車酔いのツボ「内関」は、動悸・息切れ・心臓の痛みにも効果的

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こんにちは、李哲です。

車酔い、船酔い、気持ち悪い、喘息発作、心臓痛、動悸、息切れのツボ:「内関」を紹介します。

内関の位置

内関穴の簡易な探し方を教えます。

手首の折れ線から、自分の指3本の上。
手を握った時に、腕の真ん中あたりに筋が2本立ちます。両筋の間にあるのが内関。以下の画像で赤い点の所が内関穴です。

内関の探し方は、以下のサイトを参考にしても良いです。

胃の不快感を感じたら押したいツボ 内関(ないかん)

内関は車酔いを治す以外に、ほかの効能もある

内関穴は様々な効能を持っているツボですが、1番良く使われるのが気持ち悪い。

車酔い、船酔い、乗り物酔い。
病名を問わず、とにかく気持ち悪くなったら、内関穴を強く押せば楽になります。

食中毒の時も気持ち悪い。
そうです。
食中毒の時も内関穴を押せば楽になる。

以下は一つの症例、内関穴以外に公孫穴を使って治しました。

内関は胃腸の調子を戻すだけではなくて、喘息発作.心臓病にも効果的。息が吸えない.呼吸困難.心臓痛.動悸、息切れは、内関を強く揉めば楽になります。

古代の鍼灸医学書では、どんな作用があると書いたのか?
一部引用したので参考になると幸いです。

心澹澹而善惊恐,心悲,内关主之。

鍼灸甲乙经しんきゅうこうおつきょう

凡心实者,则心中暴痛,虚则心烦,惕然不能动,失智,内关主之。

备急千金要方びきゅうせんきんようほう

“主手中风热,失志,心痛,目赤,支满肘挛。实则心暴痛泻之,虚则头强补之。

鍼灸大成1

全体的に見ると心臓の痛み、呼吸困難、心身の落ち着きがない、などの症状に使います。私も臨床でしょっちゅう使うけど、すごいパワーです。ほぼ刺した瞬間に呼吸困難が治ります。以下は一つの症例、参考にしてください。

細い棒で強く押しても効果がある

強く押すと言うのは、押して指先がしびれるくらいまで、強く押さないとダメです。(正中神経が通っているので、強く押すとしびれるはず)

他の人に押してもらうか、若しくは自分で木の棒.ボールペンみたいなもので強く押す。鍼なみの効果はないですが、指で押すよりは効果があるので、ぜひ押し続けてみてください。

親族に車酔いの人が多すぎて、最近治療しながら思い出して、皆さんに紹介しようと思いました。日常生活で役に立つと嬉しいです。

  1. 『鍼灸大成』は明朝の楊継州の著作。本書は、明代末期に完成した鍼灸書の集大成で、後にも先にも、これを上回る本はないといわれている空前絶後の作品です。明代末(1601年)に刊行されて以来、清代に28回、民国時代に14回、現代中国や台湾になってから何回も刊行されており、六〜八年に一度は新版が出されるという大ベストセラー本です。

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