【※本記事は2020-03-08更新しました】
こんにちは。李哲です。
孫培栄先生の鍼灸症例を翻訳しました。
3年の耳鳴りが数回で治った
秦さん、50歲。
山東日照県出身。
住台北市博愛路二零三巷。
耳鳴りに困ったのは3年前から。
耳鳴りはたまに強くなって我慢出来ない。たまに気にならないほど弱いそうです。
1966年12月20日に治療に来ました。
刺したツボは行間。陽補。地五会。風池穴。足三里穴。聴宮。
数回刺して治癒しました。
李哲の感想
耳鳴りにはよく聴宮、聴会、耳門、合谷穴を使います。
私の臨床経験上、一般的に1~2回鍼を受ければ、耳鳴りは減るはず。ただし、完全に治るまでは、回数がかかる場合があります。
行間、陽補など使う理由は、おそらく実証だと判断したからだと思います。
あとで確認できたのは、孫培栄先生の判断基準がありました。鍼灸医にも勉強になる情報ですね。
- 耳を塞いて、耳鳴りが強くなるのは実証。
- 耳を塞いて、耳鳴りが減るのは虚証。
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