妊婦中カンジダになって、かゆみが我慢できない!
でも、病院の薬はなるべく使いたくない!
西洋医学の治療以外に、鍼灸もあります。
鍼治療は最も安全で有効な治療法、副作用が一切ありません。
以下、一つの治療で鍼治療の効果と、カンジダの原因などを説明します。
カンジタのかゆみで、立っても座っても我慢できない妊婦
こんにちは、李哲です。
今日は私の鍼灸治療例。
女性、30代。
前は不妊症で、足つぼ整体で来ました。
しばらく施術してから無事妊娠したけど、今回困った症状が2つありました。
①カンジダ(デリケートゾーンが痒い!)
②アトピー性皮膚炎
彼女が言うのは、
「立っても座っても、我慢できないくらい痒いです!」
鍼は響きがあると前に話したので、響きが怖くて来てなかったみたいです。彼女はもともと痛がりで、足つぼのときも絶叫したから。今回は鍼が怖いけど、勇気を出して来たそうです。
カンジタの原因と鍼で治せる理由
カンジダは西洋医学の病名で、中医学の病名ではありません。
西洋医学で、カンジダ菌が原因だといいますが、中医学での原因は湿気と熱(いわゆる炎症)がデリケートゾーンに溜まるからです。
解決方法は熱(いわゆる炎症)と湿気を取り除く。
炎症を経験した人はみんな分かると思いますが、赤く腫れて湿っぽく中から液体が流れ出る、この液体を「湿気」だと言います。
鍼灸理論で陰部を通るのは、肝臓の経絡しかありません。
なので、肝臓のツボ:行間(消炎鎮痛剤になる)、太衝(解毒作用がある)、蠡溝(れいこう)などを選び、ほかには脾臓を強化して湿気を取り除く事を狙いました。
三陰交、陰陵泉穴、地機などは最適な脾臓を強化するツボです。
鍼治療2回で、カンジタの痒みは治った
1回目の鍼。
まだ妊娠6~7ヶ月で、アトピー性皮膚炎に最適な合谷穴は使えない。
「合谷穴に補法を使うと流産する」、と昔の鍼灸書に書いてますので。
あとは、お腹が大きくなっているので、お腹のツボも刺せない。気海、中極など陰部の炎症にとても良いツボも使えない!
ほかのツボを選びました。
曲池、血海など、三陰交、築賓など。
1回の針をしてから、なぜか彼女は姿を消しました。
鍼が怖くて来ないと思ったら、1ヶ月後にまた来ました。
彼女が言うのは、「前回の鍼を受けて2~3日後には痒みがだいぶ楽になりました」
最近まだ少し痒みがあって、漢方薬を1週間のんだけど治らなくて、2回目の鍼治療に来たのです。
刺したのは前回のツボとほぼ同じ。
2~3日前に胃も辛かったと言うので、足三里を追加。
1ヶ月後、彼女は3回目の鍼治療に来ました。
当時は妊娠9ヶ月目。
カンジダの主訴はなくなりました。
でも、アトピー性皮膚炎はまだある。これは以前からある持病です。
顔に赤くて痒い疹が出てるけど、液体は漏れてない。
もともと手指関節の間にあった、肌あれもひどくなった。
刺したのは血海、翳風穴、曲池、三陰交、築賓、三間.風市.董氏奇穴の駟馬穴。
前回の鍼を受けてから、アトピー性皮膚炎は消えてはないけど、ぐっすり眠れて次の日に起きたらすごい体力が湧いてきて、元気いっぱいだったそうです。
カンジダのかゆみは2回の鍼でなくなり、今後の治療はアトピー性皮膚炎のみ。アトピー性皮膚炎の治療には、時間がかかります。
以下はステロイドの被害者で、未だに化学毒素を出し切れなくて、治療を続けている女性の記録です。
中医学は西洋医学の病名を気にしない、中医学は患者さんの症状を治す
カンジダを診たのは今回初めてです。
始めて?
これを見て、びっくりする方がいるかも知れません。
初めてみる病気は、私にとって日常茶飯事です。
西洋医学の何千種類の病名があるけど、中医学にとってそんな病名はどうでも良い。
経絡と五臓・六腑の生理作用に基づいて、患者さんの自覚症状を指標にして治療するのです。
西洋医学の先生は、聞いたこともない病名だと治療法が分かりません。しかし、中医学の場合は違います。診たこともない病気でも、相応の治療法があります。
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