こんにちは。李哲です。
アメリカの中医師:李宗恩博士*1の記事を翻訳しました。
13歳半の老犬のクッシング症候群を治し、獣医が予測した3ヶ月余命より1年半も長生きした治療例。
中国語本文のリンク先は、中醫治療狗狗 – Cushing Syndrome – 當張仲景遇上史丹佛(2011/1/23 発表)
漢方薬でクッシング症候群が治り、余命宣告より1年6ヶ月も長生きした老犬
患者は一匹の犬、メス、13歳半。
右腎臓に癌があって摘出術をしました。
左腎臓のアドレナリンが過剰分泌で、血液中のアルカリホスファターゼが異常に高いのが見つかって、獣医はクッシング症候群だと診断しました。
犬の症状は、体力がなくゼーゼーハーハーする。咳をして飲む水の量が多い。生ものが嫌で便秘。後ろの足は無力、関節炎もあります。
獣医の診断は、余命3ヶ月。
当時の処方は、粉薬の六味地黄丸+五苓散+柴胡+竜胆草+ウコン+梔子(クチナシ)。
漢方薬を飲んでから、咳とゼーゼーハーハーするのが減り、活動力が増えて飲水量・食欲は正常になりました。
現在、犬はまだ生きています。
獣医が予測したより、1年半も長く生きています。
李哲の感想:漢方薬は動物も人間も治せる
アドレナリン分泌異常で言われるクッシング症候群。西洋医学では、癌を切り取って、あとは死ぬまでの投薬治療です。
ゼーゼーハーハーする症状は、クッシング症候群でも起きるし、心臓喘息でも起きます。
以前治療した末期乳がんの女性、結果的にはダメだったけど、心臓が痛いのとゼーゼーする息が苦しいのは治して、生活の質を保ちました。詳しいのは以下の記事をご覧ください。

上記の獣医、余命3ヶ月と言ったら、その意味は西洋医学の治療だと3ヶ月だけ生きる意味です。
乳がんも5年生存率をよく言います。その意味は、病院の治療だと5年しか生きられないことです。しかも、治療している間は、地獄に落ちたような苦しみを味わいながら。
漢方薬の治療は、どんな生活のクオリティーか?
以下の翻訳文で説明しています。
飼い主さんが漢方医に診てもらうになったのは、本当に縁があるとしか言えない。多くの人は言い成りになって、そのまま手術して投薬治療をするでしょう。
結局、犬もかわいそうに副作用だらけの薬を飲まされ、必要がない手術で体力がどんどんなくなり、これで死なないわけがないです。
動物も人間も自然の中で生まれたので、もちろん自然から生まれた漢方薬は効き目があります。
以下は2つの動物を漢方薬で治した例です。
興味がある方は、どうぞご覧ください。
▼猫の腎臓結石を1日の漢方薬で治した例。

▼犬の血便、下痢を1日の漢方薬で治した例。

数年前、鍼灸専門学校に通ったとき、学校の先生は自宅で飼っている動物に鍼をして治すそうです。
私はまだ飼ってないので症例はないですが、鍼灸でペットを治せるのは信じています。ほかの患者さんのペットが、獣医に鍼治療してもらって、引きずる足が治ったのを聞いたことがあります。
以前、豚インフルエンザ、鶏インフルエンザで大量の豚・鶏が死にましたが、飼い主さんは抗生物質などを使ったでしょう。
伝染病が流行った時、抗生物質はちっとも効果がありません。
なぜ漢方薬に助けを求めないでしょうか?
漢方薬は動物の伝染病も治せるのに、残念で仕方ありません。
以下は伝染病:コレラを漢方薬とお灸で治した例。
漢方薬と鍼灸で、伝染病が治る事を知ってください。

今後、伝染病の漢方薬治療例を見つけたら、また翻訳します。
*1:李宗恩博士のご紹介は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外)をご覧ください。
コメント