとの葉。
ほかに入れたのは黑荊穗、黑槐花、黑蒲黃。

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蒲黄(ほおう):水沼で育つ生薬。普通は黄色い粉にするけど、止血剤として使う場合は炒って黒くなる。

蒲黄(ほおう):水沼で育つ生薬。普通は黄色い粉にするけど、止血剤として使う場合は炒って黒くなる。

私は廖明煌医師の近く住んでいたので、すぐ診療所に行って生薬を準備して、お姉さんがいる大病院に駆け込みました。

病院側は煎じた漢方薬を飲ませるワケがない。我々は仕方なく、粉末状の漢方薬を家族に渡して、救急室(夜間の唯一の出入口)から病棟に入り、看護師さんが見ないときにお姉さんに飲ませました。

私と廖明煌医師はどろぼうみたいに薬を渡して、長く滞在できないのでまたすぐ帰りました。私たちは中に入れないから。

葉さんは先に携帯でご主人にアドバイスして、親指の隠白と大敦を爪で強く押して止血を助けました。中医学の先生が中に入れないので、ご主人にやってもらうしかない。

お姉さんのご主人が中に入るのを見送って、私は心から祈るしかなかったです。1千年も伝わってきた漢方薬、お姉さんを守ってくださるように!

占いの結果は「喜」

帰りの道、私は「漢方薬でも止血できなかったら、手術するのではないか?」と心配しました。しかし、廖明煌医師が自信満々で言ったのは、「この処方で血が止まるはず!」

ほかの先輩も駆け込んできて雲南白薬をくれたけど、それは重大な事故の時に使う強力な止血剤。最後の手段として保留しました。皆さんの認識は、やはり傷寒雑病論しょうかんざつびょうろん」の熱い生薬で止血するのが一番良い。

心配しているのは、私だけではなかったです。最初から最後まで見守った葉さんも、帰ったあと心配で周易で占いしてみました。結果は「速喜」。

また、病院は葉先輩の自宅の南西にある。だから、お姉さんの病状はすぐ改善することが分かり、安心して寝たそうです。

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訣曰:
「速喜喜來臨,求財向南行,失物中午未,逢人路上尋,
  官事有福德,病者無禍侵,田宅六畜吉,行人有音信。」

一晩で大量出血は止まり、子宮全摘手術も要らなくなった

翌日、お姉さんのご主人にやっと連絡が取れて、話を聞いたらビックリするニュースがありました。

ご主人は興奮気味で話したのは、「もう血が止まりました!

私「本当に良かったですね!」
ご主人「手術は要らなくなり、今は普通の病棟に移りました。あなた達のおかげです。」

私「無事であれば、何よりです。」
ご主人「病院の先生は勝手に手術するものではないと思いますが。」

ご主人の話を聞いて、私はやっと安心しました。

ご主人はまた言いました。
「私の奥さんは、血が止まっただけではなくて、体が暖かくなり顔色も良くなりました。病院の治療をした時は全身が寒かったです。本当に皆さんありがとう。」

ご主人は何回も感謝して、漢方薬のおかげだと話してました。2千年前の漢方薬は、私たちにもう一度その偉大さを見せてくれました。

信じる者は救われる

今回は漢唐中医学院の生徒たちが、シリコンバレーでの貴重な経験です。張仲景の処方箋、ニハイシャ先生の教え、 廖明煌先輩の判断以外に、今回一番大事だったのはお姉さんの漢方薬に対する信頼。

彼女の決心があったからこそ、生死の境で自分と家族のために、永遠の遺憾を避けたのです。

あとで考えると、西洋医学は本当にデタラメですね。漢方薬で止血ができなかったら、必要がない手術が行われ、お姉さんも2人目の子供なんかできなくなる。

漢方薬の的確な処方とそのパワー。
お姉さんの強い信頼がなかったら、神のパワーも発揮できなかったでしょう。

膠艾湯(きょうがいとう)の大事な生薬:阿膠(あきょう)、止血・造血作用が強力です。

膠艾湯(きょうがいとう)の大事な生薬:阿膠(あきょう)、止血・造血作用が強力です。

中医学が普及すれば、無駄な手術がたくさん消える

世の中の人たち、みんな中医学の偉大さが分かれば、このようなムダな手術がどれだけ減るだろう?

夜中、私たちが病院に近づいた時、病院の建物は本当にデカイ怪物に見えました。この怪物はどれだけの命とお金を飲み込んで、どれだけの家庭の苦しみが生まれただろう?

