こんにちは。李哲です。
サラサラ鼻水の原因は風邪、鼻炎、アレルギー性、花粉症…かも知れません。
病名が何であろうと関係なしで、鍼はサラサラの鼻水に有効です。
今日は特別に速く治った鍼灸症例を紹介します。
2019ー1ー30
一人の男性、定期的に通っている方です。
なぜか今日、サラサラの鼻水を垂らしながら入ってきました。
私「珍しいですね、風邪ですか?」
患者さん「うん…よくわからないけど、鼻水が垂れ下がってくるね。」
私「了解しました。寒いので風に当たったかも知れません。いつものツボ以外に2つくらい追加します。」
いつもの背中のツボを刺す時、首後ろの風池・肺兪と手の三間を追加しました。
うつ伏せでツボを刺したら、すぐ鼻水が減る感じで、15分後仰向けになったときは、サラサラの鼻水はほとんど消えました。
1時間の施術して帰るときは、鼻水が垂れるのは完全に治って、患者さんはちょっと不思議な顔をしてました。「さっきまでの鼻水は?!…」
おそらく、今までこんなに早く治った事はないからでしょう。
ちなみに、以前私が風邪を引いたときも、三間穴と液門穴で治しました。
三間穴で風邪の鼻水を治すのは、アメリカの鍼灸医:楊維傑先生の本から習いました。中国の中医学大学で勉強したときは、こんな知識を教わってないですね…
最近ずっと考えて、その理屈が分かりました。
大腸経は鼻のすぐ隣を通ります。
ツボとして有名なのは、鼻隣5分の迎香穴。当院に通っている方は、いつもの持病以外、たまに風邪の症状を訴えるときが多いです。その時は、ついでに鍼1~2本刺して、風邪の症状を改善しています。
鍼灸医、漢方医に診てもらうといい所は、なんでもつらい症状をご相談できる。病院みたいに専科に分けてないですね。
勉強すればするほど、ツボの奥深さに感服します。
この三間穴は、マッサージでなかなか到達できない場所なので、風邪を引いたら鍼灸医に刺してもらうか、もしくは漢方薬を使ったほうが良いです。
風邪を治す漢方薬シリーズは、以前紹介したことがあるので、どうぞ参考にしてください。
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