こんにちは、鍼灸師の李哲です。
今回は、2日間の鍼治療でまぶたの痙攣を解消した症例をご紹介します。
まぶたのピクピクは軽い症状と思われがちですが、続くとうっとうしいものですよね。この記事では、実際の治療経過と使用したツボ、鍼治療の効果について詳しくお伝えします。
まぶたの痙攣の始まりと初期治療
約2週間前、突然右の下まぶたがピクピクと痙攣し始めました。大きな病気ではないものの、持続するピクピク感は不快でした。そこで、まず左腕の外関というツボに鍼を施し、瀉法を行った後、15分ほど置鍼しました。この治療で症状はかなり軽減し、良い手応えを感じました。
しかし、翌日になると、今度は右の上まぶたが痙攣し始めました。今回は左足の陽陵泉に鍼を刺し、瀉法を施して20分置鍼。すると、一時的に症状が落ち着きました。
再発と治療法の見直し
翌朝、再度まぶたの外側と下部に軽い痙攣が現れました。左手の外関に再び鍼を刺しましたが、昼食時にまた痙攣がぶり返してしまいました。「このままではダメだ」と考え、経絡の流れを改めて見直し、治療法を変更しました。
新たに選んだのは左の後渓と申脈のツボです。これらのツボに強く響かせるように鍼を施し、20分置鍼。すると、夕方には痙攣が大幅に減少し、翌日にはほぼ完全に止まりました。その後も軽いピクピク感が残ることがありましたが、後渓を中心に鍼を施し、十分な睡眠を取ることで症状は安定。最終的に再発も防げました。
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鍼治療の効果と学び
今回の経験で、「治せないのは鍼が効かないからではなく、自分の知識やアプローチの不足」だと痛感しました。適切なツボ選びと経絡の理解が、治療の成功に大きく影響します。特に後渓は、首や肩のコリ、寝違えの痛みにも効果的で、臨床で頻繁に使うツボです。例えば、寝違えの首の痛みを1回の治療で改善できることもあります(詳細はこちらの記事を参照)。
まぶたの痙攣の原因と鍼治療の可能性
今回のまぶたの痙攣の原因として考えられるのは、疲労状態で冷たい風に当たったことです。ネット上では様々な対処法が紹介されていますが、鍼治療は安全かつ効果的な選択肢の一つです。鍼に抵抗がない方は、ぜひ試してみてください。専門の鍼灸師に相談することで、症状の根本的な改善が期待できます。

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