こんにちは、李哲です。
常連さんからお灸に関する貴重な体験談をもらったので、記事にしました。お灸の力をもう一度認識させる内容です。以下、彼女の2通のメールから一部を引用しました。
ところで!こないだ包丁で指を切った時に、かなり血が出たんですが、先生のブログを思い出して切ったところの近くにお灸してみましたら、3壮くらいでサーっと痛みがマシになり血も止まりびっっっくりしました!!!!
そこから数日間、他のとこにお灸するついでにちょっとお灸するだけで、あとはそのままにしてましたら、綺麗な皮膚が下から現れました。。。
本当にお灸ってすごいなぁ。。。と。
夜に硬いものを包丁できっていて人差し指にぐさっと包丁が。
血がだらだらでて、家族は病院へいけば?と。
とりあえず流水で洗い、タオルで止血し、ある程度おさまったところでお灸開始。しょうがのせんねん灸。最初の数回は熱くない!
何回かするうちに熱くなりそのころには痛みも出血もマシになる。本当に不思議。。。その後数日近くにお灸。
2通のメールで重なるところもあるけど、だいたいの内容は分かると思います。私の言葉で簡単にまとめると、包丁で指を切られた→お灸を3個したら血が止まり、痛みも減った→数日続けてお灸したらきれいな皮膚が再生。
以下は彼女が送ってくれた画像です。
「止血しには冷やしたほうが良いでは?」
「お灸すると血行促進でもっと出血するのではないか?」と疑う方もいるでしょう。
机上の空論よりも検証!
上記の例で分かるのは、熱々のお灸で血が逆に止まる。
簡単に解釈すると以下の通り。
中医学理論では「血無止法」と言います。その意味は、血はむりやり止めることができない。
止血することができないなら、中医学では出血時の治療を放棄しているのか?そんなわけがないです。
中医学理論で血が血管外、体外に出ないのは、気(陽気)が統轄しているからです。気が弱くなると、漏れて出血しやすい。また、出血とともに気を失うので、映画の銃撃戦で打たれて死ぬ寸前の人はよく「すごい寒い!」と言います。
お灸は温めて気を補うことができる。気の強化とともに、血を統轄するパワーが増えて、勝手に流れないようにするのです。つまり、止血作用につながる。
過去記事でも紹介したように、犬に噛まれたとき、ミアキャットに噛まれたとき、ブユに刺されたとき、魚の目で痛い…全部お灸で治せます。しかも副作用がありません。今回はまた止血作用があることが分かりました。お灸みたいに様々な突発事故、痛みに対応可能な西洋薬はありますか?
じいちゃんばあちゃんしかやらない、古臭いものだと笑わないでください。数千年伝授してきたお灸には、あなたが理解できない効能がたくさんあります。
次はどんな症例が発掘できるか楽しみですね。
(おわり)
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