こんにちは、李哲です。
アメリカの中医師：鄭智城先生1の記事：吃中药的宝宝总是比较健康_郑智城_新浪博客（2011-10-05発表）を翻訳しました。
漢方薬は母親の激しいつわり（嘔吐）を治すだけではなくて、生まれた赤ちゃんまで元気であることを紹介した内容です。
漢方薬を飲み続けて、健康な３女を生んだ母親
先週、ロードアイランド州の女性が、生まれたばかりの赤ちゃんを連れて診察に来ました。赤ちゃんが患者さんではなくて、彼女が患者さんです。
この女性は３８歳。
長女は１０歳、不幸にも智力障害がある子。次女は正常。今度の３女は生まれてまだ５ヶ月です。
彼女は一年半前から漢方薬を飲んで不妊症が治り、妊娠できるようになりました。しかし、私が脈診をした時、妊娠した脈と違う。私は無意識に、「妊娠ではないかも」と言いました。
何ヶ月後、彼女は帰ってきて苦笑いしてました。
「先生が正しかったです。今度の胎児は異常で、流されてしまいました。」
この報告で私はビックリしました。
脈診がすごい中医師だと思われるかも知れないけど、たまたま合っただけです。
１年後、彼女はまた妊娠して、妊娠してからも漢方薬を飲み続けました。
たくさんの人は西洋医学に洗脳されて、妊娠中は漢方薬も飲んではいけないと思います。これは本当に思わぬ巻き添え。
ひどいつわり（嘔吐）は、漢方薬で治せる
この女性は、妊娠中にひどいつわりがありました。
毎日午後４～５時から彼女は何もできない。事前に仰向けで猛烈な嘔吐を迎える準備をしないといけない。
彼女が冗談を言ってました。
「時間とおりに悪魔の降臨を待っている」
激しい嘔吐（つわり）は漢方薬・鍼灸で治せる
たくさんの人は妊婦の嘔吐は当たり前だと思いますが、それは中医学を知らない人の考え方です。
中医学を知っている人は分かりますが、辛い症状にはその原因があります。私の奥さんは子供２人産んだけど、つわりの嘔吐はなかったです。食欲が減っただけ。
真武湯１回分で激しいつわりは治った
当日、私は彼女に真武湯 １回分を処方しました。
処方内容は
附子（トリカブト）６銭。
白朮１両半。
茯苓１両半。
白芍１両半。
生姜１両半。
濃い目に煮詰めて飲む。
生姜：漢方の処方箋によく出る生薬で、医食同源の証の一つです。
私は彼女に言いました。
「これは一気飲みではないです。毎日少しずつ飲んで下さい」
彼女「良かった！今は水すらあまり飲めないから。水を少し多めに飲んでも嘔吐が激しいです！」
私がこの処方を出したのは、皆さんも妊娠嘔吐はなぜかが分かるでしょう。解釈は省きます。
この処方はとても有効でした。１回分だけだけど、その日に症状がだいぶ良くなり、翌日からは時間通りに降臨する悪魔は徐々に消えました。この１回分の漢方薬は、１週間でやっと飲み終わったそうです。
妊娠中のお腹が張るのは、漢方薬ですぐ治った
彼女は同時にもう一つ症状がありました。お腹の皮膚が非常に張っている。
以上は全部、先週彼女から聞いた内容です。彼女の話を聞いて、出産のいろんな大変さも分かりました。
漢方薬のおかげで、生まれた赤ちゃんの髪がフッサフサ
私が最初彼女の子供を見たとき、額が広くてなんかすごい天才の感じ。そして、彼女に「この子の髪は本当に多いですね！」と言いました。
彼女「そうです。上の２人のお姉さんの髪よりも多い。上の二人のお姉さんは、２～３歳まで髪が生えてこなかったけど、この子はまだ５ヶ月なのに髪がふっさふっさ。髪が良いのは腎臓が良い事でしょう？」
私「そうです。髪が良いのは、肝臓と腎臓が強い事です。あなたは漢方薬でどんどん若くなってますね、産んだ子はどんどん健康的になっているから」
