こんにちは、李哲です。 アメリカの著名な中医学先生:倪海厦(ニハイシャ)先生*1の治療例を翻訳しました。中国語本文のリンク先は、老師治療狗的下利便血症
犬の血便、下痢を漢方薬2包で治した例です。本治療例で分かりますが、漢方薬は人間にも効くし、動物にも効きます。人間も所詮、動物ですからね。
漢方薬治療を希望する方は、ニハイシャ先生の弟子たちが集まっている台湾の診療所に問い合わせしてください。私が研修にも行ったところで、信頼できる診療所*2です。病院の治療よりも副作用なくて、根本的な治療になります。台湾診療所の住所・電話番号などの詳細は、以下をご覧んください。
犬の血便、下痢は、2包の「三黄瀉心湯」で治った
私がアメリカに戻る前、息子の犬が突然下痢.血便があって、近くの獣医に診てもらおうとしてました。私に挨拶しにきた時、ちょうど犬の状況を話したのです。
私が思ったのは、「獣医はきっと犬が大腸炎だと診断して、抗生物質を処方するでしょう。しかし、抗生物質は効きますか?」
▼李哲の補足説明:抗生物質の作用機序・原理などは、以下の記事が勉強になります。抗生物質よりも効果が良い漢方薬・鍼灸があることを覚えてください。
私は息子に教えました。
「漢方薬局で粉薬を買って来なさい。犬の下痢はひどくないので、煎じ薬の赤石脂、禹余粮(うよりょう)などは要らない。犬に三黄瀉心湯だけ飲ませば治る。」
三黄瀉心湯は、黄連.黄芩、黄柏(みんな同量)の組み合わせです。
息子は私の意見を聞いて、すぐ漢方薬局に買いに行きました。 その後、私は飛行機でアメリカの自宅に戻った時、常例として台湾に電話して無事着いたと話したら、息子が言うのは「犬の下痢と血便はもう治った!」
粉薬を2包飲ませただけなのに、回復がこんなに速いです。
ここで分かりますが、経方は動物にも効く。
『傷寒雑病論』の処方箋は、本当にクラシックな処方で、いつの時代でも効きます。
李哲の感想
経方の言葉は、ニハイシャ先生の記事でよく出ています。どういう意味なのかは、以下の記事で詳しく説明しました。参考になると幸いです。
動物の治療例はもう2つあるので、よかったらご覧ください。
①腎不全、尿毒症でも漢方薬で治せるのです。
②腎臓結石で尿が出ない、血尿の猫は、1日の漢方薬で治りました。
余談話ですが、動物はマッサージも大好きです。
出先で犬.猫に会った時、背中.腰.首などマッサージしてあげると、すぐ仲良くなります。以下の記事は私の経験談です。
面倒なのはマッサージして!と犬.猫が寄ってくること(笑)
動物は飼ってないので、漢方薬は飲ませた事ないですが、人間よりは美味しく食べるそうです。おそらく、身体に必要な救世主だから、喜んで飲むでしょう。
野生動物はケガした時、自分で治療できる草を探しに行くそうですが、人間はこのような力がなくなっていますね。大昔はあったと思いますが。
動物に鍼したのは聞いたことがあります。
日本の鍼灸専門学校に通った時、学校の先生が言うのは、自宅の猫にはよく鍼して病気を治している。面白いのは人間と違って、動物はうわうわ騒ぐのではなく、静かに受けているそうです。
*1:倪海厦(ニハイシャ)先生の紹介文は、リンク先記事をご覧ください。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介します
*2:台湾の信頼できる中医学診療所、私が研修に行ったときの見聞録は以下の記事に連載しています。どうぞ参考にしてください。超実力派の漢方医たちの日常診療:台北研修会の見聞録(1)
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