透明な鼻水が止まらない、くしゃみ、咳、発熱を鍼で治した例

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こんばんは、李哲です。

風邪治療だと皆さんが思い浮かぶのは、葛根湯などでしょう。鍼で風邪を治すイメージはないと思います。

今日は風邪を鍼で治した例をご紹介します。鍼でも風邪の諸症状を治せる事を知ってもらえると嬉しいです。


患者さんは私自身。
先日休みの日、久しぶりに風邪を引いてしまいました。

昼から透明なサラサラの鼻水が止まらない。くしゃみ。咳。体内に熱がこもって熱い感じがする。

自宅には漢方薬もあるけど飲まないで、鍼を刺して見ました。

液門、三間。(風を引いたときのベスト組み合わせ)
木穴(これは董氏奇穴)。
以下は自分に刺したときの画像です。

液門穴と三間穴に刺した鍼

液門穴と三間穴に刺した鍼

董氏奇穴、木穴に刺した鍼

董氏奇穴、木穴に刺した鍼

鍼をして30分後には鼻水が止まり、体内が熱いのもだいぶなくなりました。

その後、安静すれば良かったけど、夕方にランニングに行ってしまって、その夜また鼻水と熱が再発!

今思うとランニングで、汗をかき過ぎたのがいけなかったのです。でも、当時はどうしても走りたかった…仕方なく寝る前に葛根湯3袋を飲み、布団をしっかりかけて寝て汗をかく事を狙いました。

葛根湯で風邪を治せる理由は、以下の記事で詳しく説明しています。どうぞご覧ください。

案の定、夜中にじわっと体全身から汗が出て、次の日は熱がこもる感じがなくなりあとは鼻づまり、咳と痰が絡むくらいでした。次の日は天突穴、尺沢穴など刺して、30分仰向けで昼寝。

その日の夜によく寝たら、残ったのは少し鼻づまり。あとは、ほぼ治りました。

臨床経験だと風邪を治すとき、漢方薬はめちゃくちゃ早く効くのは知っていました。

鍼はどうだろう?と思ったところ。
鍼灸の有効性も検証できて良かったです。

【追伸1】
中国では風邪を引いたら、だいたい「厚い布団をかけて汗をかけば治る」と言います。薬の飲む必要すらない。ただし、ダラダラの汗.大量の汗だと逆に違う病気になるので要注意。

風邪が治るときの汗は、じわっとする汗です。
着替えしないといけない汗は、かきすぎ。風邪が治ったとしても、ほかの不調を起こします。

【追伸2】
西洋医学の説では、風邪の原因はウィルス。
西洋医学も自分で認めてますが、風邪のウィルスを殺す西洋薬はありません。

風邪を引いたら、漢方薬飲むか鍼灸を受けるか、もしくは何もしないで1週間くらいよく寝れば、自分の免疫力で自然に治ります。

(おわり)

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