妊娠中の不養生、西洋薬が自閉症の赤ちゃんを作り出す
私は一つ気になって質問しました。
「最初の子は、なんで病気になったのですか？」
彼女は嘆いてました。
「若い時、なにも気にしてなかったからです。妊娠してもあちこち動き回って、仕事の出張で飛行機に乗るのも日常茶飯事。楽しいのはもちろん楽しいです、いろんな都市が見えて。でも、最後はこんな事に。。。」
一人のネットでの友達、私に言ったことがあります。
彼女の友達は妊娠した時に、しょっちゅう風邪を引いて常に西洋薬を飲んでいたそうです。そして生まれた子が自閉症。
妊娠中に西洋薬を飲むと、赤ちゃんが自閉症になる確率が高い
西洋薬は、しょっちゅう飲むものですか？
病院の先生が副作用がないと保証しても、飲んではいけません！
何年か後には、その薬のひどい副作用が報道される。これは、もう西洋薬の日常茶飯事です。
治るかどうかは、お医者さんとの合縁奇縁
たまに私も不思議だと思います。
医者との縁はどういうものか？
なんである患者さんの治療効果はとても良くて、患者さんと一緒にいる時は愉快で楽しいのか？
例えばこのロードアイランド州の女性。
家族全員が私の診療所で治療しています。長女は生理痛、次女は便秘ぎみと風邪、ご主人は腰痛と花粉症。彼女のお父さんの糖尿病。みんあ治療効果が良いです。
彼女のお父さんは１回しか来てません。２週間の漢方薬を飲んで血糖値が正常になったので、西洋薬も止めたそうです。私は糖尿病治療で比較的に自信があるけど、彼女のお父さんみたいに早く治るのは珍しいです。
だから、私が思うのは、身体が健康であるかないか、回復ができるかできないかは、個人の要素が大半を占めます。
中医学を信じない人、もしくは性格上で他人を信用しない人は、健康を求める道はデコボコの歩きにくい道。
李哲の感想と解釈
鄭先生の処方箋は、２つありました。
①つわり：真武湯。
鄭智城先生は、ほかの記事で大絶賛してました。
末期がんの腹水を治すとき、非常に効果が良いから。関連の説明は以下の記事をご覧んください。
②妊娠中のお腹がはる：当帰芍薬散＋桂枝湯。
当帰芍薬散は非常によく使う漢方薬で、妊婦専用ではなくて生理痛・一般的な腹痛にも使うものです。
いずれもすぐ解決しています。
一つ注意点は上記の処方箋、誰でも合うとは限らないので、漢方薬局の先生と相談してください。
妊娠中の体調不良を漢方薬で全部解決したら、生まれた赤ちゃんも元気です。上記のように、赤ちゃんの髪がフッサフサ、腎機能が超～いい！
お母さんが漢方薬を飲んで、元気な赤ちゃんが生まれるのは予測内のことです。漢方薬でお母さんの気血不足が解決され、免疫力・体力とも増強。土台がしっかりなるので、土台から生まれる赤ちゃんも五臓六腑が良いわけです。
西洋薬は母親の体質改善、つまり土台を強化することができません。
生まれた赤ちゃんが自閉症・白血病・悪性脳腫瘍がなければ幸いです。
妊娠中のつわりは、漢方薬はもちろん、鍼灸でも治療ができます。
鍼治療の場合は、公孫＋内関（もしくは足三里）で吐き気・食欲不振を治せる。お腹がはるのは、内廷＋足三里で十分。以下は一つの治療例。参考になれば幸いです。
鄭智城先生はアメリカで開業している漢方医。様々な面白い症例があったので、翻訳させていただきました。人物紹介と診療所情報は、オススメの漢方医・鍼灸医（海外）をご覧ください。
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