【※本記事は2020-03-12更新しました】
こんにちは。李哲です。
今日はある女性から聞いた話。
ある日、彼女は生理が7日経っているのにダラダラと終わらない。そしてフラフラするから、念のために病院の検査を受けたそうです。
病院は彼女の採血検査をして、終わった後に彼女に言うのは「貧血です」。
彼女は不満な声で私に言いました。
「貧血?はぁ?そんなの私も知っとるわ!
貧血なのに血まで抜かれちゃいましたよ!」
私は彼女の顔を見て、大笑いするしかなかったです。
見ただけで貧血だと分かるのに、さらに血を取られる。これは何なんですかね…
ちなみに、献血は体に良いという都市伝説もありますが、騙されないでください。
彼女は続けて話しました。
「病院の検査では子宮筋腫があり、去年の2cmくらいから今4~5cmあるそうです。子宮筋腫が大きくなったのは食生活習慣が関連しているでしょうか?と病院の先生に聞いたら、そんなのはない!と言われました。
嘘でしょう?
食生活習慣と関係がなかったら、なんで1年で大きくなりますか?」
彼女の状況、私はよく知っています。
以前から来たことがあるので。
今回なぜ子宮筋腫が大きくなったのか、いろいろ聞いてみました。
彼女の話で分かったのは、暑いからついつい冷たいものを飲む。ほかには、冷たいビールを飲むのが習慣になり、飲まないときもあるけど、飲む時は毎日飲んでいる。昼からも飲む時があるそうです。
彼女は笑いながら、「自分はアルチューですかね?」と質問しました。
私は笑いました。
これはアルチューではない。
彼女はただ単に、冷たいものを取りすぎて子宮筋腫が大きくなったのです。
以下はもう一人の女性の施術記録。
子宮筋腫、生理痛などを分析しました。参考になると幸いです。
治療としては、下腹部を温めて瘀血を溶かす。
子宮筋腫はまだ6㎝以上ではないので、なくなる可能性は高い。
それでは、どうすれば彼女の子宮筋腫が良くなっているのが分かるのか?
冒頭で書きました。
彼女は生理出血が1週間超えて、フラフラしたから病院に行った。
鍼治療したあと、
①生理の出血が、ちゃんと1週間以内で止まる。
②フラフラする症状がなくなれば、良くなっている証拠です。
あとは脈診と舌診で総合評価。
血を抜く検査も要りません(笑)
体内になにか不調が起きたら、必ず外側に自覚症状として現れる。
逆に言うと、自覚症状が良くなれば、体内の不調も消えたことを証明します。
以前、もう一人の患者さんから話を聞きました。
その患者さんが病院の先生に言われたのは、「痛くて気絶しそうな子宮筋腫でなければ、子宮全摘手術をしなくて良いです。閉経後、自然に子宮筋腫が萎縮するから。」
つまり、自覚症状がひどくなければ、子宮全摘手術なんかやるものではない。
子宮筋腫は、ほぼすべての女性に見かける病気です。みんな3mmとか1cmの子宮筋腫は持っている。
大事なのは、子宮筋腫があるかないかではなくて、子宮筋腫に伴なう諸症状があるかないか?たとえば生理痛、出血量が多すぎる…
もし、諸症状がなければ、体に影響がないので無視して良い。手術する必要もありません。
追記:
後日、彼女が来て言うのは「病院に行っても、鉄剤が出るだけでしょう?もう行かない!」
彼女の貧血は、肉を食べなさすぎも一つの原因であります。
血を作るのには肉が必要。
どうしても肉類が嫌だったら運動を多めにして、内臓を強化したほうが良いです。
鉄剤は貧血に出されていますね。
しかし、鉄剤の副作用は便秘。
これは過去記事でも書きました。
鉄剤は体に吸収できないから、肝臓につまって便秘になります。
ビタミン剤も吸収できないので、飲むとすぐ尿から出て「黄金尿」になるのと同じ。
人工的な栄養剤は、食べるものではない。
貧血、便秘など治したらいなら、根本的な原因を解決する漢方薬もしくは鍼治療がオススメです。
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