漢方薬治療で幻聴が聞こえなくなった女性

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こんにちは、李哲です。
中国河北省の有能な女医(中医師)、張静先生1の治療例を翻訳しました。誰かが耳元で歌っている、会話しているひどい幻聴を治した例、同じ病気に悩んでいる方へ、参考になると幸いです。

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ひどい幻聴を治せなかったのが、心のしこりになった

数年前、一人のおばさん患者がいました。
ひどい幻聴。いつも誰かが耳元で歌っている。おばさんはどんな歌かはっきり分かって、たまにはその人と一緒に歌うそうです。しかし、ずっと続く歌声でおばさんは精神崩壊になりそうでした。

当院に来てからしばらく治療したけど、治らなかったです。これが心のしこりになって、ずっとモヤモヤ。どこの勉強会に行っても、質問しまくりました。しかし、ほとんどの人はこんな患者さんを診たことがなかったです。

ある日、深センに行って倪伯时先生(ニハイシャ先生の弟)のもとで研修したとき、倪伯时先生は脾胃から着手することをアドバイスしてくれました。

私は帰ったあと、患者さんに連絡してもう一度治療したいと話しました。でも、信頼関係がなくなったので、患者さんは来ていません。

その後、断続的に様々な幻聴の患者さんを治療しました。みんな軽いほうなので、すぐ完治。治療する中で、幻聴の治療方向がわかる様になって、便利のために粉薬も作って置きました。

耳元で子供の泣き声・たくさんの人たちの会話が聞こえる幻聴の患者さん

去年、ある女性の母親の肺がんを治療するとき、母親は話しました。「一人の子供がずっと耳元で泣いています。また、たくさんの人が話しています。男も女もいて、みんな死んだ人。誰が話しているのか、はっきり分かります」

私は女性に聞きました。
「どういうこと?」

女性「これは気にしなくていいです。もうかなり年数が経っています。母は16~17歳から幻聴がありました。大事ではないので、肺がんだけ治して下さい」

私はこれが非常に大事だと思いました。
耳元で誰かがずっと話すって、怖くないですか?任意の正常な人でも気が狂うと思います。

私は患者さんから病気になる前後の話を聞きました。
患者さんが言うのは、「若い時聞こえたのはみんな生きている人。たとえば隣人さん、実の親。隣にいないのに話し声が聞こえます。死人ではなくて、ちゃんと生きている怒ったり喜んだりする人の声です。しかし、最近聞こえるのはみんな死んだ親族。その意味は、そろそろお迎えに来る話でしょう。」

患者さんは怖がってないけど、非常にうるさく感じる。何十年も耳元で話しているから、もう怖くもない。ただし、死んだ親族が話すのは、良くないと思っているそうです。

絶対に治らないと思った幻聴は、30日の漢方薬で治った

患者さんの娘が言いました。
「治ると思ったことがないです、本当に1%の希望も抱いてないです。母親は今年で71歳になりますよ」

私は患者さんに説明しました。
「これは粉薬です。肺がんの処方箋と衝突しません。飲んでみて下さい」

1日1包、10日分を処方しました。肺がんの治療も10日に1回再診察に来るから。

次に来たとき、71歳の患者さんは「幻聴の薬もください」と私が忘れないように話してました。

30包飲んでから、患者さんは幻聴の薬を飲まなくなりました。

患者さんの娘は非常に驚いてました。
「幻聴が本当に治るんですね!」

幻聴が再発したけど、同じ漢方薬でまた治った

3ヶ月後、再診察に来たとき、患者さんはまた子供の泣き声が聞こえるそうです。

私「幻聴がまた再発しました?」
患者「そうです」

幻聴は漢方薬で治るもの

幻聴は漢方薬で治るもの

私はもう一度粉薬を渡しました。
患者さんも経験豊富になり、少しでも幻聴が発作すると、すぐ自分で薬を飲んで、発作しないときは常備薬として保存。

まあ、これも良しとしましょう。

ひどい幻聴の患者さん、現在は著しく改善されました。やっと助けることができて、私も心の中から嬉しいです。

李哲の解釈と感想

幻聴の処方は謎

張静先生がどんな処方箋(粉薬)を作ったのか、公表してないので謎です。患者さんの症状を詳しく書いてくれれば、ある程度の予測はできますが、簡潔すぎて…以前、死んだ人も見える患者を治したときの処方箋が参考になるかも知れません。

耳元で誰かがずっと歌ったり話したりするのは、ホラー映画を思い出します。西洋医学では絶対に精神疾患だと診断して、廃人にさせる鎮静剤をたくさん処方するでしょう。しかし、中医学では辛い症状を手がかりにして、いろんな不可解な病状を治せます。

私もまだ幻聴の患者さんを治療したことがないので、これ以上の解釈ができません。今後症例があったら、その時にまた説明します。

肺がんの漢方薬治療は効果バツグン

肺がん、日本では男性死亡率のナンバーワンです。その意味は、肺がんで西洋医学の治療を受けた場合、死ぬ確率が非常に高いこと。臨床経験から見ると、抗がん剤を受けてから、1年以内死んだ人は少なくありません。みんな苦しみながら死んでいく!

肺がんは、罹患数の増加とともに、死亡率も年々、上昇しています。1998年には胃がんを抜いて肺がんが死亡率の第1位となりました。その後も死亡率は高まり、2018年には約7万4300人が肺がんで亡くなっています。男女別の死亡者数は、男性で約5万2400人(死亡率第1位)、女性で約2万1900人(死亡率第2位)となっています。

引用先:おしえて 肺がんのこと

西洋医学の治療だと死ぬ確率が非常に高いから、ほかの治療方法を探すのが賢明です。たとえば中医学治療、絶対に抗がん剤を受けるより効果的で、患者さんの生活の質も保ちます。

本ブログでは肺がんの症例(翻訳文)を数々あげました。以下は中から選んだ2つの症例。肺がんは中医学治療を受けるべきか、病院に行って抗がん剤・放射線を浴びるべきか、皆さん自分で選んでください。

(おわり)

  1. 張静先生は中国・河北省石家庄市の中医師です。『傷寒雑病論』の処方箋で様々な病気を治す若者実力派。本ブログでは彼女の症例を数多く翻訳しました。張静先生の診療所住所・電話番号などは以下の記事をご覧ください。オススメの漢方医・鍼灸医(海外)

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