【※本記事は2019-06-12更新しました】
寒さに当たって、透明な鼻水が止まらない患者
こんにちは。李哲です。
今日は私の鍼治療記録です。
一人の女性。定期的に通っている方。
今日の記録は、そのうちの一つの出来事です。
2017年12月9日。
彼女の主訴は鼻水。
風邪を引いたわけでもないのに、透明な鼻水が止まらない。
彼女は花粉症持ち(春に発作するタイプ)だったけど、こちらの鍼治療で花粉症は治りました。
今回のはおそらく最近の寒さに当たって、また鼻道に痰と水が溜まったと思います。
治療はうつ伏せで風池、肺兪など。
仰向けでは、迎香穴.上星.通天.合谷穴など。終わる頃には、特に変化が分からない。
鼻水は1日で治ったけど、予想外の好転反応があった
12月16日に来た時、彼女が言うのは、「前回の鍼して1時間後に止まったと思った鼻水がダーーと出てきて、鼻をかむのが大変だったよ。
でも、その後、夜から引き始め翌日にはすっかり治り。もう鼻水は出てない。前回の鼻水がダーーと出たのは好転反応ですかね?」
私は答えました。
「好転反応だと思います。」
まだほんの少し残っている感じなので、今日も同じうつ伏せと仰向け両方のツボを刺しました。
好転反応の具体的な説明は、以下の記事をご覧ください。
2017年12月23日。
3回目に来た時、彼女が言うのは鼻水は完全に止まった。実は1回目でほぼ止まったけど、2回目の治療は念のための施術。
花粉症治療の時もそうだったけど、今回も2回で症状がなくなり、治りが前より速くなっています。
まとめ
鼻水.くしゃみ.花粉症などは、もともと治療が簡単です。
毎年西洋薬を飲む必要もないし、手術で骨を削る必要もない。
手術したあとは、鍼治療の効果がすごい落ちるので、なるべく手術しないでください。
西洋医学で花粉症は鼻の問題だと言うけど、中医学の理論では肺に痰と水が溜まっているから、くしゃみ.鼻水が止まらないと言います。
だから、治療には肺兪.風池など『風邪』(ふうじゃ)を発散して、肺を強化するツボを選ぶ。
効果はだいたい1~2回で分かります。
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