首から肩にかけての痛み(頚腕症候群?)は鍼・かっさで著しく改善。足三里を刺したら、お腹がゴロゴロ鳴った面白い症例。

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こんにちは、李哲です。

西洋医学では首から肩にかけての痛みを、「頚腕症候群」だと診断するのが多いです。筋肉弛緩剤よ、首を引っ張る牽引よ、いろいろ治療法があるけど効果はイマイチ。私は整形外科・病院通ってたけど治ってない患者さんをいっぱい見てきました。

西洋医学がダメなら鍼灸はどうなのか?
言うまでもなく効果バツグン。
今日は一人の症例で説明します。

首から肩にかけて痛いのは、鍼とカッサでだいぶ良くなった

40代の女性。
主訴は首が左に曲がらない。
曲げると首から肩にかけて痛い。
その影響で左肩を回すのも辛い。

当時刺したツボは、後谿、天柱、だいちゅう(骨会)、肩井など。仰向けになった時に、回してもらったらだいぶ良いけど、まだ痛みが残っているそうです。

仰向けで、もう少し強化するツボを刺しました。
鍼が終わって確認してみたら、まだ少し首肩の付け根が痛い。

肩を押してみたら、ガチガチ固まっていました。
これは1回の鍼で治らないわけです。

今度はかっさプレートでカッサをやりました。
左の首肩は赤黒くなり、右はまだマシ。

帰る時に彼女が言うのは、「だいぶ良いです。体重まで軽くなった感じです」

首肩が異常に硬いのは、冷えが主な原因。
血の巡りが悪すぎて固まっている。
1回で完璧には治ってないので、完全に解決するのには、数回かかるかも知れません。

足三里を刺したら、お腹がすぐゴロゴロ鳴った

余談ですが、彼女の鍼治療中に笑っちゃう事がありました。

左の足三里を刺して少し回したら、お腹がゴロゴロと鳴り。今度右を刺したら、またゴロゴロと鳴りました。

私「お腹が空いたですか?」
彼女「いいえ、まだ空いてないです。足に鍼をしたからだと思いますよ。私いつも鍼するとすぐ反応するので」

なるほど!
ただ、こんなに早く反応するとは想像もしてなかったです。

ニハイシャ先生1の鍼灸を習うとき、「足三里を刺した瞬間に胃痛が消える」と習いました。臨床では1回だけ検証したことがありますが、ニハイシャ先生が言ったとおり。以下がその検証した記事です。

もう一人の女性も、彼女と似ている体質で経絡が敏感でした。足三里を刺して少し回して響くと、すぐお腹がギュルギュル音がします。ツボは本当に不思議なものですね。

おわりに

首から肩にかけて痛いとき、経絡の流れを良くして、つまりを無くせば痛みは自然に消えます。鍼をするときがあれば、お灸を併用するときもあるし、今回の症例みたいにカッサを利用する事もあります。そして、1回だけでも著しく改善できる。引き続き何回か治療すれば完全に痛みが取れます。

困っている方はぜひ試してください。

  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

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