こんにちは、李哲です。
倪海夏(ニハイシャ)先生1の弟子:李宗恩博士2が書いた記事、西醫超音波檢查膽結石的侷限 – 當張仲景遇上史丹佛を翻訳しました。病院で良く使う医療機器、腹部エコー(超音波検査)には限界があって、検出できない時もあることを知ってください。
先日、一人の患者さんは胆石に関して、私と「喧嘩」しました。
私が下した診察は胆石。しかし、患者さんは超音波検査を受けたばかりで、「結石は絶対ない。中医学の検査方法は非科学的!西洋医学の超音波でないというから、ないのに決まっている!」と言ってました。
本当に?
超音波で確実に胆石の有無が判断できますか?
中医学診断と西洋医学の診断がマッチしない問題は、臨床で何回も経験しました。たくさんの患者さんは、西洋医学の検査で胆石がないと言われました。しかし、中医学の検査方法では胆石である。そして、中医学の治療方法で、患者さんはみんな良くなっています。
以下は一つの漢方薬治療例。
参考になると幸いです。
中医学と西洋医学、胆石の診断での区別は後にしましょう。討論すればするほど、中医学を信ない人は中医学がデタラメだと思うから。
先に西洋医学の超音波技術は、どんなものかを見てみましょう。
超音波は西洋医学が胆石を診断するときの検査方法です。たくさんの患者さん、お医者さんすら超音波技術は万能であると思い込んでいますが、これは間違い!
超音波技術仕様をよく見れば分かりますが、超音波は2㎜以上の結石しか見つかりません。しかも、成功率は約95%。つまり、あなたの胆石が2㎜以下だと、超音波では検出できません。
西洋医学の統計データによると、超音波では15~20%の胆石しか検出できないと書いてあります。言い換えると、西洋医学の先生が「あなたは胆石がない」と告げた時、その意味は「95%の確率ですが、あなたは2mm以上の胆石がない」
残念なのは、西洋医学の先生はテクノロジーの限界を分かっていません。患者さんも西洋医学を妄信しています。
もし、もっと精密なCT スキャンを使うとどうなるか?
西洋医学の統計データによると、CTスキャンで診断できる確率は最大80%。しかも、高額なCTスキャンで胆石を検査するのは稀なこと。また、MRIは胆石の診断ができません。
だから、次回に私が胆石だと診断したのに、西洋医学の検出では「結石がない」。この時は反論しないで、診断した西洋医学の先生に聞いてみてください。
「超音波検査の限界を知っていますか?」
あなたの西洋医学先生が詳しく説明した後に、もう一度討論しましょう。
(おわり)
倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。
↩︎李宗恩博士はアメリカ・カリフォルニアの著名な中医師。数々の難病・がん治療で高い臨床効果を出して、中医学の普及のために記事を書か続けて、研修医たちも育てている素晴らしい先生です。李宗恩博士の診療所情報は、以下の記事で説明しているので、どうぞご参考にして下さい。オススメの漢方医・鍼灸医(海外)
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