「病院でがんと言われたけど、鍼で治りますか?」
この質問を、月に何度もいただきます。
結論から正直にお伝えします。
鍼灸だけでがんを完治させるのは、現実的には極めて難しいです。
特に以下のいずれかに当てはまる方は、残念ながら鍼だけでがんを小さくしたり消したりすることはほぼ不可能です。
- 生検を受けた
- 手術を受けた
- 抗がん剤治療を受けた
- 放射線治療を受けた
理由はシンプルで、手術で組織や経絡が切られたり、抗がん剤・放射線の強い毒が体に残ったりすると、鍼が本来の力を発揮しにくい状態になるからです。
それでも私が「鍼をやってください」とおすすめする理由
がんが治らなくても、つらい症状は本当に楽になります。
実際に私が担当した患者さんで、こんな変化がたくさんありました。
- 抗がん剤の吐き気がひどくて水も飲めなかった人が、3回目の鍼で普通にご飯が食べられるようになった
- 全身の痛みで夜も眠れなかった人が、ぐっすり眠れるようになった
- 食欲が全くなくて体重がどんどん減っていた人が、食事がおいしいと言えるようになった
- 便秘や尿が出にくい症状がスッキリ改善した
これらはすべて、過去に公開した実際の症例です。
西洋医学で言うと「QOL(生活の質)」の向上です
がんそのものが消えなくても、
「今日も生きていて良かった」と思える日が増える。
これが鍼灸にできる最大の貢献だと、私は20年以上臨床をやってきて確信しています。
がんを本気で治したい方へ、私の本音のアドバイス
もし「なんとかがんを克服したい」という強い気持ちがあるなら、
鍼灸を補助的に使い、漢方薬を主体にした治療をおすすめします。
私自身が台湾で学んだ本格的な漢方薬治療では、病院の治療を中断または最小限にして改善した症例を数多く見てきました(当ブログでも多数公開中)。
もちろん「100%治る」とは言い切れません。
でも少なくとも、つらい治療で体をボロボロにしながら過ごすよりも、
食事をおいしく食べられて、家族と笑顔で過ごせる時間が多い生き方ができるケースが圧倒的に多いと感じています。
まずは一度、鍼灸を試してみてください
「どれくらい楽になるか」は、やってみないと本当に分かりません。
私の経験では、10回(1クール)を目安にすると変化がはっきり分かります。
- 10回やって「楽になった!」と感じたら、ぜひ続けてください
- 残念ながら変化が少ない場合は、私の力不足です。他の治療院を探されることをおすすめします
期待を大きく持たせて最後に失望させるのが一番つらいと思い、最初から正直に書かせていただきました。
それでも、
「少しでも楽に、笑顔で過ごしたい」
という気持ちがあるなら、ぜひ一度ご相談ください。
一緒にできることを、精一杯やらせていただきます。
李 哲
(2025年12月 完全改訂版)

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