【※本記事は2019-06-16更新しました】
こんにちは。李哲です。
今日は孫培栄先生の鍼灸症例を翻訳しました。
症例1:喉になにか引っかかった感じ、3回で完治した
陳君、山東省出身。
住所は台北県中和郷中興路。
彼の奥さん、42歳。
喉になにか引っかかった感じで、吐いても出てこない。飲み込んでも中に入らない。飲食が難しくなってから、数日経っていました。
1964年1月7日、治療に来ました。
液門、魚際に鍼をして、少商と関衝に刺絡療法、3回で完治しました。
症例2:飲み込むのも大変な喉の痛み、4回で完治
孫君、41歳。
湖南省出身、住所は台北市基隆路3段。
喉の痛みが半年以上続いて、飲食の飲み込みも困難になり、乾いた咳が止まらない。咳をすると更に喉の痛みがひどくなるそうです。
1967年9月19日に、治療に来ました。
上と同じツボを刺して、4回で完治しました。
李哲の感想
喉の痛みと腫れは、西洋医学で言う炎症が多いです。
西洋医学は抗生物質を使うけど、中医学は刺絡療法と鍼。(もちろん漢方薬もあるけど、ここでは鍼灸のみ話します)
喉の痛み、扁桃腺の腫れ・痛みには刺絡療法が効果バツグンです。治療を受けたことがない人は、その素晴らしさがわからないですね。以下は一つの鍼治療例、参考になると幸いです。
ニハイシャ先生から教わったのは、列缺と照海のセットもとても良い。
私は魚際と液門をよく選びます。
何故かと言うと、両方とも手にあるので、足まで探しに行くのが面倒。
一つの症状を治す時、鍼は本当に多様多彩です。
このツボでも治せるし、ほかのツボでも治せる。
どちらを使うかは、その場での判断と先生の好みですね。
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