白虎加人参湯で父の煩熱・皮膚の皮が剥ける・ほてりが改善し、糖尿病の根本治療へ進んだ親族たちの鍼灸記録(12/13)

家族の鍼治療シリーズ(全13話)のまとめページです。

腰痛・膝痛・坐骨神経痛・胃酸逆流・糖尿病・皮膚症状・尿閉など、 家族の多様な症状が鍼灸・漢方・整体でどう変化したのかを時系列で記録しています。

治療の効果、生活習慣の影響、手術後の難しさ、そして「縁」が支える治療の本質まで、 すべてを一つに整理した総まとめページです。

👉 シリーズ全体はこちら https://li-hari.net/sinzoku-hari-tiryou-13wa-matome

こんにちは、李哲です。

家族の鍼治療シリーズ第12話です。
今回は、父に白虎加人参湯を処方した翌日に起きた劇的な変化
皮膚の赤み・ほてり・喉の渇きの改善
便秘の見落としによる反応
糖尿病の根本治療の考え方
そして 歩行距離が伸びた実感を記録しています。

漢方薬・鍼灸・生活習慣を組み合わせた治療のリアルをまとめました。

前回の治療内容は以下をご覧ください。

✅️ この記事で分かること

1.白虎加人参湯を飲んだ翌日に、父の煩熱・皮膚の赤み・ほてり・喉の渇きが劇的に改善したこと
2.手のひらの赤み・乾燥・皮むけが明確に減り、睡眠の質まで向上した臨床的変化
3.便秘の聞き漏れが下痢につながり、診察は1対1で行う重要性が浮き彫りになったこと
4.冷たい水を求める症状が減り、胃熱が鎮まったことで血糖値の安定が期待できる状態になったこと
5.糖尿病の根本治療は「煩熱・喉の渇き・食欲過多」を治すことが本質であるという中医学的視点
6.歩行距離が伸び、父自身が“以前より歩ける”と実感したこと
7.帰国後も漢方薬を継続することで、さらに改善が見込める段階に入ったこと

目次

父|白虎加人参湯で煩熱・皮膚・ほてりが改善

処方した煎じ薬の構成

施術日は2017/10/30。

親とおばあちゃんたち、もうすぐ帰国します。今日は最後の鍼をしたかったけど、皆さんが要らないと言うので止めました。

お父さんにだけ漢方薬を飲ませました。
煎じ薬に入っているのは、

  • 石膏200g
  • 知母30g
  • 黄連10g
  • 黄芩25g
  • 甘草15g
  • 党参20g
  • 粳米(こうべい)10gなど

漢方薬に詳しい方は分かると思いますが、これは白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)がもとです。

🔎あわせて読みたい:1歳児の高熱、「白虎加人参湯」5mlで下がった例

石膏200gを使う理由

ところで、石膏200gを使う人はいないと思います。 使うのはおそらくニハイシャ先生の講義を聞いた人くらいでしょう。

中国ですら石膏は冷やすからと言って、50g以上は使われていないのです。

私がお父さんに200gも処方したのは、お父さんの体内の熱がひどすぎるからです。

青い模様の丸皿に棒状の石膏が並び、隣に枯れ枝とピンク色の花が添えられている写真。
高熱や強い煩熱の改善に使われる石膏のイメージ。漢方薬の素材として幅広く利用される生薬。

皮膚の赤み・乾燥が改善

生薬は大きなステンレス鋼で煮詰めて、昼と夕方に1回ずつ飲ませました。

翌日、おばさんの家に帰国するまで2回飲み。

私は隣のお母さんにも話しました。
「明らかに手のひらの赤みが減っている。皮膚に潤いができて皮がはげるのが減っているよ。」

お母さんも「そうだね~」と言ってました。

🔎あわせて読みたい:手のひらが爛れて痒いのは漢方薬・鍼で著しく改善した例

便秘の見落としで下痢が起きた

お父さんは漢方薬を飲んでから、午前中に2回も下痢になったそうです。
大黄も入ってないのに、なんで下痢になっただろうと思って、いつもの便通を聞いたら、お父さんは数日に1回の便秘そうです。

