こんにちは。李哲です。
アメリカの中医師:鄭智城先生1の記事、乳癌:总是失去的东西才开始珍惜_郑智城_新浪博客(2011-11-21 発表)を翻訳しました。
今日来た一人の女性、乳がんです。
36歳、まだ子供を産んでない。
5ヶ月前に妊娠したけど、胎児発育不全で流産。流産してから生理が狂い始め、1ヶ月に2回来たり。生理前は乳房と左下腹部がすごく痛くなりました。
10月の時、生理不順でイライラし、寝てる時に無意識に左胸を触ったらシコリが見つかってビックリ。検査したら生検で乳がんだと言われました。
彼女が言う時、顔には悔しみと悩みがいっぱい書いてありました。
「自分はいつも健康だと思った。なんで一晩で癌ができただろう?」
彼女は何回も言いましたが、「自分は小さい時から健康だった」
昔、私も自分はいつも健康だと思いました。
誰でも若い時があります。
若い時は、誰でも自分はずっと健康だと思います。しかし、健康を失ってからはとても後悔する。
私が気づいたのは35~36歳の時でした。その前は、いつも美味しい食べ物ばかり考えて、毎日アイスクリームと冷たいものを取りました。どんなに遅くても夜中にはご飯を食べました。
日にちが経ったある日、夏の夜。アイスクリームを食べてから、お腹がはって痛くて一晩中寝れなかったです。その時から、私は健康はずっとあるものではない、当たり前の事ではないと気づきました。
この女性の病気になった原因の分析は、難しくありません。
一つ目は、昔からある隠れた症状(彼女本人が気づいてないだけ)。生理はいつも遅れて、生理中は胸がはって痛くて、お腹も痛い。これは気血が足りないのと、胸と下腹部の血の巡りが阻害されている事を示します。
気血が足りないと、子宮内部の環境と卵子の質はもちろん下がる。運よく妊娠しても、胎児の発育不全になります。
流産後は、さらに気血が足りなくなります。瘀血はもともと詰まり気味の所でさらに詰まり。そして、女性ホルモン剤の副作用で乳癌になったのです。
この女性は、当初半年も頑張って妊娠できなかった時、西洋医学の先生が検査して話しました。
「卵管は詰まりがない。血液検査も正常です」
西洋医学の先生は自信満々で、「妊娠を待ちましょう」と言いました。半年後に妊娠はしたけど、胎児の発育不全で流産。
西洋医学が分かるのは目に見えるものだけ。
目に見えない「気血」は、存在しないものに等しい。
だから、彼女がなぜ流産したのかも分からないし、彼女がなぜ癌になったかも知りません。
中医学では病気になった原因が分かるので、解決方法も出てきます。
心臓と腎臓を強化して、血の巡りをよくする。
これは簡単です。
何千年の歴史がある中医学、診たことがない症状ってありますか?
この女性は西洋医学を信じていました。西洋医学の手術を受けてから、徐々に漢方薬で体質改善しようと考えていたのです。
彼女の願いは良い事です。しかし、手術のあとは経絡が切られ、詰まりが生じるて、漢方薬治療の困難度が倍増します。毎回、私が治そうとする時、西洋医学は患者さんを火の海に落とそうとしている。こんな状況で、怒らないワケがない。
この女性が言うのは、食事療法ならまだ受け入れられる。
私はいつも正規な処方箋で解決してきたので、食事療法はあまり使ってなかったです。
彼女の要望で私は食事療法でも可能性があると思いました。医学道理と生薬の性質が分かれば、普段の食品でも組み合わせで一つの処方箋になるかも。ただし、これは工夫しだい。
中医学は複雑なことを、簡単にまとめる医術。
西洋医学は簡単なものを複雑にして、台無しにする医術です。
(おわり)
鄭智城先生はアメリカで開業している漢方医。様々な面白い症例があったので、翻訳させていただきました。人物紹介と診療所情報は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外)をご覧ください。
コメント
id:MT6538
M(エム)さん
ブコメありがとうございます。
そうですね~若い時、健康な時は誰も20年後の自分を考えてないですから。
後悔が少ないように、できる限りやることでしょう。
id:riboni5235
ブコメありがとうございます。
マンモなど推奨してるのは、金もうけの為でしょう。1人でと多くの疑惑の患者さんを作り出さないとね。
スイスでやらないのは初めて聞きました。ありがとうございます。
id:pirapiralemon
ぴらぴらレモンさん
ブコメありがとうございます。
読み間違えたと思いますが、定期的な健康診断は推奨してないです。