marshall monitor レビュー:まろやかで迫力満点の重低音をベースに、厚みがあって暖かい中音が魅力。電車での音漏れも少なくて優秀。

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こんにちは。李哲です。

今日はただのブログで、マーシャルMonitorヘッドホンのご紹介。

 

所有したベイヤーダイナミックT51pと比較しながら、購入経由と聞いた感想を書きました。つたないレビューですが、ヘッドホン購入の際、参考になると幸いです。

  

 

偶然に視聴して、衝撃を受けたmarshall monitor ヘッドホン

 

4年使ったベイヤーダイナミックT51p、イヤーパッドがボロボロで、また断線しそうになったので、買い替える事を決めました。

 

もともと評判が良くて安い、しかもヘッドホンとして音漏れがすごく少ないデノンーのD1200(定価:約1万3千円)を買うつもりでした。

 

試聴してみたところ、イヤーパッドがフカフカで気持ちよい、外部の音もかなり遮断してくれるので、良さそうな感じだったけど、ボーカルの音が繊細。

 

これはこれで良いかも知れないけど、私の趣味には合わない…

 

いろんなヘッドホンを付けて試聴した際に、デザインが気になって無意識に付けてみたのがあります。

 

マーシャルmonitorヘッドホン。

 

marshall monitorヘッドホン:カッコいいデザイン

 

マーシャル??

ファッションメーカー?

AKGよ、ゼンハイザーよ、SONYは知っているけど、マーシャルは聞いたこともない…

 

軽い気持ちで試しに曲を聞いたところ、体が固まりました。

ハスキーボイス、厚みがある太い声のボーカルには、ドンピシャのヘッドホンでした。 

ベイヤーダイナミックT51pとの音質比較

 

以前はほかのヘッドホンを使ったことがなくて知らなかったけど、ベイヤーT51pはさ行がちょっと刺さります(イヤーパッドを変えたのが原因かも知れない)。

 

そして、音場が狭くて複雑な曲を鳴らすときは、ゴチャゴチャする感じ。

 

音が繊細でピアノ、バイオリンなどは良く聞こえるけど、高音が少し刺さるのが気になって仕方がないです。

 

ベイヤーT51pは低音を土台にしながら、高音・中音もきれいに伸ばす不思議なヘッドホンです。もし、マーシャルヘッドホンを聞かなかったら、ベイヤーT51pで十分だと思ったかも知れません。

 

 marshall monitor ヘッドホン

 

マーシャルは音の重心が低いです。

重低音、肉厚の中音をベースに高音をすこし盛るようなイメージ。

 

中音域がベイヤーT51pより、少し引っ込んで聞こえます。

高音は出るけど刺さりがない反面、伸びがベイヤーT51pより少ないです。(もっと高音がほしい方は、イヤーパッドが簡単に外せるので、中の膜を取れば高音が出るようになります。)

 

低音は明らかにマーシャルのほうが優れています。

量が多いのではなくて、さらに深いところからズドンと響いて迫力が違う。しかも、嫌なボンボンする低音ではなくてまろやかです。ソニーのブンブンする低音とも違います。

 

低音のまろやかさは、なんと説明したら良いでしょうか。

以下、自作の図で説明してみたいと思います。

マーシャルMonitorヘッドホンの低音:まろやかな360度で包まれている

マーシャルMonitorヘッドホンの低音:まろやかな360度で包まれている

 

着用感はベイヤーT51pのほうが側圧が少なくて、2時間以上でもつけていられます。逆に言うと、安定感はマーシャルのほうが上で、頭を下げても落ちたりしません。 

 

どちが好みかと聞かれたら、マーシャルモニターヘッドホンですね。

 

ちなみに、ベイヤーT51pは購入時約2万5千円でした。

マーシャルは1万円でお釣りが来ます。

 

もっと早く出会えば良かった!と思いました。 

 

marshall monitor ヘッドホン

爆音派の私、電車でチェックしてみたけど、音漏れは大丈夫!

 

私はヘッドホン購入時、3つの条件があります。

  1. 音漏れが少ない(★★★最重要)
  2. デザイン、装着感(★重要)
  3. 音質(★★重要)

 マーシャルMonitorは2つの条件がクリア。

  • デザインはお気に入り。
  • 音質も納得。

残りは音漏れです。

いくらいい音でも、音漏れがひどかったら電車で使えません。

 

電車で音漏れチェックしたけど、難聴になる大音量でなければ大丈夫でした。

 

marshall monitor ヘッドホン
 

具体的な数値で説明します。

Fiio X5 2ndの音量調節は120まで。

 

電車でヘッドホンを外し、耳元でチェックしたら、音量60~70くらいでシャカシャカが聞こえます。つまり、音量60~70にしても隣に座っている人は聞こえない。(※チェックした時は、電車の空調騒音がある環境)

 

ちなみに、爆音派の私でも音量60~70で聞くのは辛いので、普段は音量50~60で聞きます。

 

電車での音漏れは、まったく心配無用だと思います。

 

音漏れが少ないと言っても、爆音にするのは良くないですね。

また中耳炎になったら、自分で痛い鍼をするしかないので。

 

以下は耳から浸出液が垂れて、腫れて痛いのを治した鍼治療例。参考になると幸いです。

 

www.li-hari.net

使用して良かった点・悪い点

 

1ヶ月くらいほぼ毎日、通勤で電車で使いました。

購入して良かったと思うところは、

 

  1. デザインがカッコいい
  2. 折りたたむのが楽
  3. 音漏れはとても少ない

  4. 作りがシンプルで頑丈そう、お手入れも楽

  5. 耳がキンキンする高音が出ない

  6. 中域のボーカルの音が太くて厚みがあって、暖かさを感じる

  7. まろやかな重低音がズドンと心地良く響く。今まで聞いたヘッドホン・イヤホンの低音とレベルが違う! 

