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乾燥肌のかゆみとブツブツの症状
こんにちは、李哲です。
今日は簡単な鍼治療例を紹介します。患者さんは私。
2017年2月2日、太ももの内側に乾燥によるかゆみとブツブツが出現。特に夜、寝ている間に掻いてしまい、跡が残る状態でした。このような乾燥肌のかゆみは、多くの方が経験する悩みです。
鍼治療1回目の経過:血海への施術
初回は血海(けっかい)1箇所に鍼を刺し、15分置鍼。途中で鍼を回して刺激を最大限に加えました。施術後、かゆみが大幅に減少し、「痒い!!!」という感覚がなくなりました。軽い筋肉痛はありましたが、効果を実感。
以下は当時の施術画像。

鍼治療2回目:三陰交を追加
翌日、血海に加えて三陰交(さんいんこう)に鍼を追加。2回の施術でかゆみは完全になくなり、ブツブツも周囲の皮膚とほぼ同じ状態に。保湿クリームを2回塗り、後は自然治癒を待ちました。
関連記事:三陰交、血海についてはこちらの記事で解説
治療後の肌の状態(2月7日)
2月7日の写真では、ブツブツがほぼ消え、かゆみもゼロに。乾燥肌によるトラブルが解消し、快適な状態に回復しました。以下は関連画像です。


乾燥肌のかゆみに鍼治療が効果的な理由
鍼治療は血流を改善し、肌の乾燥やかゆみを軽減します。血海や三陰交は、特に皮膚トラブルに効果的なツボです。
自分で血海を強く揉むだけでも、かゆみ軽減に役立ちます。
他の皮膚トラブルにも有効:日光湿疹の治療例
2019年9月20日追記:
日光湿疹の患者さんも、4回の鍼治療で症状が収まり、太陽光を浴びても湿疹が出なくなりました。主力のツボは血海と三陰交でした。詳細は以下のリンクを参照してください。
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乾燥肌やかゆみに悩む方へのアドバイス
乾燥肌のかゆみやブツブツは、鍼治療や適切な保湿で改善可能です。血海を揉むセルフケアもおすすめ。肌トラブルでお悩みの方は、ぜひ鍼灸を試してみてください。

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