李哲の説明:
西洋医学の手術は無駄だけではなくて、莫大な費用で患者さんを破産させるケースも多いです。病気で仕事ができない→治療費用で全部の貯蓄を費やす。
以下の症例に出ている患者さんが、まさにそうです。西洋医学の治療で治ったところか、逆に不調がいっぱい出て、生活の質が著しく下がった可愛そうな人。幸いにも漢方薬でいろいろ治ってきたのです。

胃切除後のダンピング症候群、お腹が空くと手が震える、頻尿、尿が我慢できない、性的機能がなくなった男性、1ヶ月の漢方薬で著しく改善した例

今回の救急治療では成功したけど、今後の普及する道はまだまだ長いです。

膨大な西洋医学の制度のなかで、患者さんを救うのは自分の医術を上げるのが前提条件。その後は、皆さんの中医学に対する信頼を得るのが、一つの大きな課題。

ニハイシャ先生の影響力で、たくさんの有志者がこの仕事に没入しています。きっとある日、私たちはどろぼうみたいに薬を送らなくても良い。正々堂々たる治療を行う。

私たちは自信があります。

シリコンバレー
漢唐中医学院 生徒 林◯◯ 報告

傷寒雑病論の原文を載せます。

師曰:婦人有漏下者,有半產後因續下血都不絕者,有妊娠下血者,假令妊娠腹中痛,為胞阻,膠艾湯主之。

[芎歸膠艾湯方:一方加乾姜一兩。胡氏治婦人胞動,無乾姜。芎窮 阿膠 甘草各二兩 艾草 當歸各三兩 芍藥四兩 乾地黃  上七味,以水五升,清酒三升,合煮取三升,去滓,內膠,令消盡,溫服一升,日三服,不差,更作]

出典:『金匱要略きんきようりゃく 婦人妊娠病脈証治』

倪海厦(ニハイシャ)先生の評価

私たちは経方(正統派の漢方薬)を支持する人たちです。今日この治療例を書くのは、世の中の皆さんにお知らせするため。

中医学の経方こそ正しい医学。

私たちが経方を普及するのは、人を救って病気の苦しみから逃すためです。世の中の中医学の先生、心を潜んで勉強すれば、みんな上記の治療例みたいに正確な治療ができます。

西洋医学がもし経方を習う事になったら、全世界の幸せでしょう。

読者の皆さん、問題があったらカリフォルニアまで来なくて良いです。自宅の近くで本当の経方家を探せば良い。

中国にいるか、台湾にいるか、アメリカにいるか関係がなく、中国人がいるところには必ず経方家がいます。

今後はさらに経方家が増えるでしょう。
皆さん目をぬぐって待ってください。

李哲の感想

産後の止まらない大出血は、すぐ治さないと命を落とします。大出血の原因はいろいろあるので、興味がある方は調べて見てください。以下は一つの外部サイト。

産後の大量出血に気をつけて!5つの原因を教えます

芎歸膠艾湯(きゅうききょうがいとう)は止血作用が強い処方箋であり、いろんな場面に使います。例えば産後の大出血。妊娠中もしくは妊娠してないときの不正出血。例えば、子宮頸がんの患者さんには不正出血が良くあります。

上記の処方箋の中には、黒蒲黄などありました。蒲黄はもともと強力な止血剤として、大昔から使われた生薬。黒くなるまで炒ると、さらに効果がアップして、長持ちするので持ち運びに便利。いろんな止血の生薬が入っているので、効かないわけがないです。

西洋医学は出血部位も分からないから、子宮の全摘手術をすすめたでしょう。

西洋医学の手術を受けると、2回目の妊娠ができません。
患者さんが喜んで受けるワケがない。そして、西洋医学の先生は、これを仕方がない「必要悪」だと言うでしょう?治せる漢方薬があるのに、なぜ紹介しないですか?

上記の2つのツボ:隠白と大敦穴は、止血作用があるツボです。
私も臨床でよく使うツボ。
一般的な不正出血なら効果が抜群ですが、あまり大きな子宮筋腫での大量出血には、これだけでは足りない。ほかのツボも一緒に刺して、やっと収まります。以下は一人の症例、参考になると幸いです。

古代の書籍には、大量のお灸(直火)で止血した例もありましたが、なかなか勇気がいる行動なので、私はまだ試したことがないです。大量の不正出血の場合は、やはり漢方薬のほうが力があると思います。

文内で話した廖明煌医師は、昔の記事で紹介したことがあります。読んだことがない方は、どうぞご覧ください。

中医学を信じる人は、幸運だとしか言えない。産後の大出血で死にそうな時、西洋医学の手術を信じる人はほとんどです。

正しい中医学が普及されれば、子宮を失う女性も少なくなるし、乳房摘出術で胸を失う女性も少なくなる。みんな喜ぶ選択肢です。

しかし、西洋医学の洗脳教育が広まった今、中医学を普及するのはとても困難な道であります。大変さは分かるけど、少しずつ進めば50年後にはだいぶ変わるはず。

  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

コメント

  1. li-hari より:

    id:MT6538
    M(エム)さん
    現代医学が取り入れないのは、原因がいろいろあるでしょう。一つ目は中医学の効果を知らない。2つ目は、知っているけど取り入れない。なぜかというと、ボロ儲けの商売が全部パーになるから。

  2. li-hari より:

    id:isourounomitu
    居候の光さん
    貴重な経験話ありがとうございました。
    日本語ではガマだと言うんですね。
    そのおばあちゃんも止血剤として使うのを知っているのは、ちょっとビックリです。