こんばんは、李哲です。
孫培栄先生1の鍼灸症例を翻訳しました。喉が痛痒い、咳が止まらない症状を3回で治した例です。同じ症状で悩んでいる方へ、参考になると幸いです。
のどが痛痒い・咳が8ヶ月も続くのを鍼3回で治した例
患者さんは張君、44歳。
山東省广饶県の出身。
住所は台北市愛国東路。
症状は、咽が乾いてつばを飲み込みたくなる。常に喉に何がある感じで、飲み込んでも吐いても、出てこないです。痛痒くて時々むせて、咳が止まらない。
以上の症状は、すでに8ヶ月も経っていました。
治療に来たのは、1966年9月3日。
刺したツボは列缺、照海、二間、足三里。
3回で治癒しました。
李哲の解釈
この治療例は、以前翻訳した16年間の喉のつかえ・違和感は3回の鍼で治った!と似ています。
孫培栄先生の経験話では、喉が乾いてむせて咳が止まらない。つばを飲み込みたくなるのは、肺.胃.三焦の陽気(熱)が上がってきたのが原因。だから、二間を使うでしょう。
足三里は、上がった陽気を下に降ろすため。足三里の詳しい効能は、足三里はすごい!疲労回復・滋養強壮・美容効果があり、足が速くなるツボ【お灸、マッサージもオススメ】をご覧ください。
列缺.照海は八会穴で、治療範囲はとても幅広い。主に喉の病気に使います。喉頭癌であろうと、喉づまり・扁桃腺炎であろうと関係なしで治せます。私も臨床でしょっちゅう使って、いろんな面白い症状を治しました。整理したら記事として公開します。
咳、喉の不調に関して、ひどい喉癌の術後の咳を治療した漢方薬症例もあるので、よかったらご覧ください。
(おわり)
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