バセドウ病が完治した漢方治療例:心拍数が70~80に戻り、体重が3~4kgも増えた

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こんにちは、李哲です。

ニハイシャ先生1の弟子、陳先生の症例、甲狀腺機能亢進を翻訳しました。4ヶ月の漢方治療でバセドー病が完治し、心拍数が正常になり、体重が3~4kgも増えた女性の例です。病院の薬を死ぬまで飲みたくない方、ぜひ参考にしてください。

バセドウ病+右顔半分がまひしている患者

患者さんは、林◯◯。
女性、39歳、屏東県の人。
初診は1998年9月9日。
続いて診察したのは
9/16,22,24。
10/7,14,21,28。
11/4,11,18,25。
12/2,14,23,30。
1999年1月6日。

彼女の症状は、右顔半分の感覚がマヒしている。西洋医学の診断は、「甲状腺機能亢進症(バセドウ病)」。現在、西洋薬でコントロールしているそうです。

ほかの症状は、

  • 食欲は良い
  • 汗がたくさん出る
  • 手が震える
  • 大便は毎日3~4回、下痢
  • 小便の色は薄い黄色
  • 動悸がする
  • 職業は学校の先生で、プレッシャーが強くてよく胃が痛くなったり、睡眠障害で夢が多い

舌は紅い、舌苔は少し白くて厚い。
左脈:浮弦渋数。
右脈:浮弦数。

処方箋(粉状の既成品を利用):
炙甘草湯しゃかんぞうとう8。葛根1。ウコン1.5。茯神1.5。酸棗仁1.5。当帰1。

李哲の説明:
処方箋には炙甘草湯しゃかんぞうとうが一番多いです。つまり、主力は炙甘草湯。
炙甘草湯しゃかんぞうとうは動悸・息切れを治すことで有名な漢方薬です。関連の症例はたくさん翻訳しました。以下はその一つ、参考になると幸いです。

ドキドキしすぎて死にそう女性、炙甘草湯をアレンジして治した例

心拍数が下がり、体重が増えて、患者さんは自分で完治したと思っている

2回目診察の処方箋:
炙甘草湯7。五味子1。ウコン1.5。茯神1.5。加工したトリカブト1。当帰1。黄芩0.5。黄連0.5。

その後は、炙甘草湯に黄連、黄芩を入れてアレンジしたもの。

1999年1月6日、左肩の重だるい痛みで来た時、彼女が言うのは「心拍数は70~80回/分になり、体重は3~4kg増えました。自分はもう完治だと思います!」

李哲の説明:
漢方薬で甲状腺機能亢進症(バセドウ病)が治った症例は、他にもあります。以下の記事、どうぞご覧ください。バセドウ病治療だけではなくて、すべての病気治療中に氷水と夜更かしはダメです。回復が遅れる、もしくは再発してしまうので要注意。

甲状腺の腫れは、2ヶ月半で半分以下まで縮まった。氷水と夜ふかしで病気が悪化するので要注意!

「薬飲まないで太るのはありえない!」と言う病院の先生

彼女が最初に来た時、西洋薬を止めて漢方薬だけにしました。ある日、西洋医学の所に戻って検査。いつもの主治医がいなくて、他の医師が診察したのです。

西洋医学の先生「体重はどのくらい増えたのですか?」
患者さん 「1kgだけです」

西洋医学の先生「本当に1kgだけですか?」
患者さん「私、病院の薬を飲んでないです」

西洋医学の先生「薬を飲んでなかったら、更に痩せるはず。太るのは有りえない!
患者さん「私は漢方薬を飲んでいます!」

李哲の説明:
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)は、基礎代謝が上がる病気。新陳代謝が早くて、筋肉の消耗も早いので、太る患者さんはほぼいません。だから、病院の薬を止めて太るなんてあり得ないと言うわけです。3~4kgも太るのは、さらに信じられない話でしょう。

以前治療した男性は、バセドウ病ではないですが、数ヶ月の治療で体重が6kgも増えました。ツボ療法こそ、このような効果があるのです。詳細は以下をご覧ください。

腹痛・下痢が続くクローン病は5ヶ月で治り、ご飯も美味しくなって疲れにくくなった【足つぼ整体の症例】

(おわり)

  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

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