こんにちは。李哲です。
妊娠中の風疹は危ないという噂話を見ました。
果たして風疹はそんなに怖いものなのか?
今日は風疹の症状を分析しながら、中医学の考えと解決策について書きました。参考になれば幸いです。
- 風疹の症状と原因
- 麻疹を治す漢方は、柴胡が入ったのが多い
- 高熱、発疹、リンパ節腫れは鍼灸でも治せる
- 風疹ワクチンしないと、胎児に悪影響があるというのは詐欺!
- 風疹を「予防」するワクチンは要らない!
- どんな病気でも、漢方薬・鍼灸で治せる!
風疹の症状と原因
先に風疹の症状を分析します。
症状は以下のサイトから見たもの。
発熱、発疹、リンパ節腫脹などの症状がほぼ同時に出現します。発疹は粟粒大の丘疹で、全身に出ますが、数日で色素沈着を残さず消失します。眼の結膜充血が特徴的です。多くの例で、口腔内にForchheimer spots(フォルヒハイマー斑)という点状紅斑・紫斑が見られます。
発熱、発疹、リンパ節腫脹が主な症状だそうですね。
発熱は風邪みたいです。風疹はウィルスが原因だと言いますが、風邪もウィルスなので、両者は似ています。
中医学では病名のとおり、風邪(ふうじゃ)が主な原因。インフルエンザも風邪(ふうじゃ)が原因だと言います。
リンパ節腫脹は、風邪よりもう少し中に入った時の症状。『傷寒雑病論』の六経弁証では、これを『少陽病』だと言います。ちなみに、黒死病もリンパ節腫れ・発熱があるので、『少陽病』の範囲。漢方薬症例が一つあるので、参考にしてください。
『少陽病』というのは、どんなものか?
ざっくりいうと、中医学では邪気(西洋医学でいうウィルス、菌)の伝達ルートは以下のとおり。
太陽病(体の一番外側)→陽明病→少陽病→太陰病→少陰病→厥陰病(体の一番奥)。
たとえ話をすると、太陽病は風邪(かぜ)がメインで一番軽い病気。少陽は3番目の深さにあるので、風邪よりは少し深層部の病気に属しています。もっと詳しい説明は、以下の記事をご覧ください。
麻疹を治す漢方は、柴胡が入ったのが多い
漢方の解決策は、柴胡類の処方箋がメイン。
例えば柴胡桂枝乾姜湯、柴胡桂枝湯、小柴胡湯、小柴胡湯加桔梗石膏、大柴胡湯… …とにかく『少陽病』には柴胡を使います。小柴胡湯は『少陽病』の代表。
小柴胡湯はとても不思議な処方箋です。太陽病、少陽病、陽明病。この3層に渡る防衛線を統括できて、幅広い範囲で使われているのです。以下は小柴胡湯で治した代表的な症例、参考にしてください。
以前、漢方医たちは女性の病気を治す時、いろんな症状があってわけわからん時は、一律小柴胡湯を処方しました。そして、なんでも良くなり、『柴胡派』という流派までできたのです。中医学に詳しい先生から見ると、これは笑い話ですね。
柴胡が入った処方はメインになると予測したけど、ほかの処方になる可能性もあります。
風疹でも人によって、症状が細かく違うので、弁証論治が必要です。自分にどんな処方箋が必要なのかは、必ず信頼できる漢方医に尋ねてください。
高熱、発疹、リンパ節腫れは鍼灸でも治せる
鍼灸治療の場合、高熱があったら商陽・少商で刺絡(しらく)。これで足りなかったら、三焦経の井穴:関衝で刺絡。
高熱が下がらないとき、刺絡(しらく)すれば、だいたい20~30分くらいで熱が下がる。私が日本の鍼灸専門学校に通った時、学校の先生が体験談を話してました。以下の記事、どうぞご覧ください。
発疹は上半身に出たか、下半身に出たかによって、ツボが違う。
上半身だったら、合谷と曲池。
下半身だったら、血海と三陰交穴。
もちろん、これで足りなかったら、さらに強化するツボがあります。リンパ節腫脹は、肘後ろの天井で十分。
以前、川崎病を治した例がありますが、これもリンパ系に影響があるものでした。発疹と粘膜の水疱があったので『少陽病』の範囲。以下はその治療記録。読んだことがない方は、どうぞご覧ください。
風疹ワクチンしないと、胎児に悪影響があるというのは詐欺!
西洋医学は20週目までの妊婦が風疹にかかると、先天性風疹症候群が生じる可能性があると言います。
この可能性を分析してみますね。
①風疹だけど、なにも治療しない。そして先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれた。
②風疹で投薬治療した結果、先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれた。
ネットを見る限り、①の状態で生まれたと書いてない。可能性としては②の結果だと思います。
風疹は大昔からありました。
中医学では「瘾疹」(隠れた疹)と言います。1500年前の孫思邈の著書:『千金翼方・少小婴孺方』には「治小儿风骚瘾疹方」と書いてある。
おかしいのは、中医学歴史では大量の心疾患・白内障の子供の記録がない。古代の中国人は運が良くて、みんな子供が正常だったでしょうか?
今恐怖と不安を煽る先天性風疹症候群。
西洋薬のせいなのか?
風疹のせいなのか?
皆さんの判断にお任せします。
安心してください。
西洋医学は絶対に自分たちの薬で、障害児が生まれたと認めないから。ひどいサリドマイド – Wikipediaみたいに、たくさんの被害者が公にしない限り。
風疹を「予防」するワクチンは要らない!
西洋医学では風疹を治せないから、予防接種というインチキ発明をしました。
皆さんは一つの常識を覚えてください。
病気を治せない医学は、予防もできません。
「ワクチン接種したから病気になってない。ワクチンは偉大なるものだ!」こう信じるのは、貴方の気のせいです。本当のことは、貴方の免疫力が強いから病気になってない!ワクチンに感謝するのではなく、貴方の生まれつきの免疫力に感謝すべきです!
どんな病気でも、漢方薬・鍼灸で治せる!
風疹に1回でもかかったらアウトなのか?
私はまだ「1回感染されたらアウト」という病気は聞いた事がないです。
そんなウィルスがあったら、医学なんて存在する意味もない。感染されない事を神様に祈ったほうが、よっぽど良いでしょう?医学は要ります?
中医学の聖典:『黄帝内経』でははっきり書いてますが、病気はすべて治せるもの。治せないのは、その医学に問題がある。
一つ例をあげると、西洋薬でも治せない末期の梅毒。漢方薬で治して、なにが悪いでしょうか?
あなたが風疹であろうと麻疹であろうと、アトピーであろうと湿疹であろうと、漢方薬と鍼灸はみんな解決策があります。
リスクを踏んでワクチン接種するか。
副作用がない漢方薬・鍼灸の治療を受けるかは、皆さんご自身で選んでください。
コメント