久しぶりに自力で便が出て、膝の痛みも再発なし。眉毛の骨が痛い、腰痛、偏頭痛は治り、鍼を刺して間もなく手足がすごい暖かくなった。

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こんにちは、李哲です。
おばさんたちに鍼した記録を公開します。
施術日は2018/09/07。

主な治療内容はひどい便秘と腰痛、膝の痛み、偏頭痛、冷え性などです。当時の施術画像も添付しているので、参考になると幸いです。前回の記録は以下をご覧ください。

久しぶりに自力で便が出て嬉しい!膝の痛みは再発してない。

3番目のおばさんが言うのは、前回鍼をした翌日に便通があった。久しぶりに自力で便が出たので、とても喜んでました。いつもは2~3日に1回、浣腸薬で便を出して、自力で便が出るなってなかったから。

「納豆を食べたのが原因かな?でも、鍼の効果もあると思う。」とおばさんはつぶやいてました。

納豆だけで便通が治るなら、納豆をよく食べる日本人は便秘にならないですよね?これは明らかに鍼の効果です。便秘気味を改善した症例はたくさんあります。以下がその一つ。

おばさんはもう一つ言いました。
「以前の鍼をしてから、ヒザ痛が再発してない。不思議!」

これも不思議なことはないです。
鍼治療は体を強化するもので、よほどのことがない限り再発しません。

おばさんの膝の痛みを1回で改善した記録は以下をご覧ください。

今日の主訴は、相変わらず腰痛が気になるのと、首コリ・肩こり・便秘気味・尿がうまく出ないときがある。

中国から持ってきた「八味地黄丸はちみじおうがん」を飲んでいるので、尿が出にくいのは治ったみたいですが、念のために関連のツボを刺しました。

心兪、大腸兪、腎兪、京門、志室、だいちゅう(骨会)、陰谷、委中。仰向けでは天枢、中脘、巨闕、内関、三間透労宮、陰陵泉、地機、三陰交。

以下は当時の施術画像。

押して一番痛がったところは志室穴(赤い丸)

押して一番痛がったところは志室穴(赤い丸)

心兪と大ちゅう(骨会)に刺した鍼。心兪を刺した理由は、睡眠が悪くて冷え症だから。鍼の周りが赤くなっているのは、『得気』現象です。気が集まると赤くなります。

心兪と大ちゅう(骨会)に刺した鍼。心兪を刺した理由は、睡眠が悪くて冷え症だから。鍼の周りが赤くなっているのは、『得気』現象です。気が集まると赤くなります。

眉毛の骨が痛い、寝返りもできなかった腰痛は治り、偏頭痛は鍼を刺して間もなく治った

2番めのおばさん。
前回の鍼をしてから、まゆ毛の骨の所が痛いのはなくなった。当時、陰陵泉下で圧痛点を探して、ピンポイントの所を刺したら消えました。偶然だと言われるかも知れませんが、ほかにもう一人の症例があります。同じように、鍼を刺した瞬間に治りました。詳細は以下をご覧ください。

触るだけで痛かった左腰は、前回の鍼をして自宅でお灸をしてからだいぶ治った。前回は寝返りを打つのもできなかったです。

大便、小便はよく出る。
これは幸いのこと。

右膝裏の痛みは全然変わらないそうです。そして、顔も足もむくむ。目の奥が痛い。

鍼を刺したのは、腎兪、京門(3寸の鍼)、だいちゅう、天柱、関元、中極、気海、陰陵泉、地機、三陰交、太衝。

目の奥が痛いのは、太衝ひとつで十分。目の奥はすぐ軽くなるはず。今までたくさんの患者さんで検証できました。以下が一つの症例、参考にしてください。

今日はまた偏頭痛があると言うので、太陽透率谷を追加。鍼を刺してすぐ偏頭痛が治り、ウトウトしてました。 

以下は当時の施術画像。

腰痛を治すツボ、委中と陰谷に刺した鍼

腰痛を治すツボ、委中と陰谷に刺した鍼

董氏奇穴の腕順1と腕順2。腰痛・膝の痛みにも有効

董氏奇穴の腕順1と腕順2。腰痛・膝の痛みに有効。

気海、関元、中極に刺した鍼。体内を温めるツボセット。

気海、関元、中極に刺した鍼。体内を温めるツボセット。

施術したツボの説明

以下はツボの説明です。

①腎兪、京門(3寸の鍼)。
腎虚証の腰痛を解消するため。

②だいちゅう、天柱:
首コリと肩こり解消のツボ。

③関元、中極、気海:
2番目のおばさんは子宮がんがあるので、必ず温めるツボを刺します。今日は強化バージョンとして3つも刺しました。普段は1~2個で十分。

④陰陵泉、地機、三陰交:
顔と足がむくむというので、このセットは必要。体内の余分な水を、尿から出せます。

むくみに関して、鍼治療は効果バツグンです。私が治療したもう一人の女性は、鍼を刺して30分寝ただけだったなのに、むくみが消えてビックリしていました。詳細は以下をご覧ください。

鍼を刺して間もなく、手足がすごい暖かくなった

お腹と足の鍼を刺して間もなく、2番目のおばさんが言うのは「手足がすごい暖かくなってきた」。

隣の3番目のおばさんが寝たと思いきや、急に相づちしました。
「そうそう!前回、私も鍼して帰る電車で、体がホッカホカになったよ」

余談ですが、3番目のおばさんは腰に鍼をしたとき、腰が燃えそうに熱くなったこともあります。いかがその施術記録。

鍼してすぐ暖かくなるのは、とても良いこと。気の反応が早い、血の巡りが早く変わることを証明します。これは生まれつきの体質・今の体の状態と関連しているので、気の反応が遅いことで落ち込む必要はないです。徐々に変わりますから。

膝の曲げ伸びができない原因

鍼が終わったあと、おばさんは質問してきました。

おばさん「なぜ膝を曲げて伸ばす時に、膝裏が痛くなる?」
「寒気と湿気が筋の間にくっついてるから、曲げ伸びが自由にできないです」

おばさん「そういえば~以前すごい寒くて湿気が多い所に、長期間滞在したことがあったね。そのせいかな…」

外部環境の寒さと湿気は、防寒対策が足りないと体内に入ります。あとは、口から入れる食べ物も内臓を冷やすので要注意。減らす・止めるべきものは、過去記事を参照してください。

話を聞いて、なぜ前回の鍼が無効だったのか分かりました。

2番目のおばさんのヒザ痛は、単純な膝前・膝の中が痛いのと違う。寒気と湿気がくっついたときは、解決に時間がかかります。このまま、しばらく鍼を続ければ大丈夫。一気には変わらないけど、徐々に変化が現れるはず。

おばさんたちは、今後も鍼をしに来る予定。
そのとき何か変化があったら、また記事として書きます。

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