鼻の奥が乾燥して痛いのを一瞬で治した例

こんにちは、李哲です。
簡単な鍼治療例を紹介します。

2023年9月の事。
一人60代の女性患者さん。持病治療の時、風邪のなごりなのか、不思議な症状がありました。鼻の奥が乾燥して痛いそうです。

鼻の奥が乾燥して痛いと訴える60代女性患者
「鼻の奥がずっと乾燥して痛い…」と来院された60代女性。右手で鼻の奥を気にする様子。

目が乾燥する(ドライアイ)、口の中が乾燥する(ドライマウス)のは治療した事があるけど、鼻の奥が乾燥するのは初めて見ました。

ドライマウスとドライアイは皆治しやすいものです。1回だけでも効果が分かる。以下はドライアイを治した例、参考になると幸いです。

🔗ドライアイは鍼1回で改善され、目の潤いが戻った例

鼻が乾燥するのがなんの病名か、私は分かりません。中医学ではいちいち病名を決めないからです。病名は知らないけど、治療できるツボは知っています。

反対側の二間穴を刺して少し回したら、「キャーーー!」の悲鳴。その後、彼女が言うのは「鼻はもう大丈夫です!」

一瞬で治りました。

鼻の奥の乾燥痛を即効で取る「二間穴」(左手の人差し指)
この「二間穴」に鍼を1回刺した瞬間、鼻の奥の乾燥痛が消えた!喉の乾燥・咳にも最強のツボ

鍼治療の最大の特徴、即効性
何でも即効性があるわけではないですが、痛み・かゆみ・しびれなどの症状では鍼の即効性がよく現れます。以下の一つの症例、参考になると幸いです。

🔗眉毛の骨が痛い女性、鍼を刺した瞬間に痛みが消えた例

なぜ二間穴で治るのか?

鼻の隣を通る経絡は大腸経です。二間穴は大腸経の栄穴。属性は火。つまり、大腸経の火に関する症状を治せる。乾燥して痛いのは火が強いからです。二間穴で瀉法を行えば、ちょうど火を消せます。

のどが痒い・咳が8ヶ月も続くのを鍼3回で治した例でも二間穴が応用されているので、良かったらご覧ください。

簡単だけど印象的な内容だったので記事にしました。
鍼治療に興味を持つ人が増えると幸いです。

(おわり)

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