笑い話:半夏を食べてから、話せなくて大変だった。

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こんにちは、李哲です。
今日は施術例ではなくて雑談、私が生薬にやられた笑い話。

2022年6月4日(土)
ネットで買ってきた半夏を試食。
小さな1切りだけ。

噛んで飲み込んだら大変な事になりました。喉奥とベロ奥が火傷したみたいにキリキリ痛くて、声が出ないほど辛い!

半夏は利水・去痰作用が半端ないので、ベロと喉奥の水分がなくなり、痛くなったのです。

お店には漢方茶を作るために、乾姜を常備してるので、慌てて2粒を口に入れて頑張って噛みました。唾液が出たら飲み込む。しばらく経って、喉奥とベロ奥が痛いのは収まり、スムーズに話せるようになりました。生姜だったら噛むと汁が出るのでもっと早く効きますが、生姜がないので乾姜で代用。

いや…つらかったですね。もう二度と試したくない(笑)

半夏は昔から有毒物質だと言われました。今の中国の漢方医たちは半夏を怖がって、生姜と一緒に加熱処理してから使います。生半夏を使う先生は珍しい。

しかし、半夏の毒性というのは死ぬことではなくて、話せないだけです。1日経ってれば、声が徐々に戻ります。戻るまでの間が辛いだけ。

何もしないで待つのが辛いなら、ほかに解毒剤があります。半夏の天敵は生姜。生姜を食べればすぐ喉の水が戻り、ふたたび話せる。1日待つ必要もありません。

医食同源の代表者、生姜は解毒作用もある

生薬は自然の物ですので、必ず撃破する天敵があります。たとえば半夏、トリカブト、硫黄…中毒症状が起きたとき、みんな解毒する生薬があります。たまに、歴史ドラマで毒を飲んで死ぬシーンを見るけど、漢方に詳しい人が見たら笑うしかない。治す生薬があるのに?!

漢方薬の勉強しながら、自ら生薬を試すのは良くある事です。一つは味を試して、品質をチェックするため。二つ目は、どんな効果が出るかを確認するため。三つ目は、自分の体調不良を治しながら、生薬を理解するため。

ほかの漢方医をみると、毎日飲む人がいました。なんのために毎日飲んでいるのか?詳細は以下をご覧ください。

漢方薬以外に鍼はもっと頻繁に自分に刺しています。響き・効果などを確認するためでもあるし、治療の時もあります。尺沢:鍼1回でくしゃみ、鼻水を治せるツボが一つの症例、参考になると幸いです。

病院の先生たちは自分で薬を試してるでしょうか?抗がん剤と抗てんかん薬を飲んでどんな感じ?もしくは、自分でお腹にメスを入れるのか?気になりますね。

(おわり)

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