コロナのついでに帯状疱疹まで治った原因は、中医学がトータルケアだからです。

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こんにちは、李哲です。
中国河北省石家荘市の女医、張静先生1の漢方薬症例を翻訳しました。不幸にもコロナになって、また帯状疱疹までなった人たちへ参考になると幸いです。

当带状疱疹遇上新冠肺炎
新冠病毒就是个照妖镜,让宿疾未病无所遁形!

(2023-1-9 発表)

イブを飲んでも高熱が下がらない奥さんと咳が止まらないご主人

今日の午前、一人の女性患者さんに返事をしました。彼女は現在コロナ。石家荘市の住民として、コロナにかかったのは遅い方です。

周りの人たちから「頑張って数日耐えれば治るよ」という話を聞いて、彼女は何日か頑張って耐えました。イブプロフェン(中国での名称は「布洛芬」)を飲んだけど高熱が下がりません。仕方なくて私に連絡来たのです。

彼女の旦那さんもコロナになったけど、症状が全く違いました。高熱はないけど咳が止まらない。私はすぐ漢方薬を煎じて、届けに行きました。

患者さんからの2つの質問

2日飲んでから、彼女から連絡が来ました。
2つの質問があるそうです。

Q
二人の症状が違うのに、なんで同じ漢方薬ですか?
A

この漢方薬はコロナの代表的な症状さえあれば、みんな飲んで良いです。
処方は最適化されて、すでに数千人を治しています
効果は疑う余地もありません。
ずっと同じ漢方薬を飲んで、食べ過ぎ・過労を避ければ完治できます。
後遺症も残らないから心配しないでください!

李哲の説明:
臨床でコロナ後遺症を見ると、咳がなかなか治らない人が多かったです。その時は病院の咳止め薬を飲むのではなくて、漢方薬もしくは鍼を受けることです。体質改善とともに、肺を強化して咳を根絶させることが可能。以下は一つの症例、参考になると幸いです。

コロナ後遺症、咳が止まらないのは3分1まで減り、冷え性・寝付けられない症状が1回で改善されてビックリした【鍼治療例】

Q
コロナの発熱は怖くないけど、以前治ったはずの帯状疱疹が再発して辛かったです。なんで再発?
A

コロナは妖怪を照らす鏡です。あなたが以前どんな病気になったのか、今後どんな病気になるのか、隠れたものをすべて暴く鏡。逆に言うと、治せなかった病気を治せるチャンスでもあります!」

李哲の説明:
上記の患者さん、帯状疱疹が治ったと言うけど、おそらく西洋薬で抑えたでしょう。それは治ったと言わない。正しい言い方は、蓋をする。表面的には治ったように見えるけど、実際には治っていません。だから、数年後に漢方薬治療を受けたとき、以前隠れた病気が出てくるのです。

病気の原因を知らないと根治ができません。この道理を覚えてください。以下、ニハイシャ先生2の症例でも説明しているので、参考になると幸いです。

病気の原因を知らない医学は、必ずその病気も治せない 。悪性脳腫瘍とリンパ癌の原因は、腎臓に入るべきの栄養が逆流したからです

コロナ治療のついでに帯状疱疹まで治った患者

コロナが酷かった時期、ある女性患者さんの家族全員がコロナになりました。ご主人はかわいそうにも、コロナ+帯状疱疹になったのです。当時の石家荘市は本当に感染がすごくて、漢方薬を配達してくれる人を探すのも大変でした。

帯状疱疹の辛さ、かかった人はみんな分かるはず。
当時、私は彼女に話しました。
「コロナ専用漢方を飲んでください。帯状疱疹も一緒に追い出せます」

案の定、漢方薬を飲み続けることで、コロナが治る前に帯状疱疹が治りました。後遺症も全くありません。もし普通の帯状疱疹治療の考え方だったら、コロナを治す発汗剤を考えないでしょう。ほかの漢方薬で治療します。

李哲の説明:
帯状疱疹を治す処方箋は色々あります。一般的には竜胆瀉肝湯りゅうたんしゃかんとうが処方されるけど、ほかの漢方医たちの症例を見ると、めちゃくちゃ熱い附子湯で治した症例もありました。詳細は以下をご覧ください。

心臓が痛い帯状疱疹は「附子湯」3日で完治し、何年も再発してない

コロナと同時に持病まで治る原因は、中医学がトータルケアだから

なぜコロナを治す漢方薬で、帯状疱疹までついでに治ったのか?なぜ昔かかった帯状疱疹が掘り出されたのか?

私はあるオンライン友人のコメントを思い出しました。彼のコメントは非常に良く書かれているので、ここに貼っておきます。

▼上記のコメントを直訳します。

オミクロン株が体内に入ったあと、最適な生存できる場所を探します。もちろん、患者さんの患部は必ず生存に最適な場所である。(気血がつまり、寒気・瘀血などがたまる所。著名なウィルス学者、金日光先生はコロナウィルスを研究したことがあります。結論は、コロナウィルスは非常に安定した純粋な陰性の物質。

コロナウイルスが純粋な陰性の物質なので、漢方薬で治す時は陽性の生薬で追い出す必要があります。漢方薬でコロナウイルスが排除された後、患部の気血が通り、寒気・瘀血などがなくなると自然に基礎疾患も治ります。まさに、塞翁が馬さいおうがうまです。

李哲の説明:
中医学の漢方薬・鍼灸治療は2つの特徴があります。

①オーダメイド式
②トータルケア

西洋医学は頭痛だったら頭痛だけ、膝の痛みだったら膝だけ治すやり方。しかし、中医学は頭痛・膝の痛みが治るだけではなくて、ほかの諸症状も同時に良くなります。なぜなら、体は経絡で全部繋がれて、五臓六腑は一蓮托生いちれんたくしょうの関係ですから。

臨床では持病治療のついでに、ほかの諸症状が治った話はよく聞きます。以下は一つの症例、参考になると幸いです。

ドライアイは鍼治療1回で改善され、目の潤いが戻り、すごいよく見えるようになった。ついでに、夜間頻尿・首肩コリ・足のむくみも解消!

(おわり)

  1. 張静先生は中国・河北省石家庄市の中医師です。『傷寒雑病論』の処方箋で様々な病気を治す若者実力派。本ブログでは彼女の症例を数多く翻訳しました。張静先生の診療所住所・電話番号などは以下の記事をご覧ください。オススメの漢方医・鍼灸医(海外)

  2. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

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