右半身麻痺、左足の震えは1週間で治った。ALS、左半身の冷えが治って力が入るようになり、筋肉の痙攣も著しく改善。10年のリウマチ関節痛は2週間で完治。

右半身だけ麻痺する男性、ALSで左半身が冷え切った患者、10年のリウマチで動けなかった女性―― これらは西洋医学では全く別の病気です。

しかし中医学では、すべて「陰陽の乱れ」から起きる同じタイプの不調として説明できます。

本記事では、漢方薬と鍼で改善した3つの症例をもとに、左右の不調と陰陽の関係をわかりやすく解説します。

※中医学の第一人者、アメリカの著名な中医師、倪海厦(ニハイシャ)先生1の治療例、身體的陰與陽(2008-4-4発表)を李哲が完全翻訳しました。

目次

右半身麻痺と左足の震える男性、手術後さらに悪化

3月に3人の面白い治療例がありました。私の説明を加えて、陰と陽に関して話したいと思います。

一人目は若い白人男性、主訴は以下の通りです。

  • 右半身が麻痺して、痛みを感じない。
  • 左足の震えが収まらない。
  • 左足が弱くて上げられない。

西洋医学の診断は、「頚椎ヘルニア」。手術をしたけど、改善されたところか逆に悪化。しかし、漢方薬を1週間飲んで、全部治りました。

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ALSと診断された男性:左足が非常に冷えて、右足は非常に熱い

二人目は46歳男性。去年の5月から筋肉萎縮が始まり、筋肉がよく痙攣し始めました。ほかには、左足が非常に冷えるのに右足は非常に熱く、寝るときは右半身を布団の外に出さないと寝られない。

彼は去年の10月、病院で「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」だと診断されました。

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胃痛と全身のリウマチの女性

三人目は胃痛30年の患者さんの奥さん。主な症状は、以下のとおり。

  • 手足の関節痛。
  • 右半身が風.寒気に弱いけど左半身は大丈夫。

西洋医学の診断名は「全身のリウマチ」。

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この三人は西洋医学の診断ではみんな違います。しかし、よく見ればみんな片方の不調です。2人の男性は先に左半身、女性は右半身がダメになっています。

なんで男性と女性は違うのか?
西洋医学は陰陽の理論がないから、解釈もできないし治療もできない。中医学はちょうど解釈できます。以下、私が簡単に説明します。

左足だけ震える、右半身麻痺が1週間で治った治療経過

中医学の治療内容

一人目の白人男性。
私の治療は風邪を追い出して、脾臓と腎臓を強化し、陰陽のバランスを整いました。

中医学の理論で「震えるのは風邪」
だから風邪(ふうじゃ)を取り除く生薬を使えば良いです。

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漢方薬と鍼1週間で完治

私は漢方薬以外に鍼灸もしました。
1週間後彼は完治して、とても喜んでました。

彼の病気は致命的なものではないけど、みんなの前で左足だけ震え、右半身が感覚がないのは変な目で見られるでしょう。今は私たちの治療で治り、彼は正常な生活ができて喜んでました。

インフルエンザワクチンが原因だった

彼の様々な症状は、インフルエンザワクチンの副作用です。私は何回も話してますが、インフルエンザワクチンは打たないで!風邪を引いたら漢方薬を飲んで下さい。漢方薬は1~2日で治ります。

もし、あなたが住んでいる近くに漢方医がいなかったら、以下、私が書いた風邪の処方箋記事を読めばわかります。

ALS男性患者が改善した経過

ALSだと診断された46歳の男性

二人目の46歳の男性。
西洋医学の診断で筋萎縮性側索硬化症(ALS)だと言われました。

筋萎縮性側索硬化症(ALS)は西洋医学で治療方法がありません。アメリカで筋萎縮性側索硬化症(ALS)の診断をされたら、障害者手帳をもらって一生救済金が出ます。

コーラ依存で体質が「熱→寒」に変化

初診時、彼が言うのは、「会社が無料でコーラを提供したから、仕事の時、2時間毎にコーラを飲んでいて、最後は中毒(依存症)になりました。以前は熱がりだったけど、今は寒がり。以前は冷たい水が飲みたがったです。」

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ほかの自覚症状

ほかの症状は以下のとおり。

  • 熱いものを飲みたがる。
  • 汗はよく出る。
  • 100m歩いただけでゼーゼーして大汗をかく。
  • 左半身は右半身より明らかに冷たい。
  • 左半身の筋肉はよく震える。

中医学の診断

彼が言うのは、「最初背中が痛かったです。」私が背中を検査したら、彼の痛いところはT5とT6の間でした。この部分は心臓と督脈の間にある。つまり、彼の病気はSLEと白血病の間にあります。

