治療用の鍼が変わる

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こんにちは、李哲です。
今日は施術例ではなくて、鍼に関する雑談。

今年に入ってから施術用の鍼を変えます。今まではずっと「漢医」メーカーを使ったけど、これからは「珞亚山川」メーカーになります。以下は画像。

新しい鍼も使い捨てタイプ
新しい鍼は10本で一つのパッケージになっている

選んだ基準は①出血が少ない②刺したときの痛みが少ない③瀉法、補法など手技を行いやすい。

いろんなメーカーの鍼で自分に刺しまくってみたけど、しっくり来るのは「珞亚山川」メーカーでした。もちろん、「漢医」メーカーも甲乙つけがたい存在で、切り替えるのは葛藤しました。

開業してから8年間ずっと「漢医」メーカーの鍼を使い続け、鍼の独特な指の感覚が固定されたわけです。新しい武器に変えるのは、少々の抵抗感がありました。もう一度手に馴染むまで、時間がかかるからです。

八年間使って手に馴染んだ鍼、漢医メーカー

人間の惰性でしょうか。
使い慣れているもの、環境から離れるのは嫌ですね…

しかし、患者さんへもたらすメリットが多いので、今回は考えてみようと思います。指の感覚は努力して慣れれば良いだけの話。今後は2つのメーカーを併用するかも知れませんが、とりあえずは新しい鍼で治療に専念するつもりです。

ちなみに、日本製の鍼も購入したことがあります。以下の画像をご覧ください。自分の体で最初試してみたけど、漢医メーカーの鍼には敵わない。日本製は優れていると思いましたが、鍼の製造ではダメでした。

日本製の鍼を患者さんには使ってないので、在庫がまだまだあります。まあ、刺すのは自分の体だし、頑張って使い切ります(笑)

代表的な日本製の鍼

漢方医は自分の体で生薬を飲んで品質をチェックするし、鍼灸医は自分の体に鍼を刺しまくって信頼できるメーカーを選びます。その後、患者さんに鍼を刺す。

西洋医学の病院はどうでしょう?新しい医療機器、抗がん剤を導入したとき、先に先生たちが試しているでしょうか?

中医学と西洋医学は、治療を始める前から区別が出ています。

(おわり)

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