便通を聞いてないなんて…
本当に私のミスでした。
でも、これもちょっと聞きづらいかも知れません。

おばさんとかみんながいる前で、便通が何日に1回か、さすがに色々聞けなかった。

診察は1対1で行うべき理由は、症状の聞き漏れが治療効果に直結するからです。

🔎あわせて読みたい:微熱とだるさ、便秘が1回の鍼治療で劇的改善した症例

ほてりが減り、寝つきが改善

お父さんに煩熱の状況を聞いたら、昨夜は手足がほてなくて、寝つけやすかった。以前、インスリン注射をした時は、夜手足のほてりで寝れなかった。冷たい水に足を浸けてから寝られたそうです。

ニハイシャ先生の漢方薬治療例でも、熱くて寝付けられない患者がいました。治す漢方薬は同じ「白虎加人参湯」。以下の記事、どうぞ参考にしてください。

冷たい水を求める症状が減少

もう一つの変化は、体内が熱くて寒い日でも、氷水を飲みたがるのが減りました。

と言うか、漢方薬を飲んでから1日は飲んでませんでした。

煩熱・喉の渇き・食欲過多が治れば血糖値は安定

私はお父さんに説明しましたが、「煩熱と喉がすごく渇く、お腹がすごく空くのがなくなれば、血糖値も安定します。続けて漢方薬を煎じて飲んで下さい。」

糖尿病の原因に関して、ニハイシャ先生はハッキリ説明していました。以下の記事、参考になると幸いです。

西洋薬グリクラジドは使わない判断

親族たちの帰国前日、一人の遠い親戚が自分のお母さんは、インスリン注射を止めてこの薬を飲んで良くなったと言ってました。

お父さんは興味津々で紹介してくださいとお願いし、後日に薬の名前を送ってもらったけど調べて見たら日本語でグリクラジド(Gliclazide)

紹介してくれたオジサンにはお礼を言ったけど、この西洋薬は飲ませません。

糖尿病は、血糖値さえ下がれば治るものではない。
西洋医学の治療方法は間違っています。

糖尿病の真実に関して、アメリカの漢方医の解説記事が参考になると幸いです。

歩行距離が伸びた実感

重い荷物を持っておばさんの家に移動する時、お父さんは歩きながら話してました。「まだ痛いのはあるけど、以前より全然歩ける。日本に来る前は100mも歩けなかった。」

私はお父さんに説明しました。
「鍼は身体にプラスになるだけです。たとえ病気を治せなくても、悪化させる事はない」

お父さんは何も言わず、頷くだけでした。

鍼が効いたとは直接言ってないけど、効果がある事を認めれば、それでいいと思います。

帰国後の漢方薬継続に期待

中国に帰った後、しばらく漢方薬を続ける事を願います。
結果が出た時には、また報告します。

中国に帰ったあと、漢方薬を飲んだ記録がありました。次の記事、どうぞご覧ください。

手掌の赤みと皮膚の改善の画像

以下は10月30日に撮った画像。

以前より手掌の赤みが引いて、皮がはげるのもだいぶ良くなりました。

手のひらがすごく赤いのは、肝機能低下が多いです。ほっとくと肝硬変もしくは肝臓がんに進行します。

両手のひらを開いて撮影した写真。皮膚の乾燥や剥離が減り、赤みがやや残っている状態。
手のひらの乾燥や皮むけが改善した状態を示す記録写真。赤みはやや残るが、皮膚の潤いが戻ってきている。

前回の手のひらが剥けている画像との比較です↓

腰痛を改善したほかの症例

🔗妊活・腰痛・冷え性が同時に改善した例

🔗腰痛、坐骨が痛い、咳と血痰が出るのが鍼と漢方薬で治った例

🔗仰向けで腰が痛いのは鍼灸4回で改善した例

🔗腎兪・大腸兪が効かず委中で改善した腰痛症例

🔗慢性腰痛・便秘・睡眠障害が改善した症例

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