私が診断したのは、心臓と腎臓と表の陽気が足りない。

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漢方薬+鍼治療の結果

彼が受けたのは漢方薬と鍼治療。

2回目の診察の時、彼が言うのは「低体温だった左半身は温度が上がり、左半身は力が増えた感じ。治療してる間、左半身の筋肉の痙攣は大腿部からふくらはぎに下がり、今は足指の痙攣しかないです。」

中医学を勉強した人は分かりますが、病気が中から外へ、体の中心から四肢に行くのは病気が良くなっていることです。私たちの治療の方向は正しい事を証明します。

2週間の治療で、彼の両足は温度が同じようになり、左半身の力が戻って来ました。残っているのは背骨の圧痛だけ。もうすぐに治りそうで、彼はとても喜んでました。「回復がこんなに速いとは思ってもなかった。中医学は本当に不思議!」と彼はずっと言ってました。

ALSは最初から中医学が治療すれば治せる

彼が言うのは、自分のお母さんもALSで亡くなったそうです。彼のお母さんを見たことがないので分かりませんが、もしかしたら遺伝性疾患かも知れません。でも、最初から中医学に診てもらうと、治る確率はたくさんあります。

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コーラは最悪な飲み物!

私は彼の病気を治しただけではなくて、コーラ中毒(依存症)も治しました。そして彼に教えました。「コーラはあなたの敵に飲ませるものです。自分が飲むものじゃない!」

大笑いする彼を見て、私も嬉しかったです。
また一つの家庭を救って。

彼は北京大学から来た優等生で、パソコンソフト開発をする専門家です。前途がある青年。しかし、コーラで病気になっている。コーラは本当に最悪な飲みもの!

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10年続いたリウマチ関節痛が2週間で改善した女性の治療経過

とても寒がりで風邪を嫌がる体質

三人目の手足の関節が痛い女性は、とても寒がりで風を嫌う。彼女が診察に来た時、他の人は長袖.半袖なのに、彼女はズボン2つに分厚いセーターを着てました。

また、彼女は冷たい椅子に座れない。冷たい水が飲めない、飲むとすぐ全身の関節痛が起きる。寒い所にいると汗が出る。

手が氷みたいに冷たい理由

彼女の手を握って見たら、私はびっくりしました。
氷みたいに冷たい!

彼女の痛みは、体内の冷えがあるからです。病気を治すためには、手足の冷えを治さないといけない。

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生薬を増量で痛みが消失

漢方薬を飲んで何日後、再診察に来た時、彼女が言うのは「漢方薬を飲んで何時間後には痛みが消えるけど、薬効が消えるとまた痛くなります。」

これは処方箋は合っているけど、処方量が足りないからです。そして、量を増やしました。3回目の診察の時、関節痛は全部消えてました。前後合わせて2週間くらい。10年の関節痛がすぐ治ったのは、漢方薬のおかげです。

右半身だけ寒がり、風邪を嫌がる不思議な症状

彼女は私に教えました。
「本当に不思議です。私は右半身だけ寒がりで風を嫌う、左半身はなんともない。最初に気づいたのも右半身からです」

彼女がもし西洋医学の先生にこんな話をしたら、きっと「精神科に行きなさい!」と言われるでしょう。西洋医学は陰陽の概念がないから。

彼女のご主人は冗談を言ってました。
「私がデカイ鐘を作って彼女を被らせれば、風を嫌わないでしょう。」

古い木の柱に吊られた青い鐘。風を遮るイメージとして使われる写真。
風を嫌う体質を例えて「鐘を被れば風を避けられる」という冗談に使われたイメージ。

3症例に共通する「陰陽の乱れ」と左右の不調の関係

3人とも「陽」の部分に障害が出ていた

中医学の理論で、左半身は血で右半身は気です。

男性は左半身が陽で右半身は陰。
女性は逆で、左半身は陰で右半身は陽。

風を嫌う女性とALS患者さんは、気の所が障害されて問題が起きる。若い白人患者さんは、気の所以外に血の所も障害されています。

皆さんは気づいたでしょう?
三人とも陽の所に問題が起きています。

陰陽の理論は診断と治療の追跡に役立つ

我々はなぜ陰陽を分けているのか?
陰陽を分けると、病気診断と治療の追跡が可能になります。

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上に書いた3人は、みんな体内の陰陽のバランスが崩れているからです。漢方薬で陰と陽のバランスを整えば、左右が同じようになります。

3人の治療例から分かりますが、違う原因でも体の一側に障害が起きる事がある。しかし、病気の最初は陽の所にあって治しやすいです。だから、治療は早めにしないといけない。

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陰陽の理論は正しい

3人の治療で分かりますが、中医学の陰と陽の理論は、とても筋が通る話。

黄帝内経こうていだいけい2に書いたのは「不知陰陽者,不可為医」
台湾のたくさんの中医学の先生は、陰と陽を知っているはずです。

  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

    ↩︎
  2. 黄帝内経の詳しい解説は、黄帝内経:古代の叡智が教えてくれる、体の「宇宙リズム」をご覧下さい。 ↩︎
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