  8. 値段がそこまで高くないので、雑に使っても心が痛まない(精神衛生上に良いのは大事です)

 

今まで聞いたヘッドホン・イヤホンとタイプが違う路線で、厚みがある声を聞いて心が安らぎます。

 

marshall monitorヘッドホン:簡単に折りたためる

marshall monitorヘッドホン:簡単に折りたためる

強いて弱点をあげると、

  1. 音全体が太いので、尖った高音が出ない。繊細なピアノ曲、バイオリンなどの弦楽器が好きな人には向かないと思います。
  2. イヤーパッドが磁石でくっつくタイプなので、多少の隙間があり、風切り音が気になる。ただし、強風でなければ風切り音は聞こえません。
  3. 側圧がきつめなので、長時間の着用は厳しいかも。通勤2時間以内の使用なら問題ないと思います。

    どのヘッドホンも長所と短所があるので、どちらを取るかは皆さんの耳次第ですね。

marshall monitor ヘッドホンで聞くオススメの曲

 

個性があるヘッドホンなので、ロック・力強いボーカル・太い厚みがある声との相性が良いです。特にハスキーボイスは格別。

 

以下はオススメの数曲。

私の「お気に入り」でもあります。

 

▼曲名: I Don’t Want To Talk About It

 

ロッド・スチュワート!

また出ました。

素敵な声とマーシャルMonitorは相性が良いですね。

 

 

▼曲名:ホテル カルフォルニア

 

イーグルスの名曲、知っている人が多いでしょう。

説明は要らないですね。

 

 

▼曲名:500 Miles

 

イノセンス・ミッション( Innocence Mission)の声は独特ですね。

 

透明感があって、細いのに少しハスキー。

哀愁が漂うけど落ち着く声です。

お気に入りアルバムには、彼女の作品が何曲かあります。

 

▼曲名:the windmills of your mind

 

たくさんの歌手にカバーされている曲です。

私が好きなのは、ローラ・フィジィが歌った曲。

 

痩せ型の体から信じられない低音と厚みがある声が出ています。

彼女のおかげで、ジャズ音楽が好きになりました。

 

くつろいで聞きたい時には、彼女みたいな曲がオススメですね。

マーシャルMonitorヘッドホンは、ジャズシンガーに向いていると思います。

 

▼曲名:Hello

 

イギリスの歌手:アデル(Adele)は言うまでもなく、特徴がある声で歌唱力がすごい人です。

 

名曲が多くてオススメのボーカル。

 

 

▼曲名:black is the colour

いろんなボーカルがカバーしている名曲みたいです。

私が好きなのは、以下のバージョン。

The Czarsが歌ったもの。

 

 

 

▼曲名:the wind that shakes the barley

ドロレス・ケーン(dolores keane)、アイルランド・トラッドの女王だと言われるそうですね。

 

芳醇で厚い声、アデルと違うタイプ。

アデルは現代の女性、都会の声だけど、ドロレス・ケーンは歴史の重み・故郷に対する愛を強く感じます。

 

苦難の歴史の中でも負けない力強さを感じる声。 

おばあちゃんが昔ばなしをする時、子供が興味津々で聞くように吸い込まれます。

 

 

ボーカルと低音好きには、マーシャルMonitorヘッドホンが超オススメ!

 

今はハイレゾ音楽対応がキャッチコピーで、いかにも繊細な表現力を表すかが主流になった感じです。

 

マーシャルモニターは流行っているイヤホン・ヘッドホンの音作りと違います。

細かく表現するのではなくて、まろやかな重低音をベースにしながら、太い音で全体的に包んで表す感じ。まさに、中医学のトータルケアに似ています。

 

トータルケアは、持病のついでにいろいろ治す事。

以下は一つの症例、参考になると幸いです。

 

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まろやかな重低音に360度包まれながら、太い中音(ボーカル)を出して、高音は刺さらない程度。正直、ほかのメーカーは真似できない個性的なヘッドホンだと思います。

 

高ければ買える音質ではありません。

マーシャルのエンジニアしか作れない音です。

 

国内正規品は約1万9千円ですが、アマゾンでは国内正規品の半額、なんと9千円台!

 

海外並行輸入品なので、保証がないのはデメリットだけど、シンプルかつ頑丈な作りなので簡単に壊れないと信じます。

 

興味がある方は、ぜひビックカメラなどの量販店で視聴して見てください。低音とボーカル好きだったら、あなたはうなずくはずです。

 

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