こんにちは。李哲です。
今日はアメリカでの中医師:鄭智城先生*1の文章。
漢方薬を飲んでから、20年の下痢が治っただけではなくて、自信満々になった患者さんのエピソード。
中国語本文のリンク先は、
(2012-07-18 05:24発表)
20年の下痢が改善し、自信満々になった男性
一人30代の中国人男性。
中学生の時から下痢の持病があり、毎年秋冬からは咳と痰が出る。普段は原因不明の全身が震える症状もあるそうです。
こちらには何回か治療しに来ました。最近変えた処方箋で、彼が言うのは「著しい変化がありました。漢方を飲むと胃腸が楽です。簡単に下痢になりません。また、自信満々になったような感じがします。」
私「本当?自信満々にさせる効能もありますか?」
彼「そうです。以前は毎回外出した時は、先にトイレを探しました。トイレを見つけたら一安心する感じ。集中力はすべてトイレ探しに使っているので、自信なんかないですよ!」
これはスパイみたいですね。
新しい場所に行くと、必ず先に出入り口を探す。随時逃げられるように。
この男性も同じ。
新しい場所に行くと、必ず先にトイレを探す。随時行けるように。
つまり、彼の胃腸は常に調子が悪くて、便を出したい時に出せない。自信感なんかも有りえなかったでしょう。
男性に出した処方箋は半夏、陳皮、茯苓、白朮、淫羊霍、クコの実、補骨脂、莵絲子、山萸肉でした。
李哲の解釈と感想
長年の下痢、西洋医学の診断名はいろいろあります。
私が今まで診たのは、難病指定されているクローン病、潰瘍性大腸炎、リーキーガット症候群。
上記の3つの指定難病、
治ることを知ってください。
(自慢話ではないですが、少なくとも私は治した事があります)
「治せない難病だ!」と言うのは、西洋医学だから治せないだけです。なぜ中医学の先生に、尋ねないですか?
以下は過去記事の症例、参考になると幸いです。
▼クローン病の治療例
下痢から形がある便になり、すごい痩せ型から6kgも体重が増えた例です。
▼潰瘍性大腸炎の治療例
血便が治り、足が暖かくなり、朝たちまで増えた男性の例です。
▼リーキーガット症候群の鍼治療例
代表的な症状:ニキビ、下痢、腹痛、腹部膨満感を治した例です。
▼難病指定されてはいないけど、長年の下痢で悩んでいる患者。
鄭先生の処方箋を見ると半夏、陳皮、茯苓、白朮などが入っています。これは脾臓と胃を強化する生薬。
補骨脂、莵絲子は腎臓を強化する生薬。
胃の動く力は腎臓がバックで提供しています。
つまり、腎臓が弱いと胃の働きも弱くなる。
鄭先生がこの処方箋を出したのは、脾胃と腎臓の強化が狙いだと思います。
鍼灸治療では脾胃を強化するのが、得意分野だと言ってもいいでしょう。
胃痛は1~2回で緩和、若しくは完全に痛みが消える。
長年の持病でも、続けて治療すれば良い効果が出ます。
たまたま外出先でお腹を壊しのに、トイレが見つからない。もしくは、すぐトイレに行けない。こういう時は、以下の記事のツボを覚えておくと役に立ちます。
少なくとも、便が漏れることはありません。
◆肺がんの激しい痛みは治り、一日20回以上の下痢も今は2回の正常な大便になった
◆花粉症の目のかゆみ、鼻水が垂れるのはだいぶ良くなり、黒い下痢便は治って、手足の冷え性は改善し、朝たちもあるようになった。
◆副鼻腔炎の頬が痛い、鼻詰まりは1回で治り、下痢も普通の便になっちゃった
◆便が硬くて血が出るのは、鍼1回で柔らかくなり、血も出なくなった
*1:鄭智城先生の紹介は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外) をご覧ください